ザ・グレート・展開予測ショー

日常はサバイバルだ


投稿者名:コンキリ
投稿日時:(00/ 2/20)

日常はサバイバルだ。
そう、オレ横島忠男は毎日死と隣り合わせの冒険野郎な毎日をおくっている。
その冒険ぶりたるや海パン一丁で海底80メートルまでも潜るほどだ。
今回もその一例を挙げてみよう。

最近事務所にはオレを先生と慕うシロというヤツがいる。
超絶大迷惑なことにヤツの生き甲斐は散歩と来た。
朝も「せんせーいッ!散歩ぉーーーーっ!!」
夜も「せんせーいッ!散歩ぉーーーーっ!!」
次の日も「せんせーーーいッ!散歩ぉーーーっ!」
その次の日もそのまた次の日もその更に次の日もその(以下略)!!
もぅ、だぁァァァアアアアアアアーーーーーーーーーッっっっッ!!!
今日からお前の名前は『ひらけサンポッポ』に決定だっ!!

「しょうがねーなっ今日は今回だけだぞ!」
だがオレは今日も散歩に出かけてしまう。
「わーーーーっ!!さすが先生ッ!優しいッ!」
そう言うとオレは自転車にまたがる。あぁ。見るも無残なオレの自転車は今では
グリップのゴムは破れライトは割れサドルからは綿が漏れ
フレームは脱色し(位下略)・・あぁ。
その間にシロは自らと自転車を結びつけている。
『じゃあ、行ってくるでござるぅーーーっ!!』・・・・・あぁ。
どこへ行くんだ?天国か?哀愁にふけるオレをよそに
ヤツはぐんぐんとスピードを上げてゆく!
チャリのメーターが時速5キロから10キロへ!
10キロから20キロへとぐんぐんスピードを上げてゆくッ!!
そしてついにメーターの最高値、40キロとなるッ!!
「ち・・ちょっと速すぎねぇか?」
「まだまだッ!こんなもんじゃないでござるよっ!」
「で・・でもね、40キロ・・」
「えーーーーっ!?何でござるかーーーーっ!?」
「だ、だから40キロ・・・」
「もっと速くしてほしいんでござるなーーーーっ!!」
もうダメだ。もう終りだ。サヨウナラお父さん、お母さん。
タダオはエンジェルちゃんになります。
ふふふ・・・待ってよーーぅ、おねぇさーーーん・・・・・・・
「・・んせい!せんせい!!」気がつくとオレは山の中で倒れていた。
「・・・ここは?」「東京でござろう?」ふと電柱の看板が見えた。
「群馬じゃねぇか、コノヤローーーーーーーーッ!!」「キャインッ!」
「あっ、そういえば美神さんが仕事があるから11時には戻れって行ってたな。
 ゲッ!もう10時じゃねーかっ!!急げ!シロッ!」
「はいッ!先生ッ!!」
再びぶっ飛ばすシロ。途中何度かカーブで木や壁にブチ当たった気もしたが
オレは何も覚えていない。何も覚えていないのだ。
かくしてオレは11時には間に合ったのだが、
よく考えてみれば群馬までは約60キロ。
で、一時間で戻ってきたわけだから・・。
シロの平均時速は時速60キロ以上!?最高時には90キロは硬いだろ!!
・・・するとナニか?ヤツはその気になれば高速道路はおろか
アウトバーンをぶっ飛ばすのもお茶の子さいさいッてか?
それに風まかせにくっついてるオレっていったい・・・・。

今日もまたオレはどこかで引きずり回されているだろう。
そう、日常はサバイバルなのである。

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