青春
投稿者名:竹
投稿日時:(04/ 6/13)
大阪。
今時、東京の高校が修学旅行に京都・奈良・大阪と言うのもアレなのだが、決まってるもんは仕方無い。費用は積み立てでとうに払ってしまっているのだし、行かなければ損だ。例え、それが親の金であっても。
……一部、払っていない生徒もいるが、まさか省にする訳にもいくまい。そこら辺は、余剰費用で何とかする。その程度の人情は、飽くまで役人たる都立校教師も持ち合わせている。他の生徒や、その保護者達も同様に。
と言う訳で、全員参加での修学旅行と相成ったのでありました。
修学旅行、三日目。
一日目で京都を周り、二日目で奈良。三日目の今日は、班行動での大阪巡りだ。
彼等の班も、朝日の中を意気揚々と大阪の街へ繰り出していったのだった。
「少し、腹減りましたのー」
「未だ、お昼には早いですよ?」
「つっても、正午までは後一時間てトコだがな」
「青春よねー」
南方の方便を操る、入れ墨の巨漢。
甘いマスクにさらさらの金髪で、明らかに外人のくせにネイティブも真っ青な日本語を話す青年。
ぱっと見普通でありながら、どこか普通でない雰囲気を醸し出しているバンダナの少年。
この中に在ると、学校机を背中に背負ったセーラー服の少女も、不自然に見えないから不思議だ。
……いや、不自然だから。
【青春】
「もうちょい行くと、俺の地元やから。そこ行きゃ美味い店知っとうから、そこまで待ちいな。ま、その店が未だ在るかは知らんけど、俺の知っとる店が全部潰れとる言う事はないやろ」
「……横島さん、大阪の人だったんですのー。矢っ張り、わっしも標準語に直した方が良いんですかのー」
「青春よねー」
「何がですか……」
ま、そんな訳で。
この三日目の班行動の班を決めるくじ引きで、我等が除霊委員の面々は見事に全員固まってしまったのでした。
で、今日は三日目。
大阪出身の横島の案内で、適当に回ってみている四人であった。
「おー、懐かしいのー、この公園。ガキの時分には、ようここで遊んだっけなー」
住宅街の一角に作られたどこにでもあるような公園を、感慨深げに見渡す横島。
本当にどこにでもあるような公園だが、幼少時代の狭い行動範囲では、家の近所のこの公園はほぼ毎日のように遊び回った場所だ。ましてや小学校の途中で東京に引っ越した横島としては、多少の感慨はあって然るべきであろう。
「おお、このブランコ、未だあんのか。よう銀ちゃんと漕ぎ比べしたもんだよな」
「……良いんですかね、修学旅行でこんなトコ来ても」
「悪いって事はないとおもいますけんど……」
「青春よねー」
そう、いつもの台詞を吐いた愛子の眼には、横島がどこかいつもとは違う表情で映っていた。
「……ん?」
ふと、横島の視線が止まった。
「どうしたんですか、横島君」
「いや、あれは……」
ピートの問い掛けにそう返した横島の視線の先には、公園の隅で一人佇む少女(横島達と同じくらいだろうか?)の姿が在った。
「女の子ですのー」
「何、横島君、修学旅行で軟派?まあ、それも青春だけど、同じ班に私と言うものが居ながらそれはちょっと……」
次いで話し掛けてきたタイガーと愛子だが、横島はそれには応えず、呆然としたような表情で少女を凝視していた。
「……」
「……横島さん?」
「どうしたの、横島君」
固まってしまったかのように黙する横島を、不審に思った仲間達がつつく。
「……あれは……」
「え?」
「……」
あれは……、もしかして……?
いや、そんな訳ない。
そんな事、ある訳ない。そんな、都合の良過ぎる……。
いや、でも――
「……夏子?」
横島は、誘われるかのようにおぼつかない足取りでふらりと少女に近付くと、そう声を掛けた。
「……え」
「……」
突然の問い掛けに少女はビクリと身体を震わすと、不思議そうな表情で横島を振り向いた。
「……」
「えっと……?」
「夏子……なんやな?」
「は、はい。そうですけど……」
少女の返事を聞いた横島の表情が、歓喜と不安の入り混じった複雑な様相を見せる。
「矢っ張り、夏子か!俺や、小学校ん頃同級やった横島や!」
「え……」
それを聞いた途端、少女の表情が固まった。
驚きを浮かべたその表情は、次の瞬間には満面に慶びを称えていた。
「ええ〜〜〜〜っ!?横島……っ、ほんまに横島か!?」
「ホントだよ、ほら吹いてどないすんねん」
「せやな。――って、ほんまに横島なんか……」
「ああ……」
少女――夏子は目尻に指をやった。
横島の表情も、似たように見える。
「て――、何でこないなトコに居るん?」
「何でて……、ああ、修学旅行やねん。あっちにいんのが、同じ学校の連中や」
そう言って、後ろを指差す横島。
その先に見える除霊委員のメンバーを見て、夏子は……
「……どんな学校通ってんねん」
至極まともな感想を零した。
「何や……、やっぱ東京は恐いトコなんかのー」
「いや……、偶々この班に普通じゃない奴等が固まってるだけで……」
「え?」
「いや、俺、今、向こうでゴーストスイーパーやってんねや。あいつ等は、何て言うか、その同業者やねん。……おんなし班になったんは、全くの偶然やけどな」
「へぇ〜、ゴーストスイーパーねぇ。横島が」
「はは……。……何だよ、それは」
「いやいや!何や、立派になったんやないけ」
「やー、スイーパーっつっても、未だ師匠んトコで修行しとる最中なんやけどな。未だ未だ半人前や」
「はー、それでも凄いで。スケベなくらいしか取り柄の無かった、あの横島が」
「言うなや……。スケベなんは、今も変わっとらんがな」
「ははは……」
久方ぶりにあったと言うのに、余り余所余所しさも感じさせずに会話する二人。それだけ、相性が良いと言う事なのだろうか。
「……あのさ、夏子」
「ん?何や、改まって」
急に言葉を切った横島に、夏子はそう応えた。
先程まで巫山戯ていた横島の顔が、どこかしら真面目な雰囲気に変わっている。
横島は、夏子の初恋の相手だった。……実は、今も多分、現在進行形で好きだ。今、話してみて、もう一度自覚した。
変わっていない彼が、嬉しかった。
「気付いて……、ないのか?」
「だから、何が」
もしかして、彼も同じ気持ちなのだろうか。
そんな訳ない……と思いつつも、夏子の胸は期待で高鳴った。
「夏子……」
「何?」
しかし、次に横島から発せられた言葉は、彼女の淡い期待通りの言葉ではなかった。
「お前……、もう死んでるよ……」
「……え?」
瞬間、時が止まった。
横島の表情は一層静かなものとなり、夏子はどう応えて良いのか分からないと言った顔だ。
「――な……」
夏子が、恐る恐る口を開く。
「何言うとんねん、横島!冗談きついでー、笑えへんわ、それは」
そう言って、夏子は横島の肩をバンバンと叩く。
しかし、それは……
スカッ
「え……――」
擦り抜けた。
夏子の手は、横島の肩に触れる事無く、虚しく掻かれた。
「な……、何やねん、これ……?」
横島の肩を擦り抜けた自分の右手を凝視して、夏子が上擦った声を上げる。
「矢っ張り……気付いてなかったんやな……」
横島は、狼狽える夏子を真っ直ぐに見つめた。
「……落ち着いて、聞いてくれよ?」
恐る恐ると言った風情で、横島は語り始めた。
「これは、冗談でもなんでもないんや……。夏子、お前はもう死んどる」
「な……、何やの、それ……?」
「多分、それはお前にとっても急な事やったんやろ。せやさかいにお前は、自分が死んだ事に気ぃついてへんのや」
一言一言、区切るように横島は言う。これ以上無い程に気を動転させているであろう、初恋の相手を気遣って。
そう、彼女を救う為に。
暴走させないように――。
「お、おかしいやん、そんなの……」
夏子は、引きつった顔で反論する。
「死んだて……、せやかて、内はここにおるやないか」
「……今のお前は、所謂“幽霊”言う奴なんよ。それも、この公園に縛られとる……、“地縛霊”やな……」
「幽霊……?んな……、アホな事が……」
「だから、夏子……」
「んな……、アホな……」
「……夏子?」
夏子の様子が、明らかにおかしくなった。
両腕で自らの肩を抱き、地面を見つめて震えている。
「嘘や……、そんな……。内が死んだやなんて……」
「夏子……」
「折角、横島に会えたのに……。死んどるなんて……、嘘や……」
「なつ……」
しまった、これは……。
「嘘や……!」
ゴオッ!
夏子の霊体が、崩れていく。
恐怖と未練とが渦を巻き、鎧と化してその解れを埋めていく。
夏子の霊力が、急激に高まる。
即ち、悪霊と化すのだ。
「夏子!」
「……」
堕ちる……!
ドン!
「……?」
しかしそれは、完成される事なく唐突に終わりを告げた。
霊圧で巻き上げられた砂煙の向こうに見えたのは、夏子の肩に両手を置き、肩で息をする横島の姿。
「はあっはあっはあっ……!」
幽霊は、剥き出しの霊体であるが故に霊波の影響をダイレクトに受ける。
悪霊へと変じ掛けた夏子に、横島は自らの霊力を注ぎ込む事によって無理矢理その変化を止めたのだ。
「……」
夏子は、呆然とした表情で立ち尽くしている。
ガバッ
全身を霊波で覆って幽体に触れられるようにすると、横島は夏子を強く抱きしめた。
「夏子……」
「……横……島……」
「頼む、落ち着いてくれ、夏子……!今んでようけ霊力消費してもうたさかい、次に悪霊化し始めたら、止められる自身は無い……」
夏子を掻き抱き、横島は諭す。
「……んな……」
「夏子……?」
「内は……、ほんまに死んだんか……?」
ぽつり、と小声で夏子が言った。
「……ああ……」
苦渋を極力顔に出さないようにして、横島は応える。
「お前は、死んだんだ……。どないしてか知らんけど、今のお前は幽霊――魂のみの存在なんや」
「幽霊……」
「せや……、この世におったらあかん存在なんや……」
「そんな……」
ギュッ……!
横島の纏う霊波を掴む、夏子の握力が強くなった。
頭を横島の胸に押し付け、嗚咽を漏らす。
「何でや……」
「え?」
「何で、よりにもよって横島なんや……!」
「……すまん」
その言葉の意味は横島には分からなかったけれど、取り敢えず謝っておく。
「こんなん、無い……!無いで……っ」
「夏子……」
抱き締めた夏子の頭を撫でると、横島はその身体を引き剥がした。
「……兎に角、このままじゃあかん。俺が引導渡したるさかい、はよ成仏しい。な?」
幼子をあやすように、横島は夏子に言う。
「……うん……」
べそを拭いながらも、夏子はそれをしっかりとした声で承諾した。
「じゃ……行くで?」
「うん……」
横島が構えるのは、『浄』の字を刻んだ文珠。横島が今すぐ用意出来る、唯一の除霊道具。
「さよならや……、夏子」
「うん……。最後の最後で横島に会えて……、しかも引導喰らわせられるなんて……」
「すまんな……」
「ちゃうねん、嬉しいねん。内、ガキん頃からずっと横島の事好きやったから……。けど……」
「……」
「けど……、こんなんないで……。喜んだらええんのか、悲しんだらええんのか……、もう、自分でも分からへんわ。……はは、神様も皮肉な事すんなあ」
「神様……ね……」
相槌を打つ横島の脳裏には、やけに人間臭い竜神族のお歴々やゲーム猿にベスの姿が浮かんでいたとかいないとか。
「……も、止めよ。別れが辛うなるだけや」
「せやな……、じゃあ、頼むで、横島」
「ああ……」
そう言って、横島が文珠を光らせようとした瞬間……
ゴッ!
横島の視界から、夏子の姿が消えた。
「……!」
横島は、一瞬何が起こったのか理解出来なかった。
夏子の姿が目の前から消え、代わりに現れたのは醜悪な容姿を誇らしげに誇示する鬼――。
鬼?
何でそんなのが、夏子と入れ替わってるんだ?
何で……。
「くはははは!」
鬼が、高笑いをした。
「美味い!はは、思った通りに美味いぜ!やっぱ、魂は躍り喰いに限るな!」
「……何?」
目の前で騒ぐ鬼の言葉に、横島は呆気にとられたの表情のままで訊いた。
「感謝するぜ、小僧!俺様は、吸魂鬼だからな。俺様の主食は、人間の魂よ!美味そうな魂を持ってる奴を見付けたから、殺して魂を肉体から剥がしたまでは良かったが、その後がいけねえ。その小娘、よりにもよってこの地に縛られやがった!」
「……」
「地縛霊は又たそっから剥がさねえといけねえんだが、これが上手くいかねえ。どうしたもんかと思ってたところに、あんたが来てくれた訳よ。くはははは!お陰で久々に美味い飯にありつけたぜ!」
「……」
「あの後ろのは、お前の仲間か?一人は妖怪、もう一人は……どっちだか分からねえな。けど、あんたとあのでかいのは美味そうだ。この小娘よりも食いでがありそうだぜ。くははははははは!」
鬼の高笑いが、遠離っていくような気がした。
横島は、自分の顔から表情が消えていくのを感じた――。
空の真上へと上がった太陽に、滑り台の鉄骨が光った。
横島は、ベンチに座って未だ項垂れている。
「横島さん……」
除霊委員の三人は、掛ける言葉も見付からないまま、その周りに屯していた。
「俺は――」
不意に、横島が口を開いた。
「俺は、あいつを二度死なす為に助けたのか……?」
「え……」
突然に掛けられた問いに、三人は顔を見合わせる。
重苦しい沈黙が、辺りを支配した。
それを払うかのように、ピートが横島に話し掛ける。
「横島さん……」
「……」
「出会いがあれば、別れもあります。永遠の別れも、そして不本意な別れも……」
ガッ!
「!」
その言葉を遮るように、横島は立ち上がってピートの胸倉を掴んだ。
「……っ!」
歯軋りの音が、ピートの耳に届いた。
「……」
暫くして、横島は手を離す。
「悪い……、ちょっと、一人にしてくんねえか……」
そう言うと、横島は住宅街に消えていった……。
「ピートさん……」
横島の去った公園で、タイガーがピートに言った。
「ピートさんと違って、わっしや横島さんは未だ二十年も生きてないんですじゃ」
「あ、ああ……」
「親しかった人が死んで、しかもあんな末路で。幾ら横島さんが人の生死を商売にするゴーストスイーパーでも、辛いもんは辛いんですじゃ……」
「……そう、だね……。少し、配慮が足らなかったかな……」
「……」
取り敢えず、横島が帰ってこない事にはホテルまで帰れない。
三人は、ここで待つしかなかった。
「青春よねー……」
愛子のいつもの台詞が、やけに重く深い響きを持って、ピートとタイガーの耳に届いた。
プルルルルルルル……
新幹線の発車のベルが鳴る。
修学旅行も、ついに最終日。後は、列車で東京に帰るだけだ。
「なあ……、ピート」
ごった返すプラットホームで、横島はいつに無くアンニュイな表情でピートに訊いた。
「吸魂鬼に喰われた魂は、どうなるのかな……?ちゃんと、転生出来るのかな……」
「……」
ピートは、複雑そうな顔をする。
「さて……、どうなんでしょうね……。神ならぬこの身には、想像も付きませんよ……」
「……そっか」
そう言うと、横島は二番口から新幹線へと入っていった。
それは、確かに“修学”旅行。
少年時代の、終わり――。
今までの
コメント:
- 後書き。
今回の課題は、「除霊委員もので、横島に『俺は、あの子を二度死なす為に助けたのか・・・?」と言わす」!
ふむぅ・・・、自分、こう言うのって書くの初めてな気がします。まあ、だからこそ“課題”たりえる訳ですが・・・。故に、今回は得票について全く自身がありません。スーさんやフルさんみたいなセンスがあれば良いんでしょうけどね・・・。
難産な割りに、あんまり出来は良くないかも。ま、色々と大目に見て下さいませ。
・・・鬼が幽白なのは、気にしないで下さい。 (竹)
- 読後感最悪。気分悪い。
賛成か反対かって事なら、ちょっと賛成は出来ないな。 (めせた)
- いやはや、救いないですねぇ。当然生死をかけた除霊に悲劇は
付きものなのでしょうが、きつい話です。 (R/Y)
- 多少あと味悪いですが
こうゆうのも有りかと・・・
私は嫌いじゃないです (YOKO)
- 申し遅れましたが、作品自体に否定する要素無く
純粋に嗜好の問題なので、中立とさせて頂きます。 (R/Y)
- めせた氏に激しく同意
夏子が死んだことについてはありかもしれないが
その後の展開に救いがなさすぎる (虻汁)
- あかん、これはあかんいくらなんでもあかんがな酷すぎるすよ、(T.T)
しかしこれもまた一つのお話なんですよもね、(T.T) (暇人)
- 作品自体は「このようなお話もある」とういうことですが・・・
展開ショーの基準に従って、、自分の考える展開と違うということで、反対です。
竹さん、くれぐれも、これで投稿やめたなんて言わないでくださいね。 (L)
- お話自体は面白いのですが、中途半端に読後感が悪いです。
この流れですと、ピートあたりが鬼に対して戦闘を仕掛けるような気がしますが・・・
なんというか、吸魂鬼に出会って親しかった娘を殺されて、食べられておしまいというメンツじゃないように思います。
原作通りのパワーバランスで戦闘して勝てる相手かどうか解りませんが除霊委員も愛子以外はかなりの修羅場をくぐっているのですから驚いている間に逃げられましたということもないでしょうし、彼らの内二人は免許持ちなんですから、かなり問題です。
とにかく、中途半端に読後感が悪かったです。
(黒川)
- >めせたさん
初めまして、ありがとうございます。
読後感最悪、ですか。そこまで思わせる程出来の良い作品とは思っていなかったので、嬉しいです。しっかりと読んで頂いて、ありがとうございます。
>R/Yさん
ありがとうございます。
・・・っても、まあ、除霊の話ではなかったのですけど・・・。これが仕事中だったら、対象が夏子でなかったら、横島も鬼の存在に気付いたでしょうか。・・・て言うか、気付けよ除霊委員。
>YOKOさん
初めまして、ありがとうございます。
まあ、偶にはこう言うのも良いですよね。色々書いてみるのも、必要です。その中から見えてくるものもありますし。 (竹)
- <蛇汁さん
初めまして、ありがとうございます。
課題台詞から考えて、救いを持たせるのは僕の力量では無理でした。もっと精進すべきでしょうか。それとも、それが課題をこなせたと言う事なのかも知れません。
<暇人さん
初めまして、ありがとうございます。
そう、これもまた、一つのお話なのです。生きてる夏子も、何れ書きたいですね。
<Lさん
初めまして、ありがとうございます。
まあ、これも修行と言う事で、ある程度の反対票は予想してました。ので、以外と落ち込んではいません(もっと落ち込むかと、自分でも思ってたんですが)。これで投稿止めるくらいなら、『GS信長』の時に止めてますよ・・・(汗)。 (竹)
- >黒川さん
ありがとうございます。
・・・ただ、ご指摘の点についてですが。作中でも分かる通り、鬼は横島達も喰おうとしました。んで、横島に返り討ちに遭いました(“表情が消えていくのを感じた”←切れた、と言う事です)。
で、切れた横島が鬼をどうしたのか?瞬殺したのか、嬲り殺しにしたのか、それとも二度と人間は喰わないと約束させて助けてやったのか。それは、ご想像にお任せします。と言う事のつもりでした。
が、分かり辛かったみたいですね。僕自身、この作品の表現や描写にはかなり自信がなかったので、ご指摘も当然かも知れません。 (竹)
- 救いのない話ですが、きっちりまとまってると思います。戦闘シーンは竹様の判断通り、入れる必要はなかったと思います。入れるとかえって中途半端になるのではないでしょうか。
と言うわけで賛成です。 (ナマケモノ)
- うう、私こういうのに弱いんですよ〜
横島のセリフがこうぐっときますね。 (ワルキューレ)
- 救われないからノーとは言いませんよ。鬼が出てくるのが脈絡も前ふりもなくて唐突だったけど。例えば夏子に何か大きなものに殴られたような…と言わせるとか、夏子が幽霊なのに影があって、一瞬不自然に見えたとか、そーゆうのがあれば… (MAGIふぁ)
- うぅ・・今、たまたまオルゴールのCDをかけていたので、バックミュージックの相乗効果で切なさ倍増です(泣)夏子が可哀想ですね・・救済求む!!!(爆
>>俺は、あいつを二度死なす為に助けたのか……?
胸が締め付けられますね〜・・
さりげなく見える除霊委員の絆もイイ感じです〜
お話がシリアス色が濃いだけに・・いつもみたいなハイテンションのコメントができなくてすいませんです(笑)
なにはともあれ、投稿お疲れ様でした。次回作もがんばってくださいませ〜 (かぜあめ)
- 読後感が・・・というのは戦闘シーンの有無というより、どう決着したかが不明瞭だからかと。
>「あの後ろのは、お前の仲間か〜中略〜食いでがありそうだぜ。くははははははは!」
> 鬼の高笑いが、遠離っていくような気がした。
この台詞と行動が噛み合ってない?ので、夏子だけいただいてトンズラしたのか、除霊委員のメンツに目をつけただけでやっぱりトンズラなのか、しっかり4人に除霊されたのか・・・
この辺がよくわからない。個人的には夏子が救われない部分は展開として許容できますが仇をとれたのかどうかがはっきりしないのが一番の原因かと。
あと、夏子の台詞中の「内」ですが、「ウチ」とカタカナにした方が読みやすいかと。
色々言いましたがこういう話もありかと思うので賛成で。 (pppp)
- >ナマケモノさん
初めまして、ありがとうございます。
もうちょい膨らますべきかと思いつつも、短編としてならこれで充分かとも思ったり。ただ、もうちょい丁寧に書ければとは思います。現時点の自分としては、これが限界ですね。
>ワルキューレさん
初めまして、ありがとうございます。
紋切り型の台詞ですけどね。ぐっときてくれたのなら幸いです。
>MAGIふぁさん
ありがとうございます。
う〜ん、それは確かに。まあ、どんでん返しを意識していなかった訳ではないのですが・・・。気付く要素が多過ぎると、横島のミスが強調されそうですし・・・。 (竹)
- >かぜあめさん
ありがとうございます。
別にハイテンションでなくても構いませんが・・・。救済ね・・・。躍り食いなので、速攻鬼をぶち殺して腹から魂を出せば、まだ無事かも知れません。
>ppppさん
初めまして、ありがとうございます。
んー、「遠離っていくような“気がした”」なので、これもぶち切れたと言う表現でした。・・・分かり辛かったかな?仇討ちの結末は、皆様の胸の中に。 (竹)
- どんな意味でもそれは青春ではないぞ愛子・・・本人の前では絶対言わないよーに(挨拶)。
GS美神の展開として「それはイヤだ」かつ「それはないだろ」と思ったので票は反対の方向で。
ここでの救いのなさとは横島に降りかかった悲しみと無力感の「行き場のなさ」だと思われます。半ば無理にでも(爆)行き場を作って〆るのが原作的な展開ではないか、最後のホームでの会話も行き場として機能していなくて・・・「それはない」とはそう言う事です。
ただ、行き場のなさそのものの描写としてみるならセンスを感じるところでもあります。 (フル・サークル)
- (続き)
状況説明として横島達が吸魂鬼をどうしたのか、そこが省かれ分かり辛くなっているのはやはりネックでした。「どうしたとしても何も変わらない」事を表現する意図があった様にも見えましたが、そうだとしても適切な手段ではなかった様に思います。
しかし、課題が難題であっただけに(私にも消化し切れなかったかも)、非常に奮闘されたものと見受けられます。
お疲れ様でした。 (フル・サークル)
- >フルさん
ありがとうございます。
この場合の「救い」とは・・・?さて、何なのでしょうね。
鬼の末路を省いたのは、まあ、(僕が)逃げたと思ってもらっても結構です。こんな時、横島ならどうするか?僕には明確な答えは出せませんでした。
でも、低級霊弾として使われるのと、友達に最期を見とられるの。どちらが幸せかは何とも言えませんけどね。 (竹)
- 竹さんを「生暖かく」見守っている読者です。
前回、感動したノもあったゆえ、些か残念ではあります。
練りが足らんかったですね。
訳分からん鬼なんぞ出さずとも、今作品の読後感の「悪さ」は出せたハズと思いました。
それならば、賛成出来たかなってのが、自分の感想であります。
逆に、訳分からん鬼を急に出すならば、
除霊委員会の活躍で健やかな「読後感」を演出することも、
寧ろ可能だったかも知れませんね。
反対意見の内容も、クオリティが高かったので
「読み」としては、楽しませて頂いたことはお断りさせて頂きます。 (参番手)
- >参番手さん
ありがとうございます。
むー……、まあ、別に読後感を悪くさせる(やるせなさを出す)のが目的と言う訳でもなかったんですが・・・。しかし、練りが足らないとは、全くもってお説の通りと存じます。かと言って代替案があるかと言えば、今すぐには考えつきませんが。
それに加え、自分としてはテーマ付けが弱いと感じました。ここら辺をもうちょっと詰めて書けば、と言うかそれが出来るだけの実力があれば少しは違ったのではないかと思います。
こう言うのをまた書くかは分かりませんが、兎に角にも実力を付けるには精進を重ねる他にありませんね。これからも、宜しくお願い致します。 (竹)
- 修学旅行→幼馴染と出会う→幼馴染が死んで幽霊になっている(ここまではまだ良い)→吸魂鬼が出てきて夏子の魂を食う→感動的な終わり。
脈絡の無い展開で何を感じて、何を楽しめばいいのかわからない。 (冬)
- >冬さん
初めまして,ありがとうございます。
<何を感じて、何を楽しめばいいのかわからない。
そう言われてしまいますと,こちらとしても返す言葉が見付かりません。文章を読んで,何を感じ(楽しみ)どう思うのかは,詰まるところ人それぞれの感性に因りますので。因みに,僕自身はこのラストはちっとも感動的だとは思いませんが(笑)。
<脈絡の無い展開
確かに(汗)。特に,吸魂鬼の登場は唐突過ぎましたね。「最近,この辺りに鬼が出るそうで〜」くらいの事は記述しておくべきでした。しかし,まあ,今更言っても後の祭りですな。 (竹)
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