ザ・グレート・展開予測ショー

横島達が出て行く話


投稿者名:ラーQ
投稿日時:(04/ 5/ 6)

アシュタロス事件から数年後



「横島君、文珠出して」
美神はいきなり横島に要求する

「えっ何をいきなり」

「今から徐霊の仕事に行くのよ文珠があった方が精霊石とか無駄にしなくていいじゃない」

「え〜でもいままでも渡してかなりストックがあるはずでしょ?」
嫌がる横島

「なによ私の言うことが聞けないって言うの?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
 美神の殺気が高まる

いつもの横島なら

「わ・・・わかりました〜〜」
蛇に睨まれた蛙のように身動きがとれなくなり命令に従ってしまう






と・・・・今まではそうであった

だが・・・・

(あれ?殺気は感じるのになんだか全然怖くない、それどころか美神さんが小さく見える・・・・)

「お断りします!!!!!!!!」
怖く無いないから簡単に断れた

「なんですって〜〜〜あんた給料下げるわよ」

「ふっ」
鼻で笑う横島

「何よその態度」
横島の態度に怒りを込み上げる美神

「美神さんも成長しないですね〜馬鹿の1つ覚え・・・・・・」

話の途中で美神はまるで早撃ちのように神通棍を取り出し横島を殴り飛ばそうとする

だが横島は軽々とかわす

「え?きゃあ〜〜〜〜」

まさかかわされると思わなかったんだろう、美神はバランスを崩し頭からすっ転ぶ。。



「大丈夫ですか?・・・・まったくそれもワンパターンですね、それに話の途中で攻撃するなんてマナーに反してますよ行儀の悪い、もう1度小学校から勉強するんですね、はははははははははは」
高笑いをする横島

「くっ」
くやしがる美神

「ああ!それから俺・・・・今日かぎりでここやめますので・・・・」

「え・・・?」

本気であった、たしかにここに居たのは美神の色香に迷ってのことだったが、今は美神に何も感じなくなっていた。
今では霊力も経験も美神を凌ぐ勢いだならばここに居る意味が無い

「それから今までそちらが溜めてた俺の文珠も返してもらいますから・・・・」

「な・・・」

横島が念を込めると美神がデスクの中にへそくっていた文珠がすべて横島の元へ飛んでいく・・・・

元々文珠は横島から生まれた物、使う分には他の人でも使用可能だが創造主は横島である、したがって横島が命じれば文珠は横島の元へ帰るのである

「それでは失礼します」
横島は美神に見向きもしないでさっさと事務所を出て行ってしまう

横島と入れ替わりに突然全身黒ずくめのスーツの男たちが入ってきた

「だ・・・誰よあんた達」

「税務署だ・・美神令子、脱税の容疑で調べがある、事務所を調べさせてもらうぞ」

「げっ」

悪いことは続く物である

結局裏帳簿が見つかり(実は見つからない細工がしてあったが何故か税務署の人間は簡単に見つけていった)
そして美神徐霊事務所は半年間の営業停止を食らう


そのころそんな美神事務所黙って見ている一人の男と三人の女性がいた、横島とオキヌ、シロとタマモだった。

「どう?ヨコシマっこれで少しは気が晴れた?」
そう言ったのはタマモ

「ああ・・・あの女には酷い目にあったからな、しかしまさか俺とオキヌちゃんに保険をかけていたなんてな」

「いくらなんでも酷すぎます、昔は少しは優しい人かなとか思っていたのに、やはり美神さん、、、いいえあの冷血女の頭にはお金のことしか無いんだわ」
オキヌはかなり怒っている

「まったくでござる、あんな所に居たら拙者たちもどんな目にあわされていたか・・・出てきて正解でござる」
シロもぷんぷんだ

そう、もちろん税務署に美神のことを知らせたのは彼らであった。

そもそも何故横島達が美神に反旗を翻したのか、それはある日タマモがネットを使いこなしハッキングで調べてみると横島とオキヌにそれぞれ1億の生命保険がかけられていたのである、受取人はもちろん美神になっていた、しかもそれだけでは無い、文珠を横島に黙って高額で売りさばいていたのである、しかも文珠を使用した者が失敗し事故等になった場合その責任が横島に行くようにしていたのである。


その頃すでに横島を好きになっていたタマモは横島にそれを知らせる、それを知った時の横島は愕然とした、いままで信じていたものが崩れ去ったのだから、それはオキヌも同じだった、そして二人はシロにも事務所を出るように進め今日に至ったのである。


「皆・・・・俺独立するよ、もうあんな女のことなんて忘れて生きていく」

「横島さん・・・・いいえっ忠夫さん、私もついて行きます」
横島の手を握るオキヌ

「拙者も先生についていくでござる」
シロはかなりはしゃいでいる

「ふふ・・ならもちろん私がいなきゃだめよね〜情報を制するものは世界を制する」
ここ数年で情報通になったタマモ、たしかに彼女が居なければ美神の正体はわからなかっただろう。

「じゃあ行こう、、、となんか、腹減ったな〜」

「それじゃあ忠夫さんのアパートへ行きましょう、わたし何か作りますから」

「オオ〜さすがオキヌ殿、拙者ステーキがいいでござる」

「わたしはもちろんキツネうどんよ」

「おいおいシロ、俺今失業したばかりなんだぜステーキなんてムリに決まってるだろう」

「ええ〜〜そんな〜〜〜」

横島たちは笑いながら歩いていく、その頭の中には明日のことで一杯で美神のことは欠片も無かった、もはや後ろは振り向かない。


横島達はその後事務所を開き業界一のGS事務所として発展していく、

一方美神は事務所を再開するが信用そのものを失ったため依頼がばったりこなくなり倒産したという。

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言い分

私は美神令子が嫌いです、でも他のキャラクターは皆好きです、
だからいつも美神ばかりが良い目を見る美神に我慢できなくなり一筆しました、
たしかに美神ファンの方もここには多くおられるでしょう〜美神はそんなに冷血じゃないぞ〜とか言われるかも知れません。
しかし私はあえて酷い守銭奴にしました、しょせんこれが美神の実体と思っているからです。

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