ザ・グレート・展開予測ショー

未来(横島and美神その4)


投稿者名:フォルテッシモ
投稿日時:(00/ 2/20)

「あれは1週間前のことでした」
女はゆっくりと話しはじめた
「あの日私が帰宅する途中忘れ物に気づいて会社に戻ったんです。そして、社長室のドアを開けたらなんと」
女は一息ついてから
「そこで彼女が見たものとは次回地獄からの使者をお楽しみに」
 ドガ−ン
横島と美神が派手にこけた
「あんたねぇ勝手に終わらせないでよ。私たちがまだ出てきてないでしょうが」
と美神
「しかもいいかげんなタイトルまでつけんじゃねぇ」
続いて横島
「いや―今まで私セリフないに等しかったんでつい」
「なに言ってんのよ脇役なんてしょせん主役の引き立て役でしかないんだからセリフがなくたっていいのよ。わかった」
美神はものすごい剣幕で言った
「は−い」
女は本当にわかっているのかと思うような返事をした
「じゃあ話を続けて」
「わかりました。そしてドアを開けたらなんとそこには・・・」
「そこには?」
「幽霊がいたんです」
女は笑顔で言った
「そんなことわかってるわよ」
美神は顔に血管を浮き上がらせながら言った
「まあ、どうしてわかってたんですか。もしかしてあなたエスパ−では」
「そんなわけないでしょ。ゴ−ストスイパ−を呼ぶってことは霊が関係あるってことでしょうが」
美神はキレかけていた
「常識ですよね」
女は美神とは反対に笑顔で言った
「あんたねぇ」
美神は怒りを必死で抑えているような声で言った
「それでどんな霊だったの」
「さあ」
「さあってみたんでしょ」
「みましたけど私そういうのよくわかりませんから」
「でも何をしてたかくらいはわかったでしょ」
「いいえ」
女はあいかわらず笑顔で答えた
「あんたね−いいがげんにしなさいよ。さっきから黙って聞いてりゃ」
「黙ってなかっただろ」
横島が即座につっこんだ
「なんかいった」
「いっいえなにも」
横島はそう言うと部屋の隅のほうへ行った
「だって分からないものはしょうがないじゃないですか」
女は泣きそうになりながら美神に言った
「ちょっちょっとなにも泣くことないじゃない」
さすがに美神もうろたえてしまった
「私が何をしたって言うんですか。どうしたら言いかわからないからあなたたちを呼んだんじゃないんですか」
「あの、ちょっと」
「おとっつぁ−ん」
女はそう言うとどこにあったのかふとん(中には人形、顔には白い布がかぶせてある)に顔をうめてないた
 ドガ−ン
美神と横島はまたしても派手な音とともにこけた
「なによそれは」
「いや−一度こういうのやってみたかったんですよ」
女はやっぱり笑顔でそう言った
「だめ、私この人にはついていけない」
「オレも」
   さあいったいいつになったら仕事ができるのか(ほんとにいつなんだろう。いやマジで)          次回へつづく?

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