ザ・グレート・展開予測ショー

RPGなんてどうでしょう?(10)


投稿者名:ひのめ子
投稿日時:(00/ 3/ 7)

ホワンの港から程近いところにあるホワンの町
美神達は、手がかりを求めてトットリから船で向かう。
その折に、美神美智恵と再会。

ホワンの港に降り立った美神達。
美神「おかしいわ…誰もいない…」
横島「やっぱり、町の方で何か起こったんでしょうか…」
シロ「先生!あれっ!」
シロの指差した方向から上空を大きな羽虫のようなものが
群れをなして通過していく
美智恵「町のほうに向かってるみたいね。急ぎましょう!」

町に着いた美神達が見たのは、さっきの羽虫の群れが結界に向かって
体当たりで攻撃していく様だった。羽虫達は結界にぶつかってバタバタと
死んで、砂のようになっていく。

美神「まるで、神風攻撃だわ。一体何の意味があるの?」
タマモ「あの羽虫達何かに操られている…?」
美智恵「結界が作動しているなら人がまだ中にいる可能性があるわ。
とにかく、ここを突破しましょう」

そして、美神達は羽虫達の群れを抜けて、結界の中に踊りこんだ。
(戦闘シーン2回:1回の戦闘で羽虫5匹)

横島「抜けたっ!」
町の中は騒然としていた。結界の前で待ち構える者、バタバタと何かの
準備に走り回る者。その時、一人の男が美神達に話しかけてきた。
男「あんた!女、子供は地下に避難しろ!」
美神「私達は、トットリからこの町の様子を調べに来たのよ
一体これは何事なの?」
男「魔物がホワンの杖を盗んだせいで、この有様だ。早く何とかしなければ
この結界も、もう限界だ」
横島「ホワンの杖?」
男「ホワンは大昔俺達の先祖が作り出した人工精霊のことさ。ホワンは杖を使って、
地脈を浄化したり、結界を張ったりしてこの町を守ってるんだ」
美神「人工精霊…」
※「パパ、パパっ」
その時、小さな女の子がこっちに向かって駆け出してきた。
男「アンっ!何してる、早く地下に逃げなさい!」
アン「あのね…あのお兄ちゃんが、朝起きたらいないの」
男「何!?まさか一人で、取り返しに行ったのか、何て無謀なことを…」
タマモ「その杖がどこにあるのかは分かってるの?」
男「ここから南にある洞窟を魔物達は根城にしてる。おそらくそこだろう」
美智恵「誰かが、先に向かってるのね。この町の人間?」
男「いや、最近現れたばかりの男でな。妙な力を持ってるんだ」
アン「すごいの、変身するのよ」
美神「変身?」
アン「それでね、こんな顔してるの」
アンはそう言うと、両手でビッと目を吊り上げた。
横島「この顔、まさか…雪之丞か?」
アン「知ってるの?」
男「それなら丁度良い。俺達はこの羽虫の群れを追い払うだけで精一杯だ!
杖を取り戻してくれ頼む!!」
美神「あぁ、やっぱり…」

と言うわけで、ホワンの町の危機まで救うことになった美神達。
それではまた次回。











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