ザ・グレート・展開予測ショー

ぼくらの地球をまもって!


投稿者名:ポトフ
投稿日時:(04/ 3/24)










〜ぼくらの地球をまもって!〜
 『第1話・オカルトの名のもとに』











ある日、横島忠夫、タイガー寅吉、ピエトロ・ド・ブラドー、氷室キヌ、タマモの五人が
美神美智恵の要請を受けて都庁の地下に集まっていた。
理由はここ数日のとある事件のためである。


「隊長!美神さん達の行方がわかったって本当ですか!?」


そう、その事件とは日本のゴーストスイーパーが次々と失踪するというものである。
失踪者の共通点はゴーストスイーパーであること以外にはなく、かなりのキャリアを持つ美神、エミ、唐巣から
今年の試験に合格したばかりのシロまでが無差別に失踪していた。
その事件のせいで日本のゴーストスイーパーは二桁にまで減ってしまった。
ちなみに六道家はオカルトGメンへの資金援助などを理由に保護されているので無事である。


「ええ、本当よ。けど、それを話す前に…」


美智恵が機械を操作するとモニターに目玉のついた気色の悪い円盤が映し出された。


「これを知っているかしら?」
「あ、これって最近よく目撃されるUFOですよね、今朝のワイドショーで見ました」
「その通り。これは数日前から日本の上空で頻繁に目撃されるUFOよ」
「かなり悪趣味なデザインね…」
「あの目は意味があるのかノー」
「ってみんなが失踪してるのに朝からワイドショーなんか見てたんですか!?」


ピートの発言は無視され話は進む


「そんなことより隊長!これが美神さん達の失踪にどんな関係があるんですか?」
「結論から先に言わせてもらえば失踪者はあの円盤の中にいるわ」
「!?何故あんなところに」
「ってかあれはなんなの?」
「あれは月神族や天星神族などのように神にも魔にも属していない他星の精霊達の移動用円盤よ」
「どうしてエミさん達をさらったのかノー」
「神族からの情報によると彼等は人間を危険視しているようで地球人類を抹殺しようとしてるらしいの。
まだ報道規制が敷いてあるけど各地で失踪者らしき人物があの円盤から出て来きて保護しようとしたら
攻撃を受けたという報告もあるから洗脳されてる可能性が高いわ。
多分、失踪者達に私達を襲わせる気ね。これなら能力の高いゴーストスイーパーをさらった理由も説明できるわ。
後、理由は不明なんだけど神魔界は彼らを黙認するそうよ。」
「ど、どういうことですか!」
「だから、わからないと…」


と、そんなときいきなり警報が鳴り響きモニターに違う画像が映し出された。
水平線の彼方からさっきの円盤が大量に押し寄せてくる映像だった。


「…どうやらあまり時間がないようね。貴方達には今からあれと戦ってもらいます。
私は特例により今回の事件に限り再びICPO付きです。ただ今からあなた達五人は私の指揮下に入ること!
前回同様異議は認めません!!」
「けど隊長…」
「美神長官と呼びなさい!!」
「ちょ、長官…?」
「長官!あれがどれほどのものかは知りませんがこのメンバーではあの数を相手にするのは無理です!」
「おキヌちゃんやタイガーは戦闘には不向きだものね」
「それについては大丈夫よ!」


そう言うと美智恵長官は再び機械を操作する。
するとテーブルに空洞部ができ、中からいくつかの装備が出てきた。


「これは?」
「神通棍にウルトラ見鬼くん、精霊石弾頭ミサイル…」
「いいえ、これはジンツウブレード、こっちはデモンサーチャー、そしてエレメンタルミサイルよ!」
「なんすか、そのエセ英語は…」
「異議は認めません!」
「これだけあってもあの数に勝てるかどうか…」
「こっちの手甲はなんなの?」
「ふっふっふ、それこそアシュタロスの一件の後横島隊員から接収した二文字入る文珠を研究して
オカルトGメンが作り出した人類最後の切り札!オカルトチェンジャーよ!さ、全員分あるからつけてみて!」


美智恵長官に言われて胡散臭そうな顔をしながらつける五人。


「…何も変化しないわね」
「これってどうやって使うんですか?」


そこに魔鈴の使い魔の黒猫がやってきて


「ポーズをとってムーンプリズムパワ(ボコッ!)」
「「「「「……………」」」」」
「今のは忘れて…。本当の使い方はオカルトチェンジャーをつけた手を振りかざして「オカルトチェンジ!」と叫ぶのよ!
文珠に「変身」の文字が刻まれてオカルトチェンジャーの中にあるデータにそって服装がオカルトレンジャースーツに変化するわ!
時間制限があるから現場に行ってからやってね。尚、変身は五人同時に決められるのが好ましいわ!」
「お、おかるとれんじゃ〜…」
「さっきのとあんまり変わらんノー…」
「男が細かいこと気にしちゃ、ダメ!!」
「それで?オカルトなんとかの効果は?特撮に出てくるような服になってデパートの屋上で切ないドサ廻りでもすればいいのかしら」
「あれと戦うんだったらそっちのほうがいいような…」
「特撮のような格好にはなるけどそれに大した意味はないわ。
オカルトレンジャースーツの真価は変身者の疑似霊波を作り出して「同期」することにあるの。
同一の霊波を共鳴させるから同じ力量の人間を探す必要もないし理論上のパワーは令子との合体の数十倍よ!!」
「あれの数十倍だったら…」
「なんとかなりそうね」


五人は決心したように美智恵長官のほうを向いた。
皆の目には決意の炎が宿っていた。


ピートはジンツウブレードを手に取り
「いけます!やりましょう!!」

おキヌちゃんはその意見に便乗し
「そうですね!美神さん達を私達の手で助けましょう!!」

タイガーも真剣な顔で
「わしはエミさん一筋ジャケエ!エミさんがおらん人生なんて考えられん!!」

タマモは不敵に笑い
「ま、たまにはこういうノリも悪くないわね」

横島はここには不似合いな顔で
「最近の流行りは特撮のイケメン俳優ですからね!俺だってやるときゃやりますよ!!」

全員の様子を見て美智恵長官は満足そうに頷く
「よし、理由はともかくみんなやる気になってくれたようね!」


美智恵長官は五人を見据えて、


「オカルトGメン特殊部隊・オカルトレンジャー出動せよ!!!」


人類の存亡を賭けた戦いの幕開けだった…



















「ところで長官、俺達はどこに行けばいいんすか?」






次回予告
暗雲立ち込める戦場に降り立った五人
異星の神々との戦い
突如現れた魔神の力を持つ仮面の女に苦戦を強いられる五人
しかしそれはかつての仲間との再開だった

次回
『オカルトチェンジ』

「次回に向かって!オカルトチェンジ!!」


















あとがき

初めましてなのにこんなアレな作品ですみませんポトフです。
最近になってGS美神の存在に気づきハマりまくってしまいこの作品を書いてしまいました
これは原作終了の数年後という設定ですのでシロやタイガー、おキヌちゃんもGS免許持ってるってことになってます
誤字脱字、内容などいろいろ指摘していただければ嬉しいです
尚、第1話と書いておきながら続き考えてないので評価によっては続きはなしという実にやる気のないことになってます
にしても短いわキャラ分けできてないわ展開強引だわ日本語変だわで駄目駄目ですね…
しかも読みやすいように(本当は少しでも長くするため)行替えし過ぎて間を空けたせいで文字通り間の抜けた話に…
お後がよろしいようで

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