ザ・グレート・展開予測ショー

ぼくらの地球をまもって!7


投稿者名:ポトフ
投稿日時:(04/ 3/30)





パソコンで小説を読むときは部屋を明るくしてモニターから少し離れて読んでね!


















200X年、地球に未曾有の危機が訪れていた
異星の神々が地球に対し侵略行為を行った
人ならぬ者も命を賭して戦った





「冥子様。敵が巨大化を始めていますがいかがなさいましょう?」
「とりあえず〜〜〜皆と影の中に戻ってね〜〜〜後で出してあげるから〜〜〜」
「皆さん気絶しているようですし、早めに対策を…」
「それは他の子達がやるから、戻りなさい〜〜〜」
「横島さん達のほうで巨大な霊力反応もあったことですし…」
「………美衣、私の影には入りたくないのかしら?」
「……いや、入りますけどね」





この物語は人在らざる力を得し戦士
『オカルトレンジャー』と後に呼ばれる者達の正義の戦いの記憶である
その物語の一つを今、語ろう…






















〜ぼくらの地球をまもって!〜
 『第7話・永久脱毛症の狂詩曲』












「横島、無事!?」


タマモが横島(小竜姫)に話しかける。


「ええ、大丈夫ですけど…」
「…横島。あんたキャラ変えたの?声も高くなってるし」


読者にはわからないだろうが今横島の声は乗り移りネタでよくある、乗り移った人の声状態になっていた。
ようするに体は横島。声は小竜姫なのである。


「これで山崎和佳奈は一人三役ね!」
「また随分コアなネタを…。まぁ、このサイトではそれほどでも…って違います!!」
「ふふふ、わかってるわよ。今の横島は霊波の質が変わってるもの。
人間は命の短い生き物だから霊波などがあるていど決まった状態で生まれてくる。
短時間で霊波の質を変えるのは不可能…。多分、横島に何らかの形で乗り移ってるのね」
「お見事です。金毛白面九尾の名を持つだけのことはありますね」
「それは前世の話よ。今は一介の妖狐に過ぎないわ…。
それはともかく、あんたとそこのコスプレ男が横島とトゲレッドを助けてくれたのね。礼を言うわ」


コスプレ男はジーク、トゲレッドはオカルトレッド・ファイのことである。
タイガーの巨漢芸人と同じように定着させるつもりのようだ。


「初対面の相手にも容赦ないノー…」
「別にいいじゃない。似合ってるし」
「「なんでですか!!!」」


二人は見事にキャラが被っていた。


「正直な話、後数分遅ければ彼の命はなかったでしょう」
「何言ってるの?これはGS美神の二次創作物よ!この小説で人が死ぬはずないでしょ!」
「…あぁ、あなたは最後の最後で登場したんでしたね」
「…?何言ってるの?」
「いえいえ、こっちの話です」
「ってかこれは本当にGS美神なんですか?」
「賛否両論あるだろうけどオカルトレンジャーは十分展開的にありうるわ!
……まぁ椎名高志先生が書く可能性のあるものとは大分違うけど」
「大分?まるっきり違いますよ!椎名高志先生の作品を汚さないで下さい!!」
「…まったくもって否定できないわ。ってかその話をする前に…あれはどうするの?」
「何がですかいノー」
「あんたはほんっと鈍いわね!カレーの食いすぎじゃないの!あれよ、あ・れ」


そう言ってタマモが指を指した先には巨大な魔物の姿があった。


『オレハ…ハゲジャネェエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!』
「あの痛々しいまでにハゲた魔物のことよ」
「ハゲじゃノー」
「ハゲですね」
「いわゆるひとつのハゲですね」


やっぱり命名『ハゲ』


「あのハゲから出てる妨害電波のせいでオカルトGメン本部とも連絡が取れませんし
ドクター・カオスの部屋か美神さんの事務所にかけてオカルトユニットを呼ぶこともできません!!」
「これも、あれも、それも、多分、全部まるっと、すりっと、あのハゲのせいってことね!!!」
「どうでもいいけどあのハゲはどうするんですカイノー…」
「そうね、メカがなけりゃ勝ち目がないわね……あ!そうだ!タイガー!あんた特攻しなさい!!」
「なんでジャー!!!」
「少しは役に立ちなさい!?G・フローベールがあんたにこう書き送っているわ……!
『人はむなしく業績こそすべてだ』……とね!」
「書き送られてなんかないんジャー!!!」
「我が侭ね!じゃあこれはどう!?『虎は死して皮を留め、人は死して名を残す 』って言葉が…」
「言葉の問題じゃないんジャー!!!!!」
「うっさいわね!『かなしいけど、これ戦争なんジャー』とか『やらせはせん、やらせはせんのジャー』とか…」
「台詞まで考えられても困るんジャー!!!」
「『エミさんが帰ってきたら伝えてほしいんジャー…わしがいかに勇敢であったかをノー』と言って私達に敬礼して特攻。
しかし効果まったくナッシング。私の台詞『犬死ね…』。敵の捕虜になるあんた。緊縛状態。はっきり言って気色が悪い。
敵の台詞『仲間のために命を懸ける者は例え敵であろうとも私の水筒の中身を飲む権利を得る。さぁ!飲め!!』
タイガーの台詞『いらんのジャー』と言いつつも無理矢理飲まされるあんた。実に面白い光景。皆笑いをこらえる。
しかしあんたが飲まされたそれはオカルトドリンク。タイガーは巨大な魔物に。命名『むっつりスケベ』。
とりあえず一撃で葬り去るための対策を立てておかなくっちゃね…」
「勝手に一シーン製作せんでくれんかノー…」
「で?どうしましょうか?それでいきますか?」
「三か〜い会議〜」
「…あえて何も聞かんのジャー」
「三界会議とは、神魔人の三界の代表が多数決をとって多い案が採用されると言う由緒正しきひら忍者…ではなくて
由緒正しき民主主義な会議です」
「いつもは聞くと無視してくるのにノー…こういうのを天邪鬼と言うんジャー」
「メンバーは私と横島モドキとコスプレ男でいいわね?」
「…その呼び名はともかく、それで構いません」
「じゃあ…そこのむっつりスケベことタイガー寅吉をお星様にするのに賛成の人〜」


タマモ、小竜姫、ジークが手を挙げる。
議長を務めるピートが声高らかに宣言する。


「賛成多数により可決されました!」
(パチパチパチ…)


後ろに控えていた生徒達が拍手する。
関係ないが読者の中にはコメントに「生徒はどこにいったんですか(笑)」とか
書こうとした人が一人ぐらいはいるのではないだろうか。


「実に横暴な民主主義ジャー!!」
「馬鹿ね。民主主義の裏側に隠された直接暴力性にまだ気づかないの?」


それはともかくタイガーが人間大砲に積め込まれようとしていたとき遠くから声がした。
インダラの背に乗った六道冥子その人だ。


「皆〜〜〜無事〜〜〜?」
「あ!すっかり忘れてた!」
「なぁに〜〜〜?」
「いいえ、こっちの話よ。で、そっちはどうなの?」
「何とか倒したと思ったらいきなり巨大化してきて〜〜〜皆その霊気に当てられて倒れちゃったの〜〜〜」
「何であんただけ無事なの?」
「私は遠くから見てただけだから無事だったの〜〜〜」


嘘八百


「それは何〜〜〜?サーカスでも始める気〜〜〜?」


冥子が言っているのはタイガーの人間大砲のことである。


「彼は自らの身を犠牲にしてハゲを倒そうとしているのです!」
「へ〜〜〜そうなの〜〜〜」
「んんん!んんん〜ん〜!(違う!違うんジャー!)」


タイガーは口を封じられている。


「彼が自分の生涯最後の大技に名前をつけて欲しがってます」
「わかったわ!名づけてタイガーキャノン!どっかの格闘ゲームの技の名前みたいでイカスでしょ!!」
「んんんんんん〜!(止めてくんシャイ!)」
「どうせこのまんまじゃ皆逃げられずに死ぬんだしいいじゃない!!!」
「え〜〜〜?そんなことにならない方法がちゃんと用意してあるわよ〜〜〜」


冥子は言った。それを聞いてタマモは


「けどここまで用意したし折角だから飛ばしましょう!」
「んんんんん〜!(止めてくれ〜!)」
「最後にこの詩を贈るわ!死なずとも ともかく飛ばせ ………………最後が思いつかない。面白くないわ!発射!」
「んんんんんんん〜!(わけわからんのジャー!)」


タマモがそう言うとジークが帽子の前後を持ち、逆に被るようにして一言。


「アイアイマム!」
「んんんんんんんんん〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(うわぁああああああああ〜〜〜〜〜!!!!!)」


発射された大砲。飛んでゆくタイガー。敵に直撃。
効果がないかと思われたが敵の頭部に何かよくわからない球体が出て来た。


「何かしら、あれ」
「クビラ、霊視して〜〜〜」


クビラが霊視するとそこだけが強く光った。


「あそこだけ異常に霊圧が高いですね…」
「ってことはあれが弱点ね!役に立ったじゃない!!」


しかし彼はここにはいない。まぁこれはGS美神の二次創作でしかもギャグだし(以下略)


「タイガー下士官に!敬礼!」


皆が敬礼する中タマモは言った。


「犬死しなかったわね…」











タイガーが飛んでいった後、横島に小竜姫が乗り移っていることを聞いた冥子。
適当に自己紹介をした後、対策会議が開かれた。


「で?どうやってあれを倒すの?」
「それよりも、聞いておきたいことがあるの〜〜〜」


いつになく真面目な表情の冥子。


「何?」
「横島君の体ってどんなかんじなの〜〜〜?」


冥子は真面目な顔をしているがどことなく息が荒い。
小竜姫のほうも顔を赤らめながら


「ちょっと変なかんじです…」
「特にどのへんが〜〜〜?」
「えっとですね…ここがですね…」
「「ふむふむ」」


タマモ、生徒達も一緒になって聞き入っている。レッドとジークはひいている。


「で、ここがこうで…」
「へ〜〜〜」
「人間ってこうなってるんだ…」
「いいなぁ〜〜〜ちょっとでいいからさわらせて〜〜〜」
「え!きゃあ!くすぐったいです!止めて下さい!」
「いいじゃない〜〜〜。あなたは横島君のにおいを直に嗅いでるんだし〜〜〜」
「……横島さんのにほいを直に…きゃあ!私ったら!」
(ふっ)
「きゃあ!息吹きかけないで下さい!!」
「うふふふふ〜〜〜いつもよりウブでかわいい〜〜〜」
「ずるいです!私と幽体離脱で変わって下さい!」
「ダメよ〜〜〜ほら、お姉さんがリードしてあげる〜〜〜」
「あ!ダメ!やぁん」


書いてて思ったが横島の姿で言われるとかなり気持ちが悪い。


「神様ってやっぱり変わってるもんなのね……」










冥子のイタズラが一段落した後、ジークと変身の解けたピートが言った。


「「で?どうするんですか?」」
「えっと〜〜〜早くしないと次回になって『事件の一旦』聞けなくなっちゃうから簡単に言うと〜〜〜校舎に
入ってくれれば後はこっちでなんとかするわ〜〜〜。気絶した人達も入れてあるから後は皆が入るだけよ〜〜〜」
「よし!そう言うからにはどうにかなるんでしょ!みんな!小ネタなしで校舎に入るわよ!」


校舎に入る一同。
冥子は途中で生徒達を連れて分かれた。することがあるらしい。
そして三年B組教室についた一同。


「では予告通り話して貰いましょうか。この事件の真相を」
「ええ、けど私達が話せるのはあくまで事件の一部です。私達末端には全ては話して貰えませんでした」
「それだけでもいいわ。話して」
「ええ、まず事件の始まりはあの事件。アシュタロスの反乱…通称、人魔戦争まで遡ります」
「アシュタロス?誰ソレ」
「タマモさん、時間が押してるのでここにあるGS美神のコミックを見て自分で調べて下さい。
問題はその時人間に回収されたエネルギー結晶の欠片にあります」
「!!!」
「何?読んでたらフード・プロセッサだかなんだかって機械が出て来たわよ!」
「驚くんでもボケるんでもどうでもいいから行を使わないで下さい。タマモさん、GSホームズは最後に読んで下さい!
おかしいと思いませんか?ここ最近あなた方の前に現れたメカはどう考えても人間の技術力じゃ
ありえないものばかりです。それらのメカに使用されているのは全てアシュタロスの遺産…
エネルギー結晶の欠片によってつくられたものです。元のものには遠く及びませんがそれでも
十分な力があります。さらにそれに文珠による疑似同期システムが加わったことにより
神魔を凌駕する力を得るに至りました。ちなみに私達やジークさんの能力もそれで強化しています。
そこで問題となるのは何故地球人が狙われたかです」
「ま、まさか!!!」
「無駄な行を使うなといったでしょう!つまりは簡単に言っちゃうと人間の兵器に
目をつけた異星神が人間……ぁああああうっさい勉強勉強言うな!!!」
「な、何ですか!?」
「ちょっと作者が乗り移っただけです…。ってことで続きを言うと人間は危険だと言うのを
口実にその兵器を手に入れるために攻撃をしかけてきたんです!神魔界が手を出せなかったのは
実際アシュタロス以上の力を持つ兵器の数々のせいで彼等の言うとおり奪ったほうがいいって
意見が増えたためです!けど実際はただの侵略行為だったんで止めさせたかったけどその異常な力が原因で
最近人間界で時空の歪みが生じているので手が出せなかったんです。ちなみに時空の歪みとは時間軸の
違うものが突如あらわれたりする現象です。これによって時間軸のまったく違うキャラを出すことが
できるという今後の副線的なものであり、作者が無茶できるいい訳でもあり」
「そうですか。全てこのオカルトレンジャーセットのせいだったんですか…」
「そうです。何か質問は?」
「支離滅裂です」
「そうかしら?これなら力のインフレもノリだけでやったんじゃなくできると思うけど」
「いえ、そうじゃなくてこの世界に似合わないって言うことです。
いっそ全部嘘にしませんか?読者も半端な設定なんか望んでません」
「あぁああ!もう!せっかく考えたのに!だったらここは宇宙の卵の中だからなんでもアリ!
真相はこれでいいだろ!この吸血野郎!!ジーク少尉!文句を言う奴を皆殺しにしろぉおおお!!!!」
「落ち着いて下さい、あなたらしくないですよ!!横島さんの姿のままだから違和感ないけど」
「ってか考えたってなんですか…」


そんな話をしていると、いきなり校舎が揺れた。


「な!何!?」
「この展開はまさか!!!!!!!!」


そう、なんと校舎が学校の敷地から宙に浮き変形を始めている。
物理的にありえない動きをしている。


『校内放送〜〜〜。今から校舎は変形します〜〜〜』
「うわ!女学院が変形なんてテ○ラみたい!!!」
「いえいえ、むしろマク○スでしょう!!!」


そんなことを言ってる間に変形は完了する。


『「「「完成!六道戦艦・シックスゲート!!!」」」』


生徒達と冥子の声がハモる。
冥子もネーミングセンスがなかった。


『違うわよ〜〜〜これはお父様がつけたんだから〜〜〜』


左様ですか


『あ〜〜〜信じてないわね〜〜〜。いいわよ、お父様を出して直接教えてあげるんだから〜〜〜』


すみません。お父様のキャラは思いつかないので勘弁して下さい。


『いつか登場させてみせるわ〜〜〜』





























「冥子様〜〜〜早く出してください!!!」







次回予告
ついに明かされた驚愕の真実
激化する脱毛の化身との戦い
戦いの前に倒れる五人
しかし世界は彼等を見放さなかった

次回
『時をかける少女』

「次回に向かって!オカルトチェンジ!!」


















あとがき

いつも以上にアレな作品ですみませんポトフです。
設定についてはアレで矛盾とか全部勘弁して下さい。
ってかいつもは一気に書いてるんですが今回二日かけて書いてるんで特に矛盾点多いと思います。
この世界観なんで勘弁して下さい。
今回も誤字脱字、内容などいろいろ指摘していただければ嬉しいです。
関係ないんですけどね、うちにGS美神のSFCソフトがありましてね。
当時かなり幼かった私は一面もクリアできなかったんですよ。久しぶりにやってみようかな…
では、次回に向かって!オカルトチェンジ!!

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