ザ・グレート・展開予測ショー

夢の中で『こんにちは』


投稿者名:ゴン太
投稿日時:(04/ 4/ 2)


日ごとに激化していく『争奪戦』。


『よく頑張った』


今日も必死に戦った自分にねぎらいを掛け、今、唯一の休息場所であるベッドに腰を下ろす。




そうしてまた明日に備え、光を落とし、まぶたを閉じた。



まっ黒になった視界いっぱいに映るのは、大好きなあの人。


笑った顔が素敵で、優しくて、暖かいあの人。


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初めて、あなたという存在を知ったとき、スケベで頼りなく見えてあきれてしまった。

だけど、そのくせそんなあなたを嫌いになれない自分に驚いた。


けれどその驚きも、あなたと接してみて、外側しか見てないことに気付いて納得した。







そうして本当のあなたを知ったとき――――――



打算も疑いもなく、少年のように純粋に微笑むあなたに・・・・・・

頼りない訳じゃなく、不器用なだけで、上手く自分を出せないあなたが・・・・・・・・・・・・・・・・



どうしようもなく愛しく感じて・・・・・・・・・・・・・




――――そうして、“あきれ”はいつの間にか“恋”にかわっていた。






胸の高鳴りの意味を知ってしまうと、どんどん欲がわいてきた。

居心地の良い彼の近くだけじゃ足りなくなって、


彼の視線も、



ささやく声も、




『男』としての引き締まった体も、




優しさも・・・・・・・・笑顔も・・・・・・・・・・・・・・・・・


すべて私に向けたくて・・・・・・・・・・
抑えきれないほど欲しくて、だから私は“行動”に移した。








・・・・・
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『けれど、人生そう簡単にもいかず』


現状は、とても鈍感な彼に手をやいて、

周りの人の彼を見る目に肉食獣のような輝きを見つけ、

毎日毎日、神経をとがらせて精神的にボロボロになる自分――――




―― いけない、いけない ――

ついつい悲観的な考えに頭をブンブンと横に振って取りさる。

――うん、そうだ。

こんな時はさっさと寝てしまおう。


そして夢の中で彼に会って、彼に大好きな笑顔と、甘い言葉を掛けてもらおう。


――うん・・・・。それがいい。


明日の『戦い』の為の充電と、
いつかそれが現実になった時、真っ赤になって固まってしまわないように・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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