〜 『乙女とデートと願いごとと 中編 』 〜
投稿者名:かぜあめ
投稿日時:(04/ 4/16)
「うっひょひょっひょっ!!なんだいなんだい!?こんな昼間っからデートかい!?少年少女〜」
「人が今日食うメシの心配してる真横でイチャイチャたぁいい度胸じゃねえか!ごルぁ!!狩っちゃうよ!?ねえ!?狩っちゃうよ!?」
・・・・。
・・いや、さんざん読者さまをお待たせした挙句、この書き出しはどうなのかという気もするが・・
とりあえず、午後の繁華街。
春の・・・うらららかな日差しの中、諸々の事情で頭のネジが2、3本飛び気味な方々が奇声をあげた。
明らかにこちらへ因縁をつけてきている数人の男たち。
彼らを半眼で見据えた後、当の被害者で2人組みはキョトンとして、お互いの顔をのぞきながら・・
「・・はぁ。なんなんだ?なんで街に出ただけでこんなことになってんだ?オレら。」
「だ・・誰がイチャイチャなんて・・!私はこいつに無理やり付きあわされてるだけなんだから!」
それぞれ、てんでバラバラなことを話し始めた。
言うまでもないが、危機感・緊張感・・その両者がともに絶望的なまでに欠如している。
・・・・・。
・・・・・・・・間。
・・・・・・・・。
「なんだぁ!?てめえら!?無視か!?無視なのか!?オレら無視してそんなに楽しいか!?ちくしょおおお!!
会社がなんだ!?オレたちだってなぁ!?オレたちだっ(以下略)・・やっちまえ!!お前ぇら!!」
・・なんだか、やたら無駄に『!』や『?』を消費しているような台詞だが・・
ついでに言えば、途中で略されちゃったりもしているが・・・
男たちの中でも、一際大柄な男が突如、目に涙をにじませながら2人組みへと飛び掛ってきて・・・・
・・・・。
「・・倒しちゃっていいと思うか?この人たち。」
「・・・・微妙なところね。」
気だるげ様子で半眼のまま、横島とタマモがつぶやいたのだった。
〜 『 乙女とデートの願いごとと 中編 』 〜
事の発端は数十分前にさかのぼる。
――――・・。
「え?」
死闘の果て。何故か一方的にボロボロになっているタマモが、耳を疑うように聞き返して・・
「いや、なんていうかさ。なんとなく面白そうだったから、勝負をふっかけて・・・
それでまぁ・・勝っちゃったわけなんだけど・・・」
言い難そうに言葉を濁す横島。
文殊も栄光の手も使わず、なおも圧勝を収めたこと自体は本当に『凄まじい』の一言に尽きるのだが・・
・・しかし、彼はバツが悪そうに・・現在、頭をかいている。
「・・これだけやっておいて、『特に命令が思いつかない』?・・なかなか面白い冗談じゃない。」
タマモの背後に妖しげな炎が揺らめいて・・・・
「う・・うん。面白いね、面白いよ。面白いから・・・
え〜と、冷笑を浮かべながらじょじょに距離をつめるてくるのをやめて欲しいかな・・なんて・・・」
有無を言わさず拳を叩き込んでくる美神とは、またある意味別の恐さがある。
氷のような殺気に射すくめられながら・・横島は顔を引きつらせて・・・・
・・とにかく、ここでタマモを刺激するような発言はまずい。本気で何をされるか分からない。
ここはなるべく・・彼女の機嫌を損ねないような、当たり障りのない発言を・・・
当たり障りのない発言を・・・
「じゃあ、一つ聞くけど。こんな私をコケにするような真似をして・・どの辺りが面白かったの?」
「いやあ、普段クールな分、いじめ甲斐があるっていうか・・。あ・・あれだよ!最初の勝負の時!
お前、『縛』の文殊で動けなくなって手足をジタバタさせてたろ?あれは見てて最高だったわ。」
・・・・。
しかしこの男は・・いい意味でも悪い意味でも・・ウソをつけないバカ正直な性格だったりするわけで・・・
「・・言い残すことはそれだけ?」
「へ?あ・・ちょ・・ちょっと?勝負はもう終わったんじゃ・・な・・なにその試合の時より断然、気合の入った狐火・・。
マジ勘べ・・・・・ってギャアアアアアアアアアア!!!!!」
今日も今日とて、美神事務所の敷地内に・・・横島の絶叫が轟いたのだった。
――――・・・。
そんなこんなで・・・
何か楽しい命令を探すため、2人はとりあえず事務所を出ることに決めた。
そして、とりあえず繁華街まで足を運び・・・・で、とりあえず浮浪者っぽい人々に囲まれてしまったわけなのだが・・・
それからわずか10秒後。
マンガでいうコマの切れっぱしのあたりで、ピクピクしている男たちを力一杯、無視しながら・・・
横島とタマモは何事もなかったかのように歩を進める。
物珍しげにキョロキョロと周りを見回すタマモに、横島は少し首をかしげて・・・・
「?なんだ?お前、ここに来たの初めてだったっけ?」
「まぁ・・ね。商店街(の揚げ物屋)なんかにはよく行くんだけど・・」
せき払いしながら、タマモは多少、恥ずかしそうにその動作を止めてしまう。
子供扱いされるとでも思ったのだろうか?・・そのまま取り繕うように無表情になって・・・
「無理すんな。色々なものに興味を持つのはいいことだぞ?まな板娘。」
「胸のことは今、全く関係ないでしょうが!」
・・なんとなく、絡んできた浮浪者たちの気持ちが分かるなぁ、と作者も思い始めた・・そんなころ。
思い出したかのタマモがポーチから時計を取り出し・・現在の時刻を確認する。
(・・・P.M. 1:00 か。)
様々なことがあったように見えて・・実はまだ決闘が行われたから2時間強しか経っていない。
条件に忠実に従うなら・・彼女はここから22時間。
・・つまり明日のA.M. 11:00まで横島の命令をきき続けなければならないのだが・・・
・・・・。
少し考えてみてほしい。今日のA.M. 11:00〜 明日のA.M. 11:00 ・・・この時間帯はつまり・・
・・・・。
夜をまたぐ。
そう・・・夜をまたぐのである!
ってことはつまり、あれである。
この『乙女とデートと願いごとと』は、展開予測ショーの場にあるまじき、初の発禁処分ものなんかになっちゃったり・・・
「・・するわけないでしょ!? い・・いい加減にして!ナレーションにつっこみなんて入れたくなんてなかったけど・・
読者を変な方向に期待させるような発言は控えて!」
「??お前、誰に話しかけてんだ?」
「・・・天の声よ。」
「??」
・・怒られたので閑話休題。
つかれたように頭を抱えるタマモは、息を吐きながら横島の顔を見上げる。
そうして・・・・
「・・・で?何か叶えてほしい命令は見つかった?」
「それがなかなか・・・そうだな〜・・例えばさ。お前がもしオレの立場だったら、相手にどんなこと命令する?」
そんな横島の問いかけにタマモは少し思案しながら・・・
「そうね・・まず私のことをタマモ様って呼ばせるかな?」
「うわ・・なんか直球って感じだなぁ。でもあんま興味ないわ、それ。・・他には?」
首をひねる横島にタマモが続ける。
「・・・キツネうどんをおごらせ・・・・・」
「ハイ、却下。第一、お前無一文だろーが・・。それに人に頼んでまで食いたいものなんてオレには・・・」
無い・・・、そう言おうとした。
無い・・はずだ。
自分はそもそも、食べられるものならすなわち、なんでも大好物であり・・
それこそ野に生える雑草なんかも美味しくいただけちゃったりするわけで・・・・
タマモにとって揚げ物に相当するようなものが、残念ながら自分には存在しない。
強いて言うならカレーは好きだが・・今は食べたい気分でもないし・・・しかし、何だ?何か・・・何かがひっかかる。
記憶をたぐってみても特別食べてみたいものなど・・・・
・・・・そんなものなど・・・・・・・・
「・・・・あ!」
そこで・・・横島は思い出したように顔をほころばせた。突然、隣から上がった大声に、タマモはビクリと肩を震わせて・・
「な・・なに?どうしたの?急にキャラにそぐわないぐらい目をキラキラさせて・・」
「あったあった!一回でいいから、食ってみたいもんが・・ほれ、お前の分も買ってやるから行こ行こ!」
「え?あ・・ちょっと・・引っ張らないでよ。ねぇ?何するつもりなの?」
そのまま2人は・・・器用にも、口論しながら繁華街の奥へと姿を消したのだ。
◇
・・・で。
「あんたが自腹きってるわけだし、別に文句はないんだけど・・・よく飽きもせずそんな甘いものばっかり食べられるわね。」
チョコワッフル、クレープ、フルーツホットケーキ・・・。
どれも男一人で食べるのはちょっと・・という印象を受けるデザート群を見つめながら・・
タマモは呆れたように頬杖をついた。
公園のベンチ。目の前では、横島が・・腕一杯に抱えた甘味を一心不乱にがっついている。
・・タマモには見向きもしない。
ちょっとはこっちを向け、と心の中で叫んでも・・全く、スッパリ・・愉快なぐらい見向きもしない。
「お前・・男心ってものが全く分かってねえな・・。『どんな味か確かめてみたい!でもなんか恥ずかしい(はあと)』
・・そんな理不尽な気恥ずかしさのためにクレープを食さず見送ってる男子が・・この世に一体、何人いると思ってんだよ。」
いや、力説されても困るのだが・・
・・というわけで命令の一発目は『頼むから一緒にクレープ屋に入って一緒に買い物をしてくれ』・・と相成ったわけで・・
そのあまりのくだらなさにタマモは言葉を失っていた。逆に横島の方はルンルンだった。
もう、彼の脳内には桜のお花が満開とばかりに咲き誇り、カビまで生えて小踊りしているのではないかと錯覚するほどだ。
女心を全く解そうとしないこの男に、『男心』なる得体の知れないものを説かれたか、と思うと・・
正直、眩暈を覚えるのだが・・・・
・・・・。
「♪〜」
上機嫌でクレープを頬張る横島を見て、不思議と苛立ちのようなものは湧き上がってこない。
それは多分・・・・。
「?どした?せっかくおごってやったんだから、食えよ。」
「・・ちゃんと食べてるわ。私は横島と違って、味わいながら食べる主義なの。」
自分がこうして隣にいることを・・横島が受け入れてくれているからなのだろう。
横島は何も言わない・・。昔のことも・・何も教えてくれない・・。
だけど、曲がりなりにも・・今日、街に出ようと誘ってくれたのは横島なのだから・・。
(・・少なくとも・・嫌われてはいないってことよね・・?)
少し不安そうに・・うかがうように・・
チラリと横顔を盗み見ると・・それに横島は怪訝そうに眉をひそめて・・・・
「・・・変なヤツ。」
微かに笑った後、再び甘味へと意識を戻してしまう。
色気も何もない時間ではあるが・・・こうしていれば少しはデートに見えるだろうか?
風に揺れる髪をおさえながら・・タマモはなんとなく頬を緩めた。
一緒に来てよかった・・・ベンチに腰を下ろしながら・・・静かにそんなことを考える。
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
数秒後。
その穏やかな時間はものの見事に砕け散り・・彼女は思いっきり真逆の感想を抱くことになるのだが・・・
・・。
突然だった。
本当に前触れもなく公園の空気を・・・・
「あ!横島兄ちゃんだあ!!」
「ほんとだ!お兄ちゃんがいる〜」
こんな声が突き抜けていく。
可愛らしい・・・まだ小さな声だった。
「「??」」
2人は顔を見合わせて・・ベンチからちょうど、ま後ろになっている公園の入り口へと振り向いた。
そこにはタマモの知らない顔がちらほらと・・。
4、5人の・・おそらくはまだ小学生であろう、そんな子供たちがしげしげとこちらを見上げている。
「・・知ってる?」
「ん〜知ってるっつーか・・。家の近所に住んでる奴らだな。たまに遊んでやってんだけど・・」
そんなことを言いながら頭をかくと、横島はベンチから身を乗り出して・・・
「お〜!お前ら、何やってんだ〜?勢ぞろいでどうした?」
すると、中央に立っている女の子が声を張り上げ・・・・
「これからここでサッカーするの〜!お兄ちゃんは隣のお姉ちゃんと遊んでるの?」
「あははは。違う違う。オレとこいつがじゃなくてオレ『が』こいつ『で』遊んでるんだ。」
「・・・いい加減にしないとしばき倒すわよ。横島。」
何気にすごい会話だが・・・
暗い笑みを浮かべて、横島の頬をつねっているタマモの様子に・・・子供たちがヒソヒソと話し始める。
(「やっぱりそうだよ。あのお姉ちゃん、横島兄ちゃんの・・・・」)
(「え〜?彼女いたけど、フラれたって、前に兄ちゃん言ってたじゃん。」)
(「う・・うそ!?だ・・だってお兄ちゃん、この間・・大人になったら私と結婚してくれるって言ってたもん!」)
・・・・。
・・なんだか部分部分を拾うだけで、どんな内容かが想像できそうな話題だが・・・
そんな少年少女たちの無邪気な(無邪気か?)会話に・・・タマモが顔を赤くして・・・
「よ・・横島。なんだか私たち・・・・」
「ああ。思いっっっ・・・・きりっ!!勘違いされてるみたいだな。」
「・・・。・・・そこまで断言されるとなんかムカつくわね。」
脱力気味な2人の会話を尻目に子供たちの会話はトントン拍子に進んでいく。
やがて・・・何らかの結論が出たのだろう。
彼らはコクコクと頷きあうと・・一斉ににタマモへと視線を注ぎ・・・・
(・・・・・っ!?)
そんな視線に・・タマモは何故かひどくイヤな予感がした。いや・・それは予感というより確信に近い。
この展開・・・この状況は・・・・まさか・・・・
どうやら、横島に好意を寄せているらしい女の子が目配せした・・・その直後。
「「「「「せ〜〜〜〜〜の!!」」」」」
「や・・やめて!こ・・こんな・・人の多いところで変なこと言われたら・・私、もう生きて・・・」
タマモの悲痛な声も、次の瞬間、地の果てまでも響くような大音量によってかき消される。
「「「「「お姉ちゃんは横島兄ちゃんの彼女なんですか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」」」」」
・・・このような叫びが・・確実に繁華街中に響き渡り・・・・・・
・・・・。
終わった・・・。
タマモはこのとき本気でそう思った。
「あうぅ・・もう嫌・・・・・」
「まあ・・ガキのたわ言だって。気を大きく持て、タマモ。」
「あんたが言うなっ!」
涙目で横島につっこみを入れながら・・・・
キツネの少女はヘニャリとその場に崩れ落ちたのだった。
〜『おいおい・・3部構成になっちゃったよ!!』・・と作者も驚愕の次回へ続く(爆)〜
『あとがき』
すいません、プロットがおかしくなりました(笑
大筋は変わってないんですけど途中から、タマモが暴走を開始してしまいなぜか全3話に・・・
参った・・・やっぱり、オレにラブコメは無理なのか・・・(汗
文体を一生懸命(笑)崩して破天荒な感じを目指したんですが・・・・
うう・・・ちょっと敗北感が・・・。
と、いうわけで後編はなるべく早くお届けします。
次は『姉妹』の16話目ですね〜ついにラストバトルです。ご期待ください〜
それでは〜
今までの
コメント:
- はじめまして〜♪前から一度、かぜあめ様には感想出そうと思っていました。いやー、ラブコメに必ずと言っていい要素が山盛りでしたね。えと、敗北感…ですか?自分としてはあれだけの一本筋が通ったストーリーを考え、書ける事が出来るのは羨ましいです!自分ではどうしてもいらん話が混じり収集がつかなくなってしまうのです…(ToT)長くなりましたが、これからも頑張って下さい! (超毒舌者)
- 最近忙しくてなかなかコメントを書いていない飛翠です。
>オレにラブコメは無理なのか・・・(汗
これをラブコメと言わずに何と言うのですか!
かぜあめさん、あなたは立派にラブコメを書いておりますとも。
やっぱりかぜあめさんのタマモはかわいいですね〜。
続きも楽しみにしております。がんばってください。 (飛翠)
- 初々しい二人v微甘ですね〜♪横島君に乙女心を少しでも分かってほしい今日この頃です〜
>やっぱり、オレにラブコメは無理なのか・・・(汗
他の方々も言われてますがこれラブコメですよ〜これが違うなら世界にラブコメありませんw
>この『乙女とデートと願いごとと』は、展開予測ショーの場にあるまじき、初の発禁処分ものなんかになっちゃったり・・・
>「・・するわけないでしょ!? い・・いい加減にして!ナレーションにつっこみなんて入れたくなんてなかったけど・・
読者を変な方向に期待させるような発言は控えて!」
ちぇ〜そんな展開期待してたのになぁ〜w(駄目人間) (紅蓮)
- いつもとは違って,ギャグ中心のお話でしたね。
心地良いのんびりとした笑いが,不思議な気分を味合わせてくれました。
彼等がどんなに痒いラブコメを繰り広げ様とも,ほんわかと(?)許せてしまいます。
と言う訳で,浮浪者達に笑えないものを感じつつ,一票を投じさせて頂きます。 (竹)
- いやー、ものの見事なラブかゆです。かゆいかゆい(笑)大好きな構成です。3部といわず、続けて欲しいですね。がんばってください (R/Y)
- ども、クレープ屋さんに一人で行けない横島君の気持ちが解るTRYです(笑)
ラブコメですねぇ♪
今回も楽しく読ませていただきました。
次回の投稿が楽しみです〜
(TRY)
- 二人でクレープ屋さんに行くなんてこれは100%デートですよね。
それにしても子供たちがすごくいいです!どんどんタマモを困らせるような質問をたたみかけてくれぇぇーー!! (殿下)
- 私もクレープ食えない横島君の気持ちわかりますねえ。それにしてもタマモかわいいです。甘すぎないのが彼女らしくてGOOD。 (柿の種)
- 今回は、タマモがナレーションに突っ込むところがホント面白かったです!!!てか、有る意味、自分も期待してしまいました☆でもタマモの場合,そうなるまでカナリの時間が掛かりそうですね!!横島は横島でホントの所、タマモを女として意識しているかは微妙ですね!!これからも、頑張れタマモって感じです!! (GTY)
- ラブコメは無理?とんでもない!
タマモがいい具合に壊れつつラブコメしてました(笑)
では、『姉妹』のほうも頑張って下さい! (ポトフ)
- 面白かったです。
とくに最後子供たちに聞かれる辺りが(笑
次回も期待しています。 (青い猫又)
- チョコワッフル、クレープ……どれも男ひとりで構わず食べてます、私。
どんな味か確かめてみたい? 遠慮なく購入です。食べます、ええ食べますともさ。
……ちょっとばかりコメントが暴走しました。林原悠です。
タマモさん、恥ずかしがっちゃって。ホントは嬉しいくせに♪
いや、これはラブコメです。誰が何と言おうとラブコメです。 (林原悠)
- かつてクレープ屋を知ってる女の子の後輩をヤロー数人でパシらせて買って来させたのは私です(縛)。
昼間からそのテのガキ口調でカップル狩りのホームレス・・・人生って厳しいなあと思いつつ、誰の目から見てもデートなこの二人。
最後の子供たちの合唱も、自覚があるタマモだからこそ脱力の憂き目に会うのでしょうね・・・本気では自覚していない横島は平気そうだし。
では、女性の皆さんに「男だって甘いもん食いたいんじゃ」と言う男心を理解して頂ける事を願いながら、読み進めてみます。 (フル・サークル)
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