ザ・グレート・展開予測ショー

特別企画  「人生に1Fは無い」  …名前を付けてあげよう!(校長室編)…


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(04/ 6/ 8)

教室。
横島がメガネの友人にメシを分けてもらおうとしている時間の事だった。
メガネが横島の顔を見下ろしている。

「そこで一周してワンと泣けば分けてやっても良いぞ。」
「本当に同人…いや、友人かよオメえは…」

メガネの態度に、顔を引き攣らせる横島。
その横には、ピートが花を持って窓枠に背中を当ててこちらを見ている。

「よ、横島さん…」

その呼ぶ姿には、突っ込みなのか横からご飯を誘おうとしているのか、なんとなく紛らわしいように見えた。
ピートはそのまま華やかに密を吸うように栄養をとろうとしている。
そしてタイガーは日の丸弁当に、涙を溜めてうう…と唸りを上げる。

「どうしたんだ、タイガー?そんなにそのメシが美味いのか。」

横島が云うなり、号泣するタイガーは胸倉をつかみ上げようとしたのか席を一瞬立とうとする。
が、そうではなかった!

「と、とと……トイレトイレーーー!魔理しゃんの作った弁当がーーーーーーあ!」

『シビビン、シビビン、シビビンビィ〜ン!!』


思わず飛び上がり画面いっぱいに群がりブレィクダンスする横島とピート、愛子!
その眼の前には、もう一つの弁当箱があった。
可愛らしくピンクで「魔理♪」と蓋上にサインが入っていて、タイガーが持ってきたとは思えないピンクの水玉模様柄をした弁当箱。

そのタイガーが向かった教室の彼方から、ブオウ、ブュピュドワッ!ブパバプゥ〜〜と豪快な音が聞こえる。
彼方には、トイレがあったはずだ。
その威勢のいいお陰で、思わず発想してしまったクラス中の生徒共々、真っ青な顔をして食べる気が失せようとし掛けていたのは言うまでも無い。
更に留めに、ドブォンと得体の知れぬ何かが落ちる音がして水野流れる音が最後に聞こえたという。

その数秒後・・・

「ふーースッキリしたですノ〜〜…」

タイガーがドアを明けて教室に戻ってきた。
が、その教室にはコケたままと、怒りの込みあがった人間の2種類が3.1415926535897932:6.8584073464102068の割合であった。

「ん?なにコケて足を痺れさせとんだ」

と言ったのも束の間、タイガーは何やら次々と投げられた。瓶やら缶やらヤカン、タライ、バケツ、テニスボールなど投げつけられた!

「なんてコトすんのよ!この食事時にっ!!?」

    ドゲゲン!
第一発はテニスボール集団だった!!


「キタねー奴ぁ失せろッ!飯が不味くなったじゃねーかっ!」

    パキャッ、ドゴッッ!
次に生卵にビン、缶である。
留めに、横島がバケツで頭を上から思いっきり被せ、ピートがタライで顔をドツいていた。

そこへ、教室に設置されている放送スピーカーから呼び出しの合図があった。

  ずんずんずんずん、ピンポンパンポーン♪
  ずんずんずんずん、ピンポンパンポーン♪

…と。

「今時、ピンポンパン体操ネタかよ…!」
「こういうノリ好きね、創作者も…でも、青春だわ、この音楽…」

しぇからしかいっ!
と、思わず言い返すギャグレキスト後藤であった。
とりあえず、話を進めよう。

スピーカーからは、「次のものを呼び出します」と告げるなり、次々と名前を列挙された。
その名前とは、除霊委員の5人であった。
ようやく話が進む(^^

        ☆                ☆                 ☆

場面は変わって、校長室。
そう、5人が呼ばれたのは校長室だ。

「どーしよ、どーしよ、どーしよどーしよ…」

校長は、パイパーに負けないくらい髪の無い頭を抱えてわめいていた。
そこにノックがある。
気付いた校長は小声で「どーぞ」とは言ったものの、すでに5人はドアを開けていて入ってこようとしていた。

「開けるのが早いのっ!」

言い聞かせるように即座にツッコミやる校長。
その顔の前で、5人は何も前フリなしにいきなりポーズを取り口上を始めた!

「一番、バンパイアハーフ!
 ブルーサウンドなピエトロ=ド=ブラドー!」
「二番、妖怪変化32年!
 イエロー青春まっさかり、机 愛子!」
「三番、女嫌いの食欲猛獣!
 ピンクピッギーズ好き、タイガー寅吉じゃけんノー。」
「四番、少しながら貧乏だけど紅一点、花戸小鳩。」
「そしてこの五番手、弱いフリして逞しい男・男・漢!
 レッドマンそっくりの横島忠夫!
 五人そろって、除霊戦隊ヨコシマン!!」


   バリクナジャ!!!


愛子とタイガー、ピートに叩かれ伸される横島。
小鳩が「横島さんてば…」と呟く。

「・・・違うんジャー!」
「五人そろって、除霊委員会でしょー!」

思わず校長は叩き伸した3人によくやった!と言いたいところだったが、それどころじゃない様子で、
何かに取り付かれたように「ないないないない…」と繰返し下を向いて言葉を放っていた。

「ないないないない…」

この校長の連発される「ない」と言う言葉に対し、ピートは「何が無いんですか」と問おうとする。
それでも校長は暗示に掛かったように尚も連発する。

「ないないないない…」
「ナイナイ16【シクスティーン】!」

横島がそう言ったところで、周囲は一瞬、氷の世界と化したのである。
その13分47秒後、漸く校長室は元に戻って話が進んだのである。

「実は、ないんだ!」
「だから、何が無いんです?」

横島は聞くと、思わず次の校長の声で思わずコケたのである。

「私達の学校の名前だよ!」

あ…!

これを読んでいるコメンターたちも漸く気付いたようだ。

「い、言われて見ると…」
「私達って、なんて言う名前の高校に通っていたのかしら!?」
「愛子ちゃんも、知らなかったんですか?」

我らが除霊戦隊ヨコシマンも…

       ばぎゃる、ズガッ!!

…ひでぶっ!

「せめて除霊委員会にしてよっ!このアマクサシロート創作者っっ!」
「もっと真面目に書いてくださいよ、後藤さん…」

いやはや、除霊委員会5人にドツかれる私・創作者。
で、その5人はその高等学校名をつける為に呼ばれたそうである。

「先に言ってくださいよ、そう言うことは。」
「名前が無いので、私達につけさせようと言うわけですね。」
「そうなんだよ!私が気に入る名前を付けてくれたら、オール5を与えよう!」

と言うわけで、5人は相談に相談を重ね、高等学校名の候補がそれぞれとあげられるのだったが…
5人が候補に上げたネーミングセンスに校長は唖然とした。


横島  1、生霊【いきりょう】高等学校
    2、漫練【マンネリ】高等学校
    3、ギャグレキスト高等学校

ピート 1、潜聯【せんれん】高等学校
    2、唐巣【からす】高等学校
    3、宋冥【そうめい】高等学校

タイガー 1、寅吉【とらきち】高等学校
     2、小笠原【おがさわら】高等学校
     3、魔理【まり】高等学校

小鳩 1、天晴【あっぱれ】高等学校
   2、華憐【かれん】高等学校
   3、鶴ヶ峰【つるがみね】高等学校

愛子 1、青春【あおはる】高等学校
   2、交際【こうさい】高等学校
   3、月添【つきそい】高等学校


校長は開いた口がふさがらなかった。
このままでは、横島たちの通う学校にはまともな名前が付きそうも無い!!
そこで、皆さんが相応しそうな高校名を付けてくれないか!?

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