ザ・グレート・展開予測ショー

ぼくらの地球をまもって!3


投稿者名:ポトフ
投稿日時:(04/ 3/26)

パソコンで小説を読むときは部屋を明るくしてモニターから少し離れて読んでね!




200X年、地球に未曾有の危機が訪れていた
異星の神々が地球に対し侵略行為を行った
頼みの綱のオカルトレンジャーは危機に陥っていた



「ピート!てめぇがでしゃばるから!!!」
「あなたが主役やったって人妻は喜びません!!」
「横島さは〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
「三人とも、落ち着んジャー」
「「「『セクハラの虎』のくせに生意気だぞ!!!」」」
「わっしは…わっしは…グワァアアアッ!!」
「…デパートの屋上で切ないドサ廻りをしてたほうがよかったかしら」


この物語は人々の税金が生んだ戦士
『オカルトレンジャー』と後に呼ばれる者達の正義の戦いの記憶である
その物語の一つを今、語ろう…







〜ぼくらの地球をまもって!〜
 『第3話・新たなる力』











横島忠夫、タイガー寅吉、ピエトロ・ド・ブラドー、氷室キヌ、タマモの五人が
美神美智恵長官の命令を遂行できず危機に陥っていた。
理由は前回の不祥事のためである。


「みんな、もう一度変身するぞ!」
「けどエネルギー切れなんですよ!横島さんの文珠でも使うんですか?」
「俺達は本部でもう一つの秘策を授かってるだろう?」
「秘策…?」
「そんなものあったかノー…」
「みんな俺に続け〜!!!」


横島が敵の方に走りながら…


「ムーンプリズムパワ(ボコッ!)」
「危険なネタを持ち出すなっ!!」


横島はオバサン「ここまでひっぱるネタ?」に殴られる。さらに殴られた横島に突然カミナリが落ちる。
横島はそれっきり、ピクリとも動かなくなった。『まだ』ないとコメントに書いたのに殉死したのだろうか。
肉塊と化したそれにおキヌが駆けよって必死にヒーリングをしている。


「横島さん、私、あなたのことが…生きて…」


その時、おキヌの頬を一筋の涙が流れた…

その涙が横島に触れたその時…

横島の体が光輝いた…
































光っただけだった…


「やっぱり純潔の使徒なんて称号を得ても変身解けたら役立たずなんですね…」
「って冗談なんてやってられる場合じゃないわよ!」


横島の体から「光」の文珠が転がり出た。そして横島が目を覚ました。


「おキヌちゃん…?」
「横島さん…」
「ずっと…おキヌちゃんの声が…聞こえてたよ…」
「そりゃそうよ。気なんて失ってないんだから」
「おキヌちゃん…巫女服や私服もいいけど…俺は『わが青春の宝箱』の時のパジャマ姿が一番…ウッ」
「!!横島さん、横島さん…」
「…何を言ってるんですカイノー」
「特に…『おやすみなさーい。』のところなんて最高だ…!!」
「パジャマ姿なんていくらでも見せてあげますから…死なないで!」
「あくまで無視決めこむんだったらいいわ…ピート!オバサンを倒すわよ!!!」


二人の台詞はエスカレートしてパジャマ服を着る時のシチュエーションについてになっている。
内容が内容なので…と言うよりこのままじゃ収拾がつかないので二人を無視して話は進む。


「そうですね!いくぞ!ダンピールフラッシュ!!!」


ピートが叫ぶと両手に霊力が集中する。
そしてその霊力が解き放たれオバ「…そろそろこのネタしつこいわよ!面白くないし…」に襲い掛かる。
女幹部「ま、いいでしょ」がそれに応戦する。


「ジンツウウィップ!!!」
「な、何!鞭状の霊気で僕の攻撃を弾いただと!」
「あの鞭はかなりの攻撃力のようジャノー」
「無駄口を叩く暇なんてあるのかしら!」


鞭が三人に迫る。
しかしピートの攻撃で軌道を変えてそれをしのぐ。


「もう少し、もう少しでいいから粘るのよ!」
「何か秘策でもあるんですか!!」
「もうすぐ天空からの使者が来るとはずだからそれまでの辛抱よ!!!」
「どこで知ったんですカイノー…」
「男が細かいこと気にしちゃ、ダメ!!とりあえず他の装備で応戦するわよ!!!」


エレメンタルミサイルなどで女幹部、円盤を攻撃する。
女幹部は涼しい顔で避けているが円盤の方は小回りがきかないので次々と撃墜されていく。
そんな時、ピートの近くにいた通信鬼から通信が入った。


「皆、大丈夫?」
「「「長官!!!」」」
「早速だけど、横島隊員はいるかしら?」
「どこにいる?」
「さっきのところにいるみたいですノー」


皆の目線の先には文章にできないようなことを囁き合う二人がいた。敵も無視を決め込んでいるようで無事なようだ。
しかし三人との間には無数の円盤が浮遊して行く手を阻んでいた。


「無理です!連絡できる状態ではありません!!!」
「ちょっと待ってね。…ひのめ〜お兄ちゃんとお話できないけどどうする〜?」
「ん〜、それじゃあ、いい」
「そお?わかったわ。…ってことだから頑張ってね〜」


通信が切れた。


「「「……………」」」
「天空からの使者は来ないんですか?」
「少なくとも長官じゃないみたいジャノー」
「おかしいわ…。まさか!!これは今流行りの予告になってない予告!?」
「何を言ってるんですカイノー。ってかわしはこんな台詞ばっかジャノー…」
「あ!待って下さい!!!映像を繋いだら長官の机の上の紙に前回と違うことが書いてあります」

全員で通信鬼を覗き込む。
そして映った長官のデスクの上の紙に
「援軍を送ります。後、横島隊員は作戦終了後長官宅に出頭」と書いてあった。


「…で?援軍って?あのオバサン説明不足よ」
「と言うかすぐに来てくれないともう持ちませんよ。」
「横島さんの文珠があれば楽なんじゃがノー」
「待って!デモンサーチャーが六時の方向に新しい霊力を探知したわ!この反応は…かなりでかい!魔神クラスよ!!!」


身構える三人。その直後に五つの物体が戦場に現れた。
そしてそれらから放射される光線が次々と円盤を破壊する。


「な、なんだっていうの!地球にこのような兵器があるなんて聞いてないわ!!!」
「圧倒的じゃない!あのオバサンなんで最初からこれを使わないのよ」
「それについてはワシが答えよう!」
「な!何者!!!」


声がした方向を女幹部が見る。
そこには五つの物体の一つから降りてくる人影が二つあった。


「わはははは!!ヨーロッパの魔王、ドクター・カオス参上!!」
「「「あ!やっぱり」」」
「なんじゃその反応は!人がせっかく助けに来てやったのに」
「メカが出てきた時からなんとなく予想できてたから」
「『ああっ○神さまっ』に置けるスク○ドみたいなものですからね」


ピートの発言は無視され話は進む。


「皆さん、大丈夫・ですか?」
「ええ、おかげで助かったわ。ありがとうマリア」
「ワシには感謝の言葉も無いのか!!!」
「あら、言ってほしいの?」
「くっ!も〜いいわい!助けてやらん」
「冗談よ。ありがとう。あのメカを連れてきてくれなかったらやられてたわ」
「ま、いいじゃろ」
「で、これはいったいなんなの?さっきまでの霊力反応がないみたいだけど」


タマモの言う通り確かにデモンサーチャーはさっきほどの反応はしていない。


「これらはワシの作品、オカルトユニットじゃ!!ワシの真上にあるのはオカルトレッド専用機オカルトバット!
同じく空中に浮いてるのはオカルトピンク専用機オカルトゴースト!オカルトブラック専用機オカルトペガサス!
地上にあるのはオカルトイエロー専用機オカルトタイガー!そしてオカルトホワイト専用機オカルトフォックスじゃ!
これらは全てオカルトチェンジャーと同じ原理で搭乗者と「同期」しパワーを得る。
しかし物質的にも完全に合体するオカルトレンジャースーツとは違い人間とは
まったく違う形であるオカルトユニットでは時間制限がない変わり霊力は多少落ちる。
まぁ、そこはワシの頭脳を結集した武装でカバーしとるがのう」


さりげなく自慢するカオス。


「どうして最初から使わなかったんですカイノー」
「切り札を最初から使う馬鹿がおるか!
おまえたちが不甲斐無いばっかりにいきなり使うことになってしまったんじゃわい!」


カオスの言葉を聞いて申し訳なさそうな顔をする三人。


「まぁ、それは置いといて…どうやら今度こそ形成逆転のようね!!!」


なんとなくリーダーになってるタマモが女幹部に言い放つ。


「くっ、こうなったら!これを使うしかないようね!!!」


そう言うと女幹部は見るからに体に悪そうな液体の入った瓶を取りだし中身を飲み干した。


「い、いかん!!!誰か奴を止めろ!!!」
「えっ!?」
「イエス。ドクター・カオス。ロケットアーム!!」
「ふふふ、もう手遅れよ…」


女幹部がそう言い放った瞬間。
女幹部の全身から目視できるほどの濃密な霊気が広がりロケットアームを弾いた。
そしてその霊気が女幹部の全身を包み込みどんどん巨大化していった。


「な!何が起こってるんジャー!!!」
「ドクター・カオス!あんた何か知ってるんじゃないの?」
「説明しよう!
異星神の幹部はオカルトドリンクを飲むことによって霊波を増幅し、具現化する。
しかしそれは強力な力により自らの霊力中枢を傷つける。
まさに最後の手段なのだ…」
「なんなのその口調は…」
「どういうことですか?」
「つまりは巨大な魔装術を作り出すものじゃ!」
「始めからそう言いなさいよ!」
「お約束と言うものがあるんじゃ!!」
「約束?私はあんたと約束なんてしてないわよ!!」
「まったく最近の娘は言葉も知らんのか!!!」
「まだ生まれてからそんなに経ってないんだからしょうがないじゃない!!!」


そんな会話をしているうちに霊気はどんどん大きくなり女幹部は巨大な魔物になった。


「どうするのよ!なんかもうわけわかんないくらいデモンサーチャーが反応してるわよ!」
「オカルトユニットのときよりも強い反応ですね…」
「勝ち目は薄いノー…」
「大丈夫じゃ!さらに奥の手を用意してある!」
「本当に大丈夫なの?」
「ワシを誰だと思っておる!かの有名なヨーロッパの魔王、ドクター・カオスじゃぞ!」
「あ〜、もう魔王でも間男でもなんでもいいからどおにかして!!!」
「美神に似て失礼な小娘じゃのう…」
「じゃあこう言えばいいのかしら。魔王様、どうかこの哀れな魔物に力をお貸し下さい」
「…も〜いいわい、マリア!小僧達をこっちに連れて来い!」
「イエス。ドクター・カオス」


そう言うとマリアはもうかなりヤバい話をしてる横島達を連れてきた。


「んだよ、せっかくいいとこだったのに…」
「…もう少しで横島さんとXXXだったのに!!!」


懐からシメサバ丸を取り出すおキヌ。目が据わっている。


「キーーーーーーー!!!!!」


おキヌちゃんご乱心。
すかさず止めに入る横島、マリア


「おキヌちゃん、さすがにまずいって」
「ミス・おキヌ。殿中で・ござる」
「横島さんは邪魔されたのに怒らないんですか!!!!!」
「おキヌちゃん…続きはいつだってできるだろう?」
「あぁ…横島さん…」


なんかまたトランスし始める二人。


「そんなことしとる場合じゃない!!!マリア!二人をオカルトユニットへ!」
「イエス。ドクター・カオス」
「他の者も自分の機体に乗り込め!」
「「「了解!!!」」」


五人はオカルトユニットに乗り込む。


「よし!全員乗り込んだようじゃな!!!乗り心地はどうじゃ?」


オカルトユニット内の通信装置とカオスのところにいる通信鬼を繋げて呼びかけるカオス。

「そんなことより、この後どうすればいいんですか?オカルトユニットのままじゃ勝てませんよ!」
「ふっもう到着するころじゃ…今週のビックリドッキリメカがな…」
「なんのこちゃ」



















「横島さは〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
「おキヌちゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」






次回予告
長き女幹部との戦いに終止符を打つときが来た
再び戦う力を得た五人
金欲にまみれた悲しき魔物が行く手を阻む
その時五人はオカルトユニットの真の力に触れる

次回
『霊王降臨』

「次回に向かって!オカルトチェンジ!!」


















あとがき

しつこくアレな作品ですみませんポトフです。
なんてゆうかまたハイなまま書いてしまいました。
書きたいこと書いただけであんまり面白くないし…。
今回も誤字脱字、内容などいろいろ指摘していただければ嬉しいです。
尚、第3話ですしちゃんと次回を考えてあるという珍しくやる気のあることになってます。
にしても今回も…コメントのしようがないくらい駄目駄目ですね…これが小説デビューシリーズとは…
ってかやっぱりネタが高校生じゃないなぁ…

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