ザ・グレート・展開予測ショー

ぼくらの地球をまもって!4


投稿者名:ポトフ
投稿日時:(04/ 3/27)




パソコンで小説を読むときは部屋を明るくしてモニターから少し離れて読んでね!








200X年、地球に未曾有の危機が訪れていた
異星の神々が地球に対し侵略行為を行った
頼みの綱のオカルトユニットは戦闘を行っていた





「横島さは〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
「おキヌちゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
「やかましい!!!」





この物語は人々の思いに応える戦士
『オカルトレンジャー』と後に呼ばれる者達の正義の戦いの記憶である
その物語の一つを今、語ろう…










〜ぼくらの地球をまもって!〜
 『第4話・霊王降臨』











横島忠夫、タイガー寅吉、ピエトロ・ド・ブラドー、氷室キヌ、タマモの五人が
オカルトユニットに乗り金欲の魔物と対峙していた。
異星神との最初の戦いは遂に最終局面を迎える。


「前から思ってたけどこれって妙に大げさなとこあるわよね」
「そうですね…」
「だから、何の話してるんですカイノー…」
「それはともかく今週のなんとかかんとかメカってなんなの?」
「そうじゃのう。少し到着が遅れているようじゃ」
「正確には・六分と・五十三秒の・遅れ・です」


そう言ってる間にもオカルトユニットは魔物の攻撃を受けていた。


「くっ!これがデートだったら一秒でも遅れたら振ってるところだわ!!!」
「私は何分でも何時間でも怒りませんよ〜」
「おキヌちゃんのそういうところ…俺は好きだな」
「私は横島さんの全てが好きです!キャーーー!!!言ちゃった!!!」


真っ赤に成り両手で顔を隠すおキヌ。


「おキヌちゃん、隠さずに顔を見せておくれ…」
「じゃあ…私のことを…『おキヌ』って呼んで下さい」
「あ〜〜〜!!!もうやかましい!!!タイガー!もっかい洗脳するわよ!!!」
「了解ジャー」


横島とおキヌを洗脳する二人。しかし…


「私達の愛は!!!」
「こんなものに負けない!!!」
「うわっ!ウザッ!!早く話を進めたいのにいちいちあんたらの小ネタにかまってられないのよ!!!」
「話を進めるも何も今週のなんとかかんとかメカが来ないことには戦えんのじゃないかノー…」
「こういう場合小ネタを消化しなきゃ来るものも来ないのよ!!!」
「そうなんですか…」
「なんじゃ!ちゃんとお約束を知っておるではないか!!!」
「八時の方向・巨大霊力反応・出現」
「ええっ!お約束と違う?何この小説!」
「冗談・です」


顔を赤らめてペロリと舌を出すマリア。
これで笑っていたら完璧なのだが。


「冗談を言えるようになったか!さすがワシの最高傑作じゃ!!!」
「イエス。ドクター・カオス」
「横島さんはあ〜ゆ〜のって好きですか?」
「嫌い…と言ったら嘘になるけど例えクレオパトラの笑顔でもおキヌの前では色あせてしまうよ!」
「嬉しい!しかも今『おキヌ』って…」
「あ〜!自分で言っといて小ネタやっちゃったわ!バカップルをすっかり忘れてた!」
「いいじゃないですか…僕なんて作品から忘れられつつありますよ。第2話が懐かしい…」


一人鬱になるピート。


「大丈夫!忘れてないわよ。ピート!二人に噛み付いて!!!」
「そうか!二人を吸血鬼の魔力で支配するんですね!!!ヴァンパイアミスト!!!」


霧になりオカルトバットから出てオカルトペガサスに潜入するピート。
関係ないが作者はそろそろこのネタしつこすぎるなぁと思っている。


「な!何!?」
「あなたに怨みはありませんが収拾つかないので噛み付かせてもらいます」
「うそだぁあああ〜〜〜〜〜!!どうせ第2話の仕返しだろう!!!」
「実はそうです」


しれっと答えるピート。


「美形ぶりやがってくそったれめ…!そんなんだから女性ファンが減るんだぞ!」
「関係有りません。勝てば官軍です。致死量に達するぐらい吸ってあげます」
「うわぁあああ!!!待て待て待て待て」
「待ちません」
「待って下さい!最初に横島さんの首筋に噛み付くのは私です!!!」
「…ピート。本当にもう面倒くさいから早いとこやっちゃって」
「…はい」


おキヌの懇願虚しくこうして洗脳された横島。おキヌは泣きながら
「うっ…言う事…聞きますから…ひっく…私の首筋はぁ……横島さんに…横島さんに…うぇええええええんっ」
と言ったのでなんとか首筋に痕を残されずにすんだ。


「長かった…で?そろそろ来た?」
「ああ、丁度来たところじゃ」
「お約束・です」


マリアがそう言うと同時に人型の巨大な物体が現れた。
それは何故かレンガで出来ていた。


『皆さん、ご無事ですか?』
「ま、まさか人工幽霊壱号!?」
『そうです。姿は違いますが』
「あの結界は役に立ちそうじゃったからな!ワシは美神の依頼で前に改造したのを呼び出したんじゃ!!!」
「あんたを甘く見すぎてたようね…とんだどんでん返しだわ…」
「さすがマッドサイエンティスト…」
「もう何でも来いってかんじジャノー…」
「名づけてオカルトカイザー!大き過ぎるのでオカルトチェンジャーのように疑似同期機能はないが
その変わりマリアと同期させるための機能を急遽取り付けたので霊力はオカルトユニットに引けは取らん!!!」
「けど人工幽霊壱号の方が結界を張れる分霊力が大きくて同期できないんじゃないの?」
『心配無用です。それはあくまで事務所の機能であって私自身の霊力はほとんどありません』
「マリアも・霊力・ほとんど・ない」
「と、言うわけじゃ!さらにこれにはデモンサーチャーをしのぐ気まぐれ霊体探知機『SUZUME』を
装備しておる!まさに怖いもんなしじゃな!!!」
「なんで気まぐれなの?」
「それは鈴女ちゃんだからじゃないですか?」


立ち直ったおキヌが言った。


「雀がどうかしたの?」
「そうじゃなくて!事務所に住んでた妖精の鈴女ちゃんよ!」
「そんなのいたっけ?」
「記憶にありませんね…」
「わしも知らんですノー」


鈴女の認知度なんてこんなもんである。


「まぁいいけどそれがどうして『気まぐれ』なの?」
「見ればわかります…」


そして皆がオカルトカイザー頭部の鈴女の巣を見ると紙が置いてあって
『ちょっと男探しに行ってきます。寂しいと思うなら帰宅した私を美神さんかおキヌちゃん、抱いて  BY鈴女』


「「「……………」」」
「と、言うわけです…」
「さ、小ネタも消化したしそろそろあの魔物と戦いましょうか」


鈴女のあつかいなんてこんなもんである。


「でもどうするの?一機増えたところで勝ち目ないのは同じよ!」


そう、それほどまでに魔物との差は歴然だった。


「それについては考えがある!行くぞ!マリア!!!」
「イエス。ドクター・カオス」


マリアに運ばれてオカルトカイザーに乗り込むカオス。


「マリア!人工幽霊壱号!オカルトフュージョンじゃ!」
『了解しました!』「イエス!ドクター・カオス」


ノリノリのカオスの掛け声で同期する二人(?)。
オカルトカイザーの霊力が一気に跳ねあがる。

「まだ足りないノー…」
「わかっておる!行くぞ!オカルトレンジャーの諸君!!霊王合神せよ!!!」
『「エレメンタルフィールド展開!」』


同期したオカルトカイザーのセリフと同時に強大な霊気が放出される。
オカルトユニットがオカルトカイザーを中心に集結する。


『「霊王合神!!!!!」』


オカルトユニットが変形してオカルトカイザーに接続される。


「な、何ですかこれは!」
「オカルトユニットの真の力は合神と呼ばれる変形合体機構にある。
これによって搭乗者全員の霊波を調整したものをオカルトカイザーに送り複数同時同期する。
そしてその霊力を事務所全体に張り巡らせた魔法科学回路で増幅したすることにより
神魔を打ち砕くだけの力を得る。『炎』になったオカルトユニットは無敵じゃ!!」
「けど!横島さんは自我を保ててないけど大丈夫なんですか!!!」
「それならば奴専用の特殊装備で補える!!!」


そう言ってカオスがボタンを押すと横島のオカルトペガサスコックピットに謎のゴーグルが現れる。
それを横島がかけた瞬間。


「うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「あれは何なんジャ…」
「あれはブラックゴーグル!かけるとアレな映像が次々と流れ出す!
小僧の霊力の源は煩悩じゃから洗脳なぞものともせん霊力になるじゃろうて」
「………………(怒)」


復活した横島。怒るおキヌ。


『「合神最終段階。各自振動にそなえて下さい」』


皆振動にそなえる中、横島だけは映像に気を取られて頭をぶつける。


「いくぞ!皆、コックピットにある台本の台詞を読むんじゃ!!!」















―それは六界を統べる者





―それは明日を見据える穢れ無き銀の瞳





―それは神魔如何なる生物も抗うことの出来ない至高の刃





―それは世界の闇を切る霊の王





―そう、彼の者の名は






『「「「「「「「六界合神!霊王ゴッド・オカルティオン」」」」」」」』


カオスにネーミングセンスは無かった。


「ワシが考えたんじゃないわい!!!」


まったくその通りで。


「なら訂正しろ!!!」
「あら、謝って欲しいの?」


また似たようなネタになりそうなので割愛させていただく。
ところ変わってオカルトカイザーのコックピットに集まった八人。


「な、何なんですかこの力は…」
「桁違いジャノー…」
「ふっふっふっ!これが複数同時同期システム『REIOH』の力じゃ!!!
オカルティオンの欠点はマリアと人工幽霊壱号の台詞の数が極端に減ることと鈴女がいないこと。
後は一人でも霊力に異常をきたすと使用不可になることぐらいしかないからまさに無敵と言えよう!!!」
「結構多いじゃないか…」


生きかえった横島がおキヌとイチャつきながらツッこむ。


「別に今は何の支障もきたしてないからいいではないか!」


カオスがそう言った瞬間。イキナリ霊力値が異常をきたした。


「何事じゃ!」
『「タマモさんの霊力に異常が発生しました」』


皆が見るとそこにはさっきまで元気だったのに何故か倒れたタマモの姿があった。


「どうしたんですか!!!」
「お揚げがなくて力が出ない…」


そろそろ書いてて馬鹿馬鹿しくなってきた。


「どうして!さっきまで憎まれ口叩いてたのに」
「お揚げ中毒は…発作的に……起こるのよ…」
「小ネタを自分でやってちゃ世話ないノー…」
「まぁ対策は立ててあるからいいがな…フォックスフード!!!」


カオスがボタンを押すと稲荷寿司、油揚げの味噌汁などのお揚げ料理が大量に出て来た。
タマモが料理にがっつく。


「………!?」


急にタマモが箸を止めた。


「どうしたんじゃ?ワシのことなら気にするな!!!かなりの額の報酬を貰っとろから遠慮はいらんぞ」
「これは本物の油揚げじゃない…油分が多すぎる!」
「そりゃ油揚げですし」
「それに舌にしつこさが残る。明らかに養殖ものの油揚げだ!」
「そろそろ壊れ始めたか?」
「一週間だ!一週間後に本物の油揚げを食べさせてやる…」
「食べんのは貴様しかおらんわい…」
「御免、俺達さっきまでかなりウザいことやってたんだな」
「そうですね…」


横島とおキヌが謝る。そして横島がタマモのほうに歩み寄る。
おもむろに文珠を取り出す。


「文珠・弐式!!!」


某悪・即・斬な人をマネて二文字入る文珠を料理に投げつける横島。
いつの間にかに普段から使えるという設定になってたようだ。
刻まれた文字は『美味』。


「さ、食べてみろ」
「私を馬鹿にしてるの?そのていどでうまくなるはずが…」
「いいから!!!」


タマモは不満そうな顔をしながら料理を口に運ぶ。


「OH!マイ(ボコッ!)」
「横島さん!気絶させてどうするんですか!!!」
「せめてこいつだけは…汚れ役をやらなかったことにしてやりたいんだ…」
「!!…それでこそ横島さんです!」
「そうかノー…」
「仕上げだ!文珠X2!!」


横島がなんか今日はやたら持ってる文珠を投げる。
刻まれた文字は『忘』『覚』。文珠の効果で目を開くタマモ。
横島のほうをじっと見る。


「……………?」
「タマモ?どうした?」
「パパ?」
「こ、これは……………!!」
「忘れ過ぎて狐なのにすり込みネタ!?」


まだ何も知らず横島以外の者に恐怖を感じている瞳。
小刻みに震えながら横島にぴったりとくっついて離れない。


(か…かわいい…)
「よ〜こ〜し〜ま〜さ〜ん!!!!!」
「こ、これは違うんだおキヌ」
「また呼び捨てにしたってそうはいきませんよ…」
「あ〜〜〜っもう勘弁ならん!!!こういうネタは別に書けと言っておろうが!!!」


言われてません。


「詭弁を弄すな!!!まだ第4話なのにムチャクチャやりおって反対票が入るのは時間の問題じゃぞ!!!」
「もうそろそろ小ネタは止めにしてほしいノー…」
「そうじゃな!もうどうにでもなれじゃ!!霊波値は!!!」
『「オカルトメーター・オールグリーン」』
「ようし!!!三人以外はいくぞ!!!」
『「「「了解!!!」」」』


自動操縦で戦っていたオカルティオンが魔物に迫る!!!


『世ノ中ヲ動カシテルノハ―――金ヨ――――――――――――――――――ッ!!』


魔物が身構える!


「今じゃ!!!霊王破斬剣使用認可発動!!!」


カオスが叫ぶとオカルティオンが巨大なジンツウブレードを持つ!
皆が台本を片手に叫ぶ!


「セーフティー解除!」


「グラフィック用タイガーテレパス!フルドライブ!」


『「オカルティックパワー・充填120%」』


「極楽へ―――――――」


『「「「逝かせてやる―――――――!!!!!!」」」』














―世界が、輝いた




―魔物の体に亀裂が走る















『ウギャアァアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――』




『「「「「デモン・エンド!」」」」』


―魔物が光の中に消える

―そしてその中から人影が現れる



「あ!あれは!!!」
「マリア!回収しろ!!!」
「イエス。ドクター・カオス」


オカルティオンから分離したマリアが回収したものは…


「美神さんっ!?」


オカルティオン内医療室に運ばれた美神をカオス、マリアが治療する。
静かに美神を待つピート、タイガー、人口幽霊壱号。
少ししてカオス達が医療室から出て来る。


「美神さんは!?」
「大丈夫・です」


皆、安堵のため息をつく。


「命に別状はないが霊力中枢がズタズタじゃ。しばらくは目を覚まさんだろう」
「なるほど、キャラのインフレを防ぐためですね」
「医者ネタであの人が出てこなかったのは以外ジャノー」
「ってかあの敵あっけなかったですね」
『何の話をしてるんですか…』


皆、立場を守れて一安心のようだった…




















ところ変わってここは異星神の円盤内


『奴が失敗したようだな』

『そのようです。しかしあのような者の一人や二人やられたところで大したことはありません』

『策があるのか?』

『おまかせ下さい。次こそは必ず奴らを血祭りにあげてご覧にいれます』

『ゆけ!そしてオカルトレンジャー共を魂の処刑台に引きずり出せ!!!』

『全ては異星神の繁栄のために―』




















ところ変わってここは都内某所長官宅


「パパ〜〜〜〜〜!!!」
「横島さんは私のものです!!!」
「おにいちゃん!ひのめともあそんで!!!」
「あらあら、モテモテね、横島君」
「長官、勘弁して下さい」





















「ってかこの設定のまま続くのか!!」







次回予告
初戦に勝利した五人
新たなる仲間も加わり先は明るいかに思われた
しかし新たなる敵の卑劣な罠が五人を襲う
果たして世界は救われるのか

次回
『きみがいるから』

「次回に向かって!オカルトチェンジ!!」


















あとがき

度々アレな作品ですみませんポトフです。
なんてゆうか…もうアレですね。
前回異常(←以上と書こうとしたのではなく誤字ではない)に書きたいこと書いただけであんまり面白くないし…。
今回も誤字脱字、内容などいろいろ指摘していただければ嬉しいです。
尚、第4話ですしちゃんと次回を考えてあると思いきやネタ切れです。サブタイも適当です。
にしても今回は…ロボット物になってるところが駄目駄目ですね…。
まぁ、新人の暴走だと思って下さい。

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