ザ・グレート・展開予測ショー

ぼくらの地球をまもって!8


投稿者名:ポトフ
投稿日時:(04/ 4/ 3)






パソコンで小説を読むときは部屋を明るくしてモニターから少し離れて読んでね!


















200X年、地球に未曾有の危機が訪れていた
異星の神々が地球に対し侵略行為を行った
戦いの中で倒れた戦士が今目覚めた





「…知らない天井です」
「何いっとるんや…」
「あら、そこにいるのは役立たずの鬼道先生」
「…決着着けようやないかカマトト女」
「望むところです!」





この物語は最近何をしてるのかわからない戦士
『オカルトレンジャー』と後に呼ばれる者達の正義の戦いの記憶である
その物語の一つを今、語ろう…






















〜ぼくらの地球をまもって!〜
 『第8話・時をかける少女』











「で?どうするの?」


今回も似たような台詞を言いだしたのはもうすっかり主人公。
最近は美神とキャラが被っているタマモだ。
ジークの空手チョップを食らったのか涙目で頭に漫画によく出る巨大バンソウコウを貼っている。


「私は一応神族ですし、逃げたいのは山々ですが上がうるさいのでハゲを倒した方がいいと思います」
「神様も中間管理職って大変なのね」
「理由はともかく僕もハゲ殲滅に一票」
『だから〜〜〜これに武器はないんだってば〜〜〜』
「全員脱出したあとで動力炉を暴走させて突撃とかはどうですか?」
『は〜〜〜?何でうちの校舎を突撃させなきゃならないの〜〜〜?馬鹿げてるわ〜〜〜』
「けど、それしか方法は…」
「はいはい、じゃあこれでいきましょ。三か〜い会議〜」
「メンバーは?」
「私はどっちでも助かるから議長をやるわ」


タマモが椅子を持ってきて即席議長席を作る。


「じゃあメンバーは決定ですね」
「けど、これは挙手で多数決を決める会議ですよ?冥子さんは放送室にいるから挙手できませんよ」
「私達二人が突撃に賛成するんですから結果は同じでしょう?」
『それはどうかしら〜〜〜』
「万物の創生から今まで1よりも2のほうが大きいというのは不変のものです!!負けるわけがありません!!」
「まぁ、そうですね」
「ってか放送室にいるのにさっきからどうやって会話してるのよ…」
『それは企業秘密ということで〜〜〜』
「企業秘密でも人形劇でもどうでもいいけど早く決を取りましょう」
「では、この戦艦を敵の弱点に突撃させるのに賛成の人〜」
「はっ!!!」
「こ、これは!!!!」
「どうしたのよ?手、挙げないの?」
「そ、それが…」
「手が…」
『挙がらないんでしょ〜〜〜?』
「ま!まさか…」
『そおよ〜〜〜あなた達は私の領域に入った時点で負けてるのよ〜〜〜』
「あなたが能力者だったとは…」
「誤算でしたね…」
『式神達と穴を掘る〜〜〜やたら大きい穴を掘る〜〜〜』
「わけがわからないわよ…」
『まぁ、それはともかく企業秘密な道具で彼等は動けないわよ〜〜〜』
「こんなの不正です!!」
「議長!やりなおしを…」
「却下」
「「何故に!!!」」
「この戦艦を敵の弱点に突撃させるのに反対の人〜」
『はい〜〜〜』
「「無視ですか!!!!」」


タマモはジークの空手チョップをまだ根に持っているようだ。


「無視です、ってかさっき話にあったけど挙手できないと無効票になるわよ」
『この後、放送室に来ればきつねうどんで駆け付け三杯〜〜〜』
「反対一票で否決されました」
「「横暴です!!!!!」」
「人より長生きなくせに民主主義の裏側に隠された直接暴力性にまだ気づかないの?」
『タマモちゃんって今の政治に不満があるの〜〜〜?』
「いや、別に人間のすることには特に興味ないけど」


こんな不毛な会議をしていたとき、外からか大きな音がした。


「な、何?」
「あれは…」


皆が見るとそこには…


「わはははは!!ヨーロッパの魔王、ドクター・カオス参上!!」


いつからか降っていた雨の中、オカルトユニットを従えオカルトカイザーの頭で
雷雲をバックにポーズをとるカオスの姿があった。


「うわ!登場の台詞が前回と一言一句変わってない!」
「しかも雨の中あんなことを…」
「ってかどうしてここがわかったの?妨害電波が出てたらしいじゃない?」
「都会の真っ只中で妨害電波が出ててなおかつ巨大怪獣がいるというのに気づかんほうがどうかしてるわい!!!」
「ごもっともで」
「というわけで…五人いるか?手っ取り早く終わらせたいんじゃが」
『ピートくんは行方不明で、おキヌちゃんは保健室で寝てるわ〜〜〜』
「タイガー下士官は名誉の戦死で二階級特進です」
「横島さんはいろいろあって私が乗り移ってます」
「私は無傷よ」
『「合神不能!」』
「…どうしてそんな状況なんじゃ」
「敵が手ごわかったのよ!」
「…まぁいいわい。そんな状況じゃあ乗っても乗らなくても大して変わらん。いくぞ!オカルトカイザー!!!!」
『「了解!!」』


オカルトユニットとオカルトカイザーがいっせいにハゲに攻撃する。
しかし数話忘れられてたハゲは意外に強かった。
オカルトカイザー以外は全部巨大な葡萄酒の瓶で叩かれて動かなくなる。


『ハゲハゲイウナァアアアアア!!!チクショォオオオオオオ!!!!』
「わしの作品がぁああああああああ!!!!」
「まぁ、パイロットなしの状態じゃあ霊的には雑魚だものね…けど、一行ってのはさすがに予想できなかったわ」
『どうでもいいけど逃げましょうよ〜〜〜』
「もうどうにでもなれじゃ!!!!オカルトレンジャーの諸君は乗ってないが霊王合神せよ!!!」
『「エレメンタルフィールド展開!」』


同期したオカルトカイザーのセリフと同時に強大な霊気が放出(後略)


「なんで略すんじゃ!失礼じゃぞ!!!!」
「いや、だって二回目からは合体シーンを飛ばすのが常識だし何よりもパイロット不在じゃ
勝ち目がないロボットの戦闘にこれ以上時間を割くのもアレかなぁ…って」
「ヨーロッパの魔王の底力見せてやる!!!!いけ!!!ゴッド・オカルティオン!!!!」
『「了解!!」』


この後起こったことはヨーロッパの魔王の名誉に関わるので割愛させていただく。
そんなことをしていると突然部屋のドアが開いた。
気絶したまま出番がなかったおキヌちゃんだ。
ハゲとの戦いのせいかボロボロの服を着た彼女は入ってくるなり大声で叫んだ。


「皆さん!大変です!!!」
『あら〜〜〜?もう具合はいいの〜〜〜?それにどうしてそんなにボロボロなの〜〜〜?』
「体は大丈夫です。服はここに来る前に鬼道先生とちょっとしたウォーミングアップを」
『まーくんはどうしたの〜〜〜?』
「疲れて寝ちゃいました」


哀れ鬼道。彼の冥福を祈ろう。


「鬼道先生には若さが足りませんね…ってそうじゃありません!!!」
「どうしたの?」
「外を見て下さい!!!」


外を見る一同。やたら強い雨が降っている。


「あ!そういえば傘を忘れました!」
「天気予報で絶対降るって言ってたじゃない。見てないの?」
「うちのテレビはゲーム以外に使われたことがほとんどありません」
「とんでもないヒッキーがいるのね!」
「まぁ、当たらずとも遠からずですね。まぁ、ヒッキーというよりウッキーですが」
「ウッキー…?あぁ!猿顔の野郎ってことね!」
「まぁ、猿顔というよりもただの猿ですが」
『関係ないけど妙神山ってNHKの受信料とかはどうしてるの〜〜〜?』
「NHKを見るような健康的なガキんちょはいませんから来た人にはお引取り願ってます」
『お金はあるのにケチね〜〜〜』
「健康的なガキんちょがいないってことは不健康なガキはいるの?」
「生後一年かそこらなのにゲームを猿とやってるガキが一人」
「いいんですか?そんなこと言って…」
「そんなこと言ってないで!もっとよく見てください!!!!」
「すみません、今横島さんは重態なので私が乗り移ってるんです…」
「そういうわけだから、横島が正気に戻ってから言ったほうがいいわよ」
「横島さんにはもっと凄いものをもう見せて…ってそうじゃありません!!
私じゃなくて外をもっとよく見てください!!!」


さっきよりもちゃんと外を見る一同。雷雲から何かが出て来るのが見える。


「ん〜…って何アレ?また新メカ?」
「そうかもしれませ…ってぇえええええ!!!」


それを見た瞬間、小竜姫が横島の体から出て来た。横島の体が倒れる。


「横島の体はもう大丈夫なの?」
「い、いえ…何かよくわからないんだけどはじき出されちゃって…」
『あれに反応したんじゃないの〜〜〜?』
「あれって…」


皆が話をしていると横島の意識が回復する。
上半身を上げて皆のほうを見る横島。


「ん〜…俺はいったい何を…ってみんな何見てるんだ?」


しかし皆は答えない。


「仲間はずれにしないでくれ〜俺は何してたんだ〜なんで小竜姫さまとジークがいるんだ〜
お〜〜〜い、おキヌちゃ〜〜〜ん、横島さんが起きましたよ〜〜〜」


やっぱり誰も答えない。横島が窓に近づく。


「なんなんだよ…ってぇえええええええ」
「あ、あれは…」
『「「「逆天号!!!!!!!!」」」』


そう、それはカブトムシの形をしたあの兵鬼だった。


「何?あの某昆虫戦士に出て来た重甲機動メガヘラク(ボコッ!)って何するのよ!」
「タマモちゃんの登場は最後の最後でしたからねー」
「二次創作物では大体レギュラーだからすっかり忘れてた」
「そんなことより、なんであれが雷雲の中から…パイロットは誰だ!?」
「…さっき私が横島さんからはじき出されたのは…まさか!」
『逆天号から通信が入ったわ〜〜〜繋げるわね〜〜〜』


皆の前にモニターが出る。
映ったのはリーフグリーンのオカルトレンジャースーツに身をつつんだ女性だった。


『皆さん、ご無事ですか?』
「あ、あなたは誰ですか!何故逆天号に乗っているんですか!」
『私はオカルトリーフ。あなた方を助けに来ました』
「リーフ?『はわわ〜〜〜』とでも言い出す気?いかがわしい」
「いかがわしいのは高校生でアニメ版も見てないくせにこのネタを使う作者の方です」


先輩がその会社のカードゲームやってたんだから、しょうがないじゃん。


『色に着いては別にそのネタをするために設定したわけじゃないわ!!
…ってそんなことはどうでもいいの!説明は後よ。まずはあのハゲを!!!』


数話にわたって忘れられていたハゲが逆天号に襲いかかる。


『霊波バリアー展開!土偶羅魔偶羅演算システム広域解析!
オカルティックパワー・充填120%!真・断末魔砲、発射!!!!』


真・断末魔砲から放たれた光線が不気味な音と共にハゲの頭に迫る。ハゲが頭を向けて応戦する。
頭を向けたことでハゲの弱点の球体が剥き出しに成った。
皆が「やっと終わった。女学院編無駄に長かったな…」と思ったときだった。


『へ?何?なんで?』


ハゲ頭で光線の軌道が変わった。


「ハゲ頭であの光線を反射するだなんて…」
「なんて間抜けな…」
「格好よく出てもこれじゃあね…」


それを聞いた逆天号の中にいる女がキレた。


『ふっふっふっ!どうやらこの『逆天号・甲』の108の武装を見せなきゃいけないようね!!』
「うわ、自称美形の鈴木さんの台詞みたい」
「108とか無茶言わないで下さい…」
『しょがないじゃない!設計者がなんでもかんでもつけたんだから!それにいろいろあったほうがお得感あるでしょ?
(有)椎名百貨店みたいなものよ!!!』
「まぁ、わからないでもないけど…」
『理解も得たことだし、妖蜂式誘導ミサイル!ハニワ式誘爆マシンガン!全弾発射!!!』


けれど効果はなし。


『な、なんで?事前に貰ったデータと全然違うじゃない!!!』
「あ、そうか!オカルトドリンクの効果で霊力が放出しっぱなしのハゲをずっと放置してたから
霊力が桁違いに上がってるんですよ!間違いない!!!」
「うわぁ!また後乗せサクサクなとんでも設定を」
「この行き当たりばったりな作品に気をつけろ!」
「ジークさん…さっきから何のマネですか…?」
「『正しい人間界の歩きかた 日本編』に載ってた日本の芸人です。名前は長井(ボコッ!)」
「とにかく…謎の援軍が役に立たないことだし逃げましょうか?」
『まだ、105の武装が…』
「断末魔砲が効かないのに他の武装が効くの?」
『えっ………動力炉を暴走させて特攻とか…』
『さぁ、逃げましょうか〜〜〜』
『う、嘘よ!ウ・ソ!ここの人は冗談も通じないの?』
「じゃあどうするんですか〜?」
『これは最後に使いたかったんだけど…』


そういって彼女が取り出したのは…


「文珠!?」
「どうしてそれを…」
「大方、長官にでも貰ったんだろ。いくつか持ってるはずだし。
どうでもいいけど俺には今何が起きてるかわからないんだけど」
『ふふふ、この文珠はね…おまえに貰ったのよ』
「へ?それって…」


彼女は答えずに四つほど文珠を出し、文字を刻む。
刻まれた文字は『霊』『王』『合』『神』


『さぁ!今こそ真の力を見せるときよ!』


彼女がそう言った瞬間、倒れていたオカルティオンが宙に上がった。


「な、何が起こっとるんじゃ!?」
『「霊力値、急激に上昇しています!!!」』


彼女が逆天号の甲板に上がる。
その瞬間、雨が降り止み雲が流れる。
夕日をバックに彼女が叫ぶ。






























『真・霊王合神!!!!!!!』







次回予告
雷雲の中から現れた謎のオカルトレンジャーの少女
光を纏う少女が霊王に新たなる力を授ける
真なる霊の王が自らを映し出す悲劇の鏡たるハゲを断ち切る
その時、野生の咆哮が目を覚ます

次回
『世界の狭間に生まれし王』

「次回に向かって!オカルトチェンジ!!」


















あとがき

いつもいつもアレな作品ですみませんポトフです。
今、木村屋あんぱんとどらやきケーキとクリーミーロール食べてます(だからなんだよ)
テンション上がりきってないからまだギャグが弱いなぁ…ネタ的にも微妙だし。
リーフグリーンは適当に調べてみて下さい。綺麗な色です。
オカルトリーフについては多分ほとんどの人が正体に気づいてるでしょう。
ちなみに何故グリーンじゃないかというと六人目に普通の名前は似合わないからです。
出て来た理由はともかく彼女もギャグでいってもらいます。ってか春休み中に終わらせたかったけど無理なようです。
末永くこの駄作を見守ってやって下さい。お願いします(切実)
後、もしかしたら次はこのシリーズ関係なく短編を書くかもしれません。
では、次回に向かって!オカルトチェンジ!!

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