変わるもの 生まれるもの
投稿者名：yukuri
投稿日時：(04/ 4/20)
初めて会ったあの日から あなたは他と違って見えた。
今とは違うその感情も 決して悪いものではなく あなたといると心が安らいだ
あなたはどんなに傷つけられても 決して人を心から嫌いはしなかった
あなたの優しさが あなたの温もりが 私の安らぎの形を作り変えていた
あなたのそばにいたい 安らぎだけではなく あなたは私に言葉では言い表すことのできない何かを与えていた
道端の女性を口説いてるときよりも 私の前での自然なあなたはとても魅力的だった
安らぎのほかに生まれたものに気づいたとき 私はあなたと親しくなりすぎていた
あなたは私を女と見ずに ただの仕事仲間と見ていたのでしょう？
それとも私に体が無いからなのか 幽霊なんかにかまってられないのか
私の心は時間が経つほどに 暗く 冷たいものに飲み込まれそうになった
あなたはそんな人じゃない
わかっているのに自分の心を落ち込ませてしまう
私は自分はどうなってもいいと思った あなたに会えなくなるのはつらいけど あなたがいなくなった世界に居続けるほうがつらかった
でもそんな考えは あなたを傷つけてしまうだけのものだったんですね
あなたが居なくなるのがつらい 私が居なくなるのもあなたは嫌だと言ってくれた
自分はとんでもないことをしてしまったのに ただあなたの想いがうれしかった
私はあなたを忘れません 体が忘れていても 私の魂からあなたの記憶が抜け落ちてしまうはずがありません
時間がかかるかもしれないけれど 必ず戻ってきます 待っていてください
ちょっとだけ さようなら
あなたのもとへと戻れたことが 生きてて一番嬉しかった
生きててって言えるようになれたのも そう決心させてくれたのもあなたのおかげです
ただ ひとつだけ忘れてしまったものがあるんです
暗く冷たかったあのころの想い
今はひたすらに暖かい気持ちに浸っていられる
ちょっとぐらいなら自分に自信もってもいいですよね？
失うことがとても怖いから持つことができなかった勇気
失敗しても失うものなんて そんな事なんてありえないから
これからはあなたの優しさに甘えさせてもらいます
覚悟していてくださいね？
今までの
コメント：
- ん〜・・・第二段ですｗぶっちゃけノリで書いてます。
でも、よければご感想ください〜ｗｗ (yukuri)
- 今度は誰のことなのかすぐわかりました。
「スリーピング・ビューティー」と「スタンド・バイ・ミー」の頃おキヌですよね。
おキヌの横島に対する想い、この頃の彼女はこんな気持ちだったんでしょう。
最後の一言におキヌの決意・強さが表れていて、彼女らしいと思います。 (ヴァージニア)
- ヴァージニアさんありがとうございます！
お察しのとおり今回はストレートにおキヌを書きました〜。
時間の流れによる心の変化を書いてみたくなりまして・・・
次は日常の出来事系を書きたいと思います！
それではまたです〜♪ (yukuri)
- 心の声を描く時、原作内の、あるいは原作外の一時期を抜き出すパターンは多いですが、初期〜スリーピングビューティー、スタンドバイミー〜それ以降と流れる様に心の声の移り変わりを描写する事でおキヌちゃんそのものの姿が鮮やかに見い出される気がします。
誰にでも優しいボケキャラで通していた彼女の背負う影が、別れと再会、横島の優しさの存在を感じる事で暖かい想いへと変化して行く過程でもありますね。
一歩踏み出そうとする彼女の最後の言葉が余韻を残します。 (フル・サークル)
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