ザ・グレート・展開予測ショー

こんな日常・ダッシュ


投稿者名:ほんだら参世
投稿日時:(04/ 3/24)

CASE1 タマモの場合

それはある晴れた日の昼下がり。

「なあ、タマモー。」

「何よー、横島。」

昼ごはんを食べ終え、今でだれていた二人。
始まりは、横島の質問だった。

「タケコプターって知ってるか?」

「 ? なによ、それ?」

「ある未来から来た猫型ロボットの出してくれる道具でな、竹とんぼみたいなのを頭に着けて、それを回して空を飛ぶって道具だ。」

「へー。 でっ、それがどうしたのよ?」

「いや、・・・・・・









お前の髪の毛も回転したら飛べるかなーって。」

「できるかーーーーーー!!!!!」

こうして、今日も横島君は燃やされたとさ マル




いんた〜みっしょん

どっかの川で、釣り糸をたらす横島と雪之丞がいた。

「なー、横島。」

「なんだー。」

「お前と美神の旦那ってやっぱお似合いかもな。」

「なんでだ。」

「あの人ってケチだろ、だからお前の名前の‘タダ’オってのは相性がいいだろ。」

「・・・・かもな。」

「・・・」

「・・・」




CASE2 小竜姫の場合

「はあ。」

妙神山の修行場にて、管理人の小竜姫はため息をついていた。

「ん、どうかしたんすか、小竜姫様?」

その日、パピリオに会いに来ていた横島が、それに反応した。
パピリオは何かやらなければならない事があるらしく、それが終わるまで待ちぼうけなのだ。

「え、ああ。 何でも無いですよ、横島さん。」

そこに、仕事をサボって・・ゲフンゲフン、もとい、仕事の合間をぬって遊びに来ていたヒャクメもやってきた。

「何でも無いじゃないのねー。 悩みがあるなら相談してくれればいいのねー。」

「ヒャクメの言う通りですよ、俺らにできる事なら何でもしますよ。」

「横島さん、ヒャクメ。」

その二人の言葉に、小竜姫はジーンときているようだった。
その次の瞬間、ヒャクメは横島に何らかのアイコンタクトを開始していた。

「そうねー、なんでも相談にのるのね。 ・・・・・・・胸の事以外なら。」

「へっ。」

そこでアイコンタクトを受け取っていた横島が畳み掛ける。

「おお、そうっすよ。  ・・・・・・・胸を大きくするなんて事以外だったら、なんだってOKっす。」

「・・・・・」

さらに絶口調になる二人。

「もうすでに手遅れってゆう胸を大きくするなんてことは、流石に無理なのねー。」

「はっはっはっ、もんで大きくするってゆうお手伝いならいくらでもするけど、それで本当に大きくなるかは保証できないからな。」

その二人の前で、黒いオーラを出し始めた小竜姫は、神剣を抜いて二人の間にすごい勢いで突き出して言った。

「・・・・・横島さん、ヒャクメ。 でっど おあ あらいぶ?」

「「あ、あらいぶ。」」

それを聞いた小竜姫は、抜いた神剣を鞘に戻した。

「ふー、まあ、半分冗談は置いといて。」

「半分って!?」

「ため息が出るほどに悩んでいるなら、なんとかしてあげたいのね。」

「あの、残りの半分は?」

「だけど、神様相手に人間の豊胸用の道具や薬が効くか?」

「あの・・」

「それはわかんないのね。 なにせ前例がないことだから。」

「だから・・・」

「文殊を使っても、一時のことだからな。 くそ、いつも世話になってるのに、なんの役にも立てねーのか、俺は。」

「えーっと・・・・」

「そんな事無いのね。 横島さんはいろいろできるのね。 むしろ、役に立たないのは私のほうなのね。 だめな神族なのね。」

「おーい・・・・・」

「そんな事はないぜ、ヒャクメだっていろいろできるさ。 だめなんかじゃない。 むしろ、綺麗だぜ、ヒャクメ。」

「やっほー・・・・・・」

「そんな。 横島さんこそ、かっこいいのね。 もうこれ以上無いって位に。」

「・・・・・・・」

「ヒャクメ・・・」

「横島さん・・・」

「・・・・・・・・・・・・ここの所のシミが何となく好き。」

無視されまくった小竜姫は、部屋の隅っこをつついていた。
それを見た二人は、

『ちょっとやりすぎたかな?』

『たしかにやりすぎたかもな。 でも、ああいう小竜姫様もなんかいいな。』

などと、読唇術で語り合ったとさ。




いんた〜みっしょん2

「なー、雪之丞。」

「なんだ。」

「タマモとマリモってなんかにてねーか。」

「・・・モしかあってねーだろ。」

「・・・そーだな。」

「そーだろ。」

「・・・」

「・・・」




CASE2.5 パピリオの場合

「小竜姫様ー、いいかげんに機嫌を直してくださいよ。」

「そーなのねー。 私達が悪かったから、許して欲しいのねー。」

「ひっぐひっぐ  横島さんもヒャクメも、大っ嫌いよー!!」

壁を正面にして、二人に背を向けて、小竜姫はグズッていた。

「まいったなー。 悪ふざけがすぎ「ヨコチマーーーーー!」 グホッ!」

困っていた横島の横っ腹に、パピリオが突っ込んできた。

「げほっげほっ  ぱ、パピリオ、用事は終わったのか?」

「うん、終わったでちゅ。 だから、早く遊ぶでちゅ!」

「それはいいが、なんだったんだ、用事って?」

それを聞いたパピリオは、にゃあっと笑ってポーズを取りながら言った。

「身体検査だったんでちゅけど、胸が1cmも大きくなったんでちゅよ。 ほらほら、せくしーでちゅよ。」

その瞬間、小竜姫がゆらりと振り向いた。

「い、いっせんち・・・・・」

(やべっ、忘れてた。)

「やっぱり、毎日の牛乳のおかげでちゅね。 これからも、どんどん「うぇえええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!」・・・・なんでちゅか?」

「は、ははははは。」

「これはもう、今日は帰ってこないかもしれないのね。」



後日、妙神山に大量の牛乳が現れた。

「ふふふふふ、これだけの牛乳があれば。」

「・・・小竜姫。 それは迷信なのね。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」




いんた〜みっしょん3 

「・・・」

「・・・」

「なあ、横島。」

「ん。」

「なんで俺達こんな所で釣りをしているんだろうな。」

「・・・・・神(作者)の陰謀ってやつだろ。」

「そうか。」

「そうだ。」

「・・・」

「・・・」




CASE3 おキヌの場合

「まったく。 この前お掃除したばかりなのに、なんでこんなに汚せるんだろ?」

すでに腐界と化しかけている横島の部屋に、おキヌちゃんがいた。
彼女はすぐに部屋を汚す横島のためによく掃除に来たりするので、合いかぎをもらっているのだ。

「さて、お掃除も終わったし。 次は・・・」

彼女はおもむろに押入れをあけると、中からあるものを取り出した。
それは・・・

「あった。 よかった、前と場所が変わってなかった。」

・・・巫女さんの女性が写っているえろ本と、AVだった。

「さて、本は押し入れが開いたらすぐに落ちてくる場所に置いて、戸はすぐに外れるようにしておいて、ビデオは入れておいて、リモコンを誤って踏んでしまってもおかしくない所において。」

そうやって、笑顔で仕掛けを施していった。

「これでよし。 後はご飯を作って、横島さんを待って。 タイミングを見計らって偶然を装ってビデオをつけて、動揺したフリをして押し入れの戸を外しちゃえば・・・」

ふふふふという不気味な笑い声がこだまする。

「今日はばっちり危険な日。 お料理も、それとはわからないけど精がつくものばかり。 トッピングに興奮剤も少々。」

そうやって自分の仕掛けを一つ一つ確認する。

「よし! 全部大丈夫。 後は、横島さんを待つだけ。」

握りこぶしを作って気合を入れて、えいえいおーと叫ぶ。

横島・・・、一応祈っておこう。
君の未来に幸あれ。















どうも、おひさしぶりのほんだら参世です。
今回のこれはどうだったでしょうか?
まあ、皆さんの暇つぶし程度になってくれればと思ってます。









































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