ザ・グレート・展開予測ショー

NO NAME(後編)


投稿者名:SooMighty
投稿日時:(04/ 3/31)







NO NAME(後編) written by SooMighty













ランチタイム。待ち焦がれた時間がようやくやってきた。
この時だけは色んなしがらみを忘れさせてくれる。
またいつもと同じようにジャンクフードを食って
公園で一服する。
生きている中でこの瞬間が唯一の楽しみなのかもしれない。



飯も早々に食い終わった俺は、いつもの公園を目指した。














今日ははっきり言ってかなり驚いてしまった。
心が動揺をハッキリ感じたのはかなり久しぶりの出来事だ。

昨日見た大柄なホームレスがまた居たのだ。
二日連続で同じ場所にいるとはさすがに想像できない。

また昨日と同じくゴミ箱を漁っていた。
やっぱりなんか食えるものを探してんだろうな。


とりあえずしばらく様子を見ることにした。
昨日と同じようにおっさんからは見えない位置で
煙草をふかす。
煙草はもっと堂々と吸いたいところだが、この場合
仕方ない。

















5分ぐらい経っただろうか。
どうやら今日は食えるものを発見したらしい。
誰かが捨てたパンみたいだが、朝降っていた雨にも
関わらず結構食えそうな感じだった。



しかしそのホームレスは自分ではそのパンを
一切食わず、近くの鳩にあげていた。

俺にはその行動の意図する所がさっぱり理解できなかった。
ホームレスって実は食うのに困ってないのか?

いや・・・そんあわけねぇよな。



なんだろう・・・初めて見るタイプの人間だ。
少しその人に興味が湧いてきたので話しかける事にした。


おっさんの傍にまで行ってみたが、鳩に餌をやるのに、
鳩が食っているのを熱中しているのか、俺の気配に気付く様子が無い。

やっぱり話しかけないと駄目そうだな・・・
意を決して声をかけた。

「あの〜、なんでそのパン、鳩にあげてるんですか?
 自分はお腹空いてないんですか?」

「ん? 君はどなたかな。」
その人は大柄な体躯にも関わらず、優しい顔と目をしていた。
体中傷だらけだったのは少し目を引いてしまうが。

「ああ、俺はこの近くの会社で仕事している、しがない人間ですよ。」
名前はなんとなく明かしたくなかった。特に理由はない。
名乗る必要性もなさそうだしな。

「おお、そうかね。」
そういってその人はニッコリ笑った。

「で? なんで自分で食わないんですか?
 見たところホームレスだろうし、お金もなさそうだし
 自分で食ってしまった方がいいと思うんですが。」
我ながら失礼だなっとは思った。
しかも少し馴れ馴れしいしな。
でも好奇心には勝てなかった。

「はは、確かに腹は減ってるけどね。
 でもこういう飲まず食わずの生活は昔から
 結構やっているからね。まだまだ私は大丈夫だよ。
 鳩達のがむしろ大変なんじゃないかな。
 この辺はかなりの都会で空気も悪いし緑も少ないからな。」

常に微笑みを絶やさずにそんな事を吐くおっさん。
こっちの失礼な態度にも嫌そうな顔を全くしないで答えてくれた。
人間ができてるのは確かだ。
顔もよく見ると、薄い黒で汚れてはいるが精悍さと
強さが面影を残している。世間のはみ出し者
になっていてもこんな顔つきができる人がいるんだな・・・

「でも、その鳩も生活に困る程じゃあないでしょう。」
思いとは裏腹に、というより疑問に思っていたこと
なんだけど。
それを口にしてみる。

「はは、確かにそうかもしれないね。
 じゃあもう残り少ないけど頂くことにするよ。」
 
「そうしてください。」
このおっさんが辛そうなのは一目見れば誰にでもわかる。
左手が無いだけではなく、体中傷だらけの上、足も機能
しているのが怪しいぐらいの破傷風にかかっていた。

「どうしてそんな風になっちゃんたんですか?」
唐突に聞いてみた。
なんせ見た感じではこんな辛い人生を送る様な人間
には見えなかった。
少しの時間の会話した印象だと真面目で優しい人なのに。
あくまで印象程度だから当てにもならないが。

「いやあ社会の流れに取り残されてしまってね。
 昔はゴーストスイーパーをやってたんだがね。
 君も知っているだろうけど、法律でゴーストスイーパー
 は無くなってしまっただろう。私には霊力ぐらいしか
 人に誇れるものがなくてな。しかも年ももうそん時で40代だった
 から転職するのもしんどかったし・・・必死にがんばってみても
 いい職が見つからずじまいでの、いつの間にかこうなっていたよ。」
なにがおかしいのか笑いながら話していた。
とんでもなく不幸な話なのに、全然不幸そうに喋ってない感じだ。
ゴーストスイーパーっの経験有りって所にも驚いたが。

「奇遇ですね。俺も昔はゴーストスイーパーだったんですよ。
 見習いのままで終わっちゃいましたけどね。」

「ほう。じゃあ君もあの法律で苦労した1人か。」

「あんた程じゃあないですけどね。」
そう。このおっさんに比べれば随分マシだ。
職を失ったといっても若い時代の頃だし、体だってどこにも
損傷がなかった。

おそらく左手がないのも悪霊かなんかのトラブルで
失ったんだろう。
それでも頑張って、自分にはそれしか無いとわかっていて
必死にゴーストスイーパーの仕事を頑張っていた。
このおっさんの事だ。
容易にそんな想像が浮かぶ。

だけど、そんな都合とはお構いなしに裏切られ、報われもせずこんな
末路を辿ってしまったおっさんが不憫でしょうがなかった。
もはや飯を食う金も病院に行く金も無い。
破傷風の足も悪化する一方だ。
この先、いつかきっとなんとかなるなんていう可能性はゼロ
に近い状態だ。











・・・それなのにどうしてこのおっさんは笑っているんだろうか。
不幸な筈なのに、自分をそんなにした社会が憎いはずなのに。
本当にちっとも不幸と思って無さそうな感じだ。
むしろおっさんの身の上話を聞いた俺のほうが不幸な顔している。



このおっさんを見ていると無性に腹が立つ。

どうして笑っていられるんだ?
なんで生きていられるんだ?
俺だったらとっくに死んでる。

死ぬ事なんて簡単にできるんだから。
それだけ希望も救いも無いのに生きていく事に意味があんのか?
もう報われないって自分でもわかってんだろ?


頭の中で様々な感情が駆け回る。





このままだと自分を抑えられそうもなかったので
適当に言い繕って退散する事にした。

強引にでもいいからこの場から離れないと駄目だ!



「大変ですね。・・・俺はそろそろ仕事があるので戻りますね。」
定時までまだ20分もあったが、そんなことはどうでもいい。
本当にここに居ると苛立ちばかりが募る。そんなのは勘弁だ。
これ以上苛まれるのは耐えられそうも無いしな。

「おお、そうか。久しぶりに人と会話をしたから楽しかったよ。
 ところで君名前は?」

「別に名乗るほどのモンじゃあないですよ。強いて言えば名も無い平社員です。
 それ以上もそれ以下もありません。」

「はは、そうなんだ。じゃあ私も名乗らんでいいかの?」

「別にいいですよ。」
この人の名前なんか興味なかったし、そんな名前で呼び合うような
親しい間柄になるつもりはなかった。

そんな間柄にはなれない予感がした・・・




「では、失礼します。」

「おお、ではまた会えるといいの。」
そう言ってまた鳩にパンをあげるのを再開していた。
俺の説得も空しく、結局、おっさんは自分でパンを口にする事は
1回もなかった。


















仕事をしている時はあのおっさんの顔が
焼きついたままだった。

おかげであまり身が入らなかった。
それでもノルマの分はちゃんとやった。
もはや頭を空っぽにしてもこなせるようになってしまっていた。



帰りの道中ではより深くあのおっさんの事を
考えてしまう。


体の痛みと傷。
心の痛みと傷。

どちらも凄く辛いってのは、俺自身痛い程知っている。
しかも半分は時代のせいでできた傷だ。
その傷は相当に深い部類に入る筈なのにおっさんは不幸と
認識していなかった。
そう、それははあくまで俺の認識に過ぎないのだ。



帰りの電車に揺られながらそんな事を考えていた。









家に着いても考え事は続く。
またベッドで顔を下に向けたままの状態で。
寝る気なんか無い体勢だ。



なんかしらの出来事で傷を負って涙を流す。

その傷も涙も背負ってありのままの自分で生きていく。
いつでも自分にあけすけで迷う事もあれど、前を向く。
絶対に楽ではないし、ましてや正しくもない。
さらに不器用で不恰好もいいところだ。


それでも・・・だからこそ笑って日々を過ごせていた。

そんな生き方に憧れていた時もあった。
昔の俺はそんな奴だった。



いつからだろうか?
そんな生き方に嫌気がさしてしまったのは。


いや違うな・・・そんな生き方ができなくなってしまったのは。


だって、おかしいじゃねぇか・・・
喜びやぬくもりに触れたくて前を向くのに、
それでかえって辛い思いをするなんて。

矛盾しているんだよ。
そういう生き方をしたって求めている『答え』なんて
ものは見えないんだから。



だから俺は降りたんだ。
気持ちを押し殺すんだ。
もうこれで悲しい思いをしないですむ。









それならなんで俺の心は、お前は未だに涙を流しているんだろうな・・・
俺だって、お前だって悲しい時以外は涙は流さない奴等なのに
どうしてこんなにも溢れてきてしまうんだろうか。

目で泣いて、心で泣いて。
今の俺の顔はとても人様は見せれない顔をしているんだろうな。
そんな気持ちとはおかまいなしに流れてくる。


もう泣く事も泣く必要も無いって自分に言い聞かせても
世間の真理を悟ったつもりになっても、やっぱり
そんなもので自分を縛れるほど俺は便利にはできてなかった。




そんなこんなで、今日の夜は泣き疲れて、眠りに落ちる形になった。
いつもとは違う眠りの落ち方だった。
こんなに泣いたのはどれぐらい前だろうか。
もう忘れてしまった。


落ちる寸前、あのおっさんならこの名も無き感情の『答え』を知ってるかも。
それを最後に完全に意識が途絶えた。
























今日は朝日に目覚めた。
会社が休みの日は目覚ましはかけずに自然に目が覚める
のを待つことにしている。
オフの日ぐらいは静かに始まりたいもんだ
そんな日は決まって朝日の光が差し込んで起きるのだ。

いつもと変わらない、だけどいつまでも目に慣れる事の無い
眩しい朝日に。

いつもならしばらく何も考えないでボっーとしているが、
今日はやっておきたい事がある。
深夜におぼろげに考えていた『答え』。

それをどうしても知っておきたかった。
そうあのおっさんなら、何が起きても笑っていられる
あの人ならこの事を教えてくれそうな気がした。
根拠はゼロだけど、なぜかそんな気がしてならなかった。
昨日の昼はあんなに腹が立っていたのに、不思議かな
今は会いたくて仕方がなかった。


とりあえず顔を洗って冴えない意識をハッキリさせて、いつもの
似合わないスーツじゃなくて、少しだけお洒落ば私服に着替えた。
やっぱり俺はスーツより私服のが好きだ。

準備も早々に整ったので、
早速電車に乗って目的地に向かう事にした。








今日は休日なだけあって準急でも座席に座れる事ができた。
あの満員っぷりが嘘のようだ。
俺としてはありがたい限りだから全然構わない。










さすがに準急だけあって時間はかからない。
駅にはすぐに到着した。


いなかったらどうしようと向かう途中に考えたりも
したが、今日も公園には人影があった。
遠くからでもすぐにわかる大柄のおっさんが。



今日も今日とて鳩に餌をあげていた。
相変わらず自分は一切口にしないで。


やっぱり理解しがたい行動だけど見てても始まらない。
声をかけないとな。

「こんちは。今日もまた何も食ってないんですか?」

「ん? おお平社員君じゃないか。今日は私服だね。」
そういって優しい笑顔を向けてきた。

「その呼び方は・・・ちょっと、いやまあいいです。
 今日は仕事は休みなんですよ。」

「ほう。それなら何故ここにいるのかね?地元もここ
 なのかな?」

「いえ、違います。まあ暇つぶしに来ただけですよ。」
あんたの話が聞きたいとは素直に言うのは抵抗があったので
適当にはぐらかした。

「なるほど。まあ私としては鳩以外の話相手ができるのは嬉しい
 事だから大歓迎だよ。」
本当に嬉しそうにそう言った。

「どうもです。・・・んで今日も飲まず食わずで鳩と会話ですか?」

「まあ、そんなところかな。鳩が何を言いたいのかはあんま
 よくわかってないけど。」
鳩に餌をやりながらそんなことを楽しげに語っている。







・・・やっぱり間近でおっさんを見ていると腹が立ってくる。

この人は辛いとか憎いとか考えてないんだろうか?
苦しいとか悲しいとか感じないのだろうか?
身を焦がす程の苦悩に逃げ出したくなったりしないんだろうか?


なんでそんなに笑っていられるんだよ・・・












「なんで、自分で食べようと思わないんですか!?
 あんたは辛いと思ったりしないんですか!?」

叫んだ。

心からの叫びだ。

「左手も無くて、そんな足になって、病院に行く金どころか
 明日の飯にも困っているのに、辛くないんですか!?
 自分をこんなにした社会が憎くないんですか!?」

もはや俺は半分キレソウだった。
もはや完全な怒鳴り声になっている。


俺は辛かったから、憎かったから。
そしてそういった苦悩や憎悪を抱えながら生きてきても
『答え』が見つけられなかった。



それでもおっさんは

「そりゃあ。辛いし憎いよ。」
そう笑いながら言った。
予想していた通りの言葉が返ってきた。
にも関わらず、笑顔が絶える雰囲気は微塵も感じなかった。
視線も鳩の方に向けたままだった。



完全に我を忘れて怒りのままに声を張り上げた。

「だったら! そんなに辛いならさっさと死んじまえばいいじゃん!
 死ぬことなんて簡単にできるだろうが!? 俺がそんなんだったら
 とっくにもう死んでるよ!」

そういった。
俺が思っていたことをそのままぶつけた。







一体、誰の話だよ・・・そりゃあ。
自分に向けて言ってるんじゃないか・・・


















しばらくして、おっさんはこっちを向いてきた。
昨日から今の今まで、俺に視線を向けることが無かったおっさんの
目が初めて俺の目に合わせてきた。


優しい柔和な顔つきは相変わらずだったが、その目は真剣そのものだ。




そして・・・





















「生きたいからなぁ。」

















口を開いてその一言だけを噛み締めるように言った。
今まで俺が見た中で一番優しい、でも真剣な笑顔で。







そんな単純明快な思い。
でも俺はその言葉を聞いたとき、
そしておっさんの笑顔を見たときに崖から突き落とされ
た感じになった。



俺がさんざん悩んで悩んで、破裂しそうなモンを抱えてもがいて
それでも全然見つけられなかったものを、このおっさんは簡単に見つけていたのだ。


おっさんはもう鳩に視線を戻していたが、淡々と話しかけてきた。

「平社員君・・・私にも君にも、人には言えない辛い事や悲しいことが
 ある。それもたくさんね。だけどそれでも私は笑って生きていたい。
 それだけで凄い幸せを感じれるんだ。」
おっさんはなんの強がりも違和感も感じさせずそう言った。
心からの本音じゃないとこんな声は出せない。

「・・・あんたは凄げぇな。なんでそんなに辛いのに
 そう思える程強いんだよ。」

「はは、私だってそんなにすぐそう思えるようになったわけ
 じゃないよ。むしろ自分が傷つく度に色んなものを憎んだり
 してきた。今も時々疑問に思うことだってあるさ。それでも
 どんな事が起きてもやっぱり生きていたいって思っちゃうんだよ。
 醜いってわかってても。儚いってわかってても。」

「・・・」

「まあ、私が言えるのはこれだけだよ。後は君自身で見つけなさい。
 今はまだわからないかもしれない。でもいつかきっとわかる日がくるから。」

「いえ、全部わかるなんてとても言えないけど、『答え』はまだ見つからない
 けど、笑って前を向いて生きるなんてかっこいいことも言えないけど
 それでも『生きたい』って思うことなら少しはわかったよ。
 あんたのおかげで。」


そう俺の知りたかったものは

『希望』や『夢』なんてカッコイイものじゃなかったんだ。

不格好で不器用で漠然とした感情。

ただ『生きたい』と願う事。






そんな物語にもできない、だけど何よりも強い名前無き感情。
この感情があれば例え救いや報いが無くても生きていける。
今はそれでいいって事がようやくわかった。
そうしていればおっさんの様にいつのまにか『答え』が見つかるかも
しれない。
そしてその日が来るまでに、また昔の自分の様に、おっさんの様に
自分に正直で笑って生きていける日が来るようにしたい。











「おっさん、ありがとう。」
そういっておっさんに深くお辞儀をした。

「何、本当に辛いのはこれからかもしれんぞ。
 なんせ自分で何かを見つけていかなければいかないんだからの。」

「はは、そうだよな。でもそれでもなんとかがんばって生きていくよ。」

「君はまだ若いんだ。私の言葉ぐらいでがんばろうと思える君なんだ。
 絶対に生きていけるさ。」

「ああ、がんばるよ。時々は休んじゃうかもしれないけどさ。
 ともかく本当にありがとう。俺はそろそろ行くな。」

「がんばって生きろよ。私も頑張って生きていくからさ。」

「じゃあな! おっさん!」

「バイバイ、平社員君!」









結局俺達2人はお互いに名前を知らないで別れた。
少し寂しい気もするけど、不器用な俺らにはこんな別れが
お似合いなのかもしれない。


「とりあえず今日はグッスリ眠れそうだな。」
























三日後、俺は平社員から係長に昇進した。


小さいけど一歩を踏み出せた様な気がして嬉しかった。






昼の時間、この事をおっさんに伝えるために飯も食わず
公園の道のりをダッシュした。







しかし公園にはおっさんの姿が無く、鳩が数羽いるだけだった。



一ヶ月ぐらい公園に顔を出したけど、結局会える日は無かった。
もしかしたらもう会えないのかもしれない。
そう思うと悲しくなってしまうが、すぐにあの名も無き感情を
思い出す。

そうあのおっさんの事だ。
きっと何処かで笑って生きているに決まっている。

「思えば不思議な人だったな。もしかしたら人間じゃなかったりして。」

笑いながらそんな想像をした。




おっさん・・・俺は、横島忠夫はこれから先もこの名前無き感情を
抱いて生きていくよ。


この先どうなるのかなんてさっぱりわからない。

見たくないものまで見てしまうかもしれない。
知らなきゃ良かったなんて後悔してしまうかもしれない。




それでも、俺は生きていくよ。


生きていたいから。









END




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