ザ・グレート・展開予測ショー

ぼくらの地球をまもって!番外編


投稿者名:ポトフ
投稿日時:(04/ 4/ 1)





パソコンで小説を読むときは部屋を明るくしてモニターから少し離れて読んでね!


















200X年、地球に未曾有の危機が訪れていた
異星の神々が地球に対し侵略行為を行った
戦士達は必死に戦った





「必ず…死ぬと書いて……必死…ジャ……(ばたっ!)」





この物語は最近やる気のない戦士
『オカルトレンジャー』と後に呼ばれる者達の正義の戦いの記憶である
その物語の一つを今、語ろう…






















〜ぼくらの地球をまもって!〜
 『番外編・君、死にたもうことなかれ』











1・タイガーの夢










精神感応能力。
その人の身にはあまる力の副産物で夢の中で他人とリンクするタイガー。








『…夢を、夢を見ていたんジャ……夢の中のわしは仲間に裏切られ、捨て駒にされたんジャ
助けて!助けて!そう、思い続けていたんジャー…』

『オレハ、ハゲジャナエェエエエエエエ!!!!』

『夢ジャー…これは夢なんジャー』










ハゲの足元で泣きながら現実逃避をしているタイガーであった。










2・CM


「うぇえええええええええん」
「どうしたんだい?」
「あ、オカルトレンジャー!僕も強くなりたいんだ!どうしたらいいの?」
「そんな君には、これだ!!!!!」
「「「「「オカルトレンジャー!ソーセージ!」」」」」
「説明しよう!
オカルトレンジャーソーセージとは十二種類以上の成分により、君の体を強化する!
しかもそれにはカッコイイシールまでついている。まさに最高のアイテムなのだ!」
「君も、これを食べて異星神と戦おう!」
「オカルトレンジャーソーセージ!いろんなお店で発売中」
「「「「「君の元に!オカルトチェンジ!!!」」」」」


「厄珍厄珍やくちーんどおおー。魔法以外でも厄珍堂ー」










3・女の戰い










『あんた、新入りだな』
「は!はい!!!先輩!!」
『どうやって取り入ったか知らないが主任は随分とあんたを贔屓してるみたいだな…』
「そ、そんな、取り入るだなんて…」
『俺らと違って単独で仕事任されてるじゃねえか!』
「それはあなたがたはここを離れられないから…」
『ああ?それは俺たちが無能ってことか?どうなんだ!!!』
「そ、そういうつもりじゃ……」
『じゃあどういう意味なんだよ!!!』
『君達!よさないか!!!彼女が怯えているではないか!!!』
『そうだぜ!女一人に多人数で…恥ずかしいと思わねぇのか!!!』
『…そ、そうですよ…こんなことは…』
『ああ?おまえらはその女の味方するってわけか!!!』
『敵も味方もありません!!あなたがたのやり方が間違っていると言うのです!!!』
『まったくだ!てめぇらにはプライドもねぇのか!』
『ああ?プライドうんぬんで言ったら前の台詞のマネしかできなぇてめぇのほうがよっぽど
プライドがねぇんじゃねぇか?猿真似野郎!!!』
『んだと!!!』
『み、みんな…止めようよ…こんなことしたって』
『てめぇはすっこんでろ!!!』
『うわぁ!!!』
「止めて下さい!!!!!」
『!!!!!!』
「あ、あの…いいんです、私が悪いんですし……ありがとうございます」
『しかし……』
『何をやっているんだ。おまえ達!』
『ちょ、長老!!!』
「長老……さん?」
『娘さん、すまないな。こやつらは血気盛んな年頃でな』
『長老!悪いのはこいつ…』
『黙らんか!!!!!!!!!』
『!!!!!!!』
『彼女の目をよく見てみろ!未熟者とはいえ長年あの方の元で働いた者ならわかるだろう!!!
この穢れなき瞳のどこに嘘偽りがあるというのだ!!!言ってみろ!!!!!!』
『…………』
『わかったじゃろう!おぬし等の力を持ってしても!この者の心が!!!』
「あ、あの…」
『悪かったな…』
「え!?」
『俺らにもちょっとした精神感応能力があってな…本来人語をしゃべれねぇ俺らが
あんたと喋れてるのもそのためだ…』
『見せてもらってぜ!!!あんたの心!!!!』
「あ…それじゃあ!」
『今日からあんたも俺達の仲間だ!!!』
「あ、ありがとう…ございま…うぇえええええん!!!」
『よかったですね』
『ああ』
『ほんとに…』
『皆、納得したようじゃな』
『そのようです』
『では、長老権限でここに宣言する

























美衣を十三番目の式神としてみとめる!!!!!!』


皆が美衣を中心に酒を飲み交わし、宴を始めた。
美衣の顔には笑顔が映っていた。










4・クレーム


そのとき長官室には美神美知恵、ドクター・カオス、厄珍がいた。
ソーセージの製造に関わったのはこの三人である。
そこにいきなりある知らせが舞い込んだ。


「長官!」
「何?」
「ソーセージを食べた子供がおかしくなったとクレームが…」
「だから止めとけって言ったある」
「だってぇ〜ヒーローが嘘ついたら格好つかないじゃない〜」


箱の裏の成分票には『カタストロフ―A』と書いてあった。


「この親にしてあの子あり…あるな」
「それに…厄珍堂製作ってことで私、関係ないし」
「そうじゃな!家賃は払えずとも獄中生活よりはマシじゃ」
「あんたら鬼ある…」
「娘を意識不明の重態にできる私へ向ける台詞じゃないわね!」
「ってかおまえの出番はこれだけじゃぞ、厄珍」










5・ちょっとだけ本編


六道女学院戦略級兵器・六道戦艦「シックス・ゲート」が今、空へ上がった…
シックス・ゲートとハゲの戦いが今、始まる…


『え〜〜〜何言ってるの〜〜〜?戦わないわよ〜〜〜』
「「「「へ?」」」」
『これに武器なんて搭載されてないわ〜〜〜』
「「「「はぁ?」」」」
『よく思い出して〜〜〜』
ふぁんふぁんふぁんふぁんふぁ〜〜〜ん(回想)
「どうせこのまんまじゃ皆逃げられずに死ぬんだしいいじゃない!!!」
「え〜〜〜?そんなことにならない方法がちゃんと用意してあるわよ〜〜〜」
ふぁんふぁんふぁんふぁんふぁ〜〜〜ん(回想終わり)
「ああ、あるあるそういうネタ」
「まぁ、死なないんだったらいいんじゃない?」
「「よくありません!!」」


ピートとジークが叫ぶ。


『いいじゃない、皆助かるんだから〜〜〜』
「あれを野放しにするだなんてどういう神経してるんですか!!!」
『仕方ないじゃない〜〜〜六道には『三十六計逃げるが勝ち』って家訓が〜〜〜』
「わけわかりませんよ!!前から思ってたんですけどあなた頭がXXXってるんじゃないですか!!!」
「わぁ!吸血野郎が口では言えないとんでも発言を!」
『…………死刑〜〜〜〜』


冥子がそう言うとピートの立っていた床が抜けた。


「うわぁああああああああああああああ!!!!!!!」


落ちていくピート。
ピートが底に落ちた音と同時に床が閉まる。


『一文字加えたらピーマンオバケのくせに生意気よ〜〜〜!!!!!!
この学園で六道に逆らえるものは神魔界にもいないのよ〜〜〜!!!!!!』
「なんともまぁ大きく出たわね」
「けど、そこまで言われて試さないわけにもいかないですね…」


小竜姫が横島の体なのをいいことに冥子を挑発しようとする。が…


「ま!まってください!相手は神魔界の特A級要注意人物リストに数百年載っていながら
未だに滅ばぬ最強の家系、『A TURE EVIL SPIRT』の称号を持つ六道家ですよ!!!」
「何よそれ…」


タマモが呆れ顔で聞き返す。


「今回の任務に就く前に魔界軍情報部発行の『正しい人間界の歩きかた 日本編』を読んでたときでした…」
「情報源からして怪しさ爆発ですね…」
「魔界軍発行ですから信用に足る内容です。見やすいデータベースにわかりやすいイラスト付き解説。
充実の読者ページに『ハラキリ』先生書き下ろしの姉が主役の漫画。ここまでさまざまなコンテンツが
あり、総ページ量は1000を超えているのもかかわらず他紙をしのぐ低価格。人間界でもこんな本
滅多に見つかりませんよ!!!」
「どこの攻略本ですか…」
「しかも『ハラキリ』とはまた微妙に本来の意図する意味とは外れたものを…ってかなんでそんなの読んでたのよ」
「姉が幻の大吟醸『鬼殺し改』が飲みたいらしくて予約の方法を探してたんです。
けど結局予約がいっぱいで…仕方なく『横浜中華饅頭』を五箱ほど…」
「横浜に買いだし…いや、なんでもないわ」
「ちなみに私達がピンチになるまで登場できなかったのはこのシスコンパシリのせいです」
「!!そのネーミングセンス…なかなかできるようね!」
「まだまだ修行中の身です。私の師はもっと凄いですよ?」


サルはいったい彼女に何を教えているのか。


「まぁ、その名前については後でゆっくり話し合うとして…それを読んでたときに読んだんです。
あの忌まわしき家系の伝説を……ちなみにこの記事です」


ジークが『正しい人間界の歩きかた 日本編』のしおりのついたページを見せる。


「「どれどれ」」


覗き込む二人。そこに書いてあったのは

『特集!人間界日本在住特A級要注意リスト1
美神家 時間移動能力者の家系。100マイト以上でも近づくのは危険。彼の有名な金毛白面九尾を飼っているとの情報あり』
と書いてありそこに写真が載っていた。


「……………」
「そっちじゃなくて、逆のページです」


タマモは怒りを抑えながら逆のページを見る。

『特集!人間界在住特A級要注意リスト3
横島家 新興勢力。霊能力がなくても強力な人間がいる。彼の有名な金毛白面九尾を手篭めに…


「こんなの全部マユツバものよ〜〜〜!!!!!!」


『正しい人間界の歩きかた 日本編』を破り捨てるタマモ。


「ああ!!!何するんですか!」
「どうもこうも全部嘘っぱちじゃないのよ!!」
「だからって破ることないじゃないですか!!!!」
「へへ〜ん!悔しかったら空手チョップでもやってみろ!!!!」


こんなかんじでうやむやになってしまった六道家伝説問題。
しかし彼等は知らない。六道家の欄に書かれていた、人間界で誰一人知るもののいない真実を。
彼等は知らない。傍観者になっていた冥子は真実を知った瞬間、彼等を殺そうとしていたことを。


「うふふふふ〜〜〜皆命拾いしたわね〜〜〜」


冥子は六道女学院放送室で静かに冥子が微笑んだ。










番外編の番外編・宴の後










「冥子様〜〜〜早く出してください!!!」
「あら〜〜〜どうしたの〜〜〜?」
「もう、お酒は…うぷっ…」
『おい、主役がいなくなってどうすんだよ!!!』
「きゃあ〜〜〜もういや〜〜〜ケイのところに返して〜〜〜」
「皆楽しそうね〜〜〜」










番外編の番外編2・北の国から










『今日未明、薬物入りソーセージを売った疑いで『厄珍堂』店主『厄珍(?)』が警察に…』
「共犯者がいるある!話し聞くね!!お願いねぇええええ!!!」










番外編ラスト・いつものように最後の一言



























「ぎゃぁあああああ!!!なんで落とし穴にニンニクがぁあああああああ!!!!!」













「予告はないけど次回に向かって!オカルトチェンジ!!」



















あとがき

なんかもうアレな作品ですみませんポトフです。
今回は短編ですが、これを書かなきゃちゃんと話が予告通り進まなかったものでして…。
これいれるとやたら長くなっちゃうわけです。前後編に分けると予告入れなきゃなんなくなるし…。
ってか最近思ってたんですけど皆さん言いわしないけどなんとなく序盤に比べてテンション下がってると
思いませんでしたか?思わないんだったらいいんですが私はかなり思ってました。この短編はここ数日の
中では一番テンション高いと思います。テンション高いからって面白いとは限りませんが…
とりあえず読んでやって下さい。ってか今回今までで一番スペース空け過ぎ…
では、次回に向かって!オカルトチェンジ!!

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