ザ・グレート・展開予測ショー

GS六道冥子極楽大作戦2 その7


投稿者名:まきしゃ
投稿日時:(00/ 2/19)

物陰に隠れる横島とシロ
「先生、冥子どのが来たでござるよっ!」
「よしっ! 驚かせるぞっ!」
シーツをかぶりお化けの真似をして、冥子を驚かせる二人…
「おばけでござるぅ〜〜〜」
「きゃあ…」 ふっ
二人の前から消えてなくなる冥子と式神たち

「メキラのやつ、ちゃんと瞬間移動したんだなっ。うまくいったみたいだ。」
「先生、このあと、どうなるんでござるか?」

「おキヌちゃんの話だと、冥子ちゃんをメキラの瞬間移動で外に連れ出したら、
シンダラの背中に乗せて、全速力で空高く飛んでっちゃうらしいんだ。
そうすればまわりに何も無いから、式神も警戒するだけで暴れずに済むってさ。
で、マコラが美神さんに化けて冥子ちゃんを落ち着かせるっていう手順らしいよ。」

「いえ、拙者たちがどうなるかを聞いているんでござる……」
「えっ?」
シャーー!! 横島たちに襲いかかるサンチラ(ヘビ)の電撃攻撃!

駆けつける令子とキヌ
「あちゃ〜、遅かったか〜〜。 おキヌちゃんっ!」
「はいっ!」
ネクロマンサーの笛を吹くおキヌちゃん
ピュリリリリリ〜〜〜〜
「サンチラちゃん、その二人は敵じゃないのよ。 襲うのはやめてっ!」

攻撃を止めるサンチラと、無残に横たわる横島とシロ
「先生…、身体がしびれて動けないでござるよ…」
「おキヌちゃん…、どういうことなの…?」

「ごめんなさい、ごめんなさい。」
「おキヌちゃんの話には続きがあってね…
冥子を怖がらせた相手が誰なのかわかってた式神は、冥子を逃がした後も
残って攻撃を続けることになってたのよ…。
そうしないと、逃げてばかりで除霊の仕事にならないでしょ?」

「そういうことは、先に言ってくれ〜〜〜!」
「拙者、しばらくヘビが嫌いになりそうでござる…」

冥子の見張りを終えて屋上から戻ってきたタマモ
「タマモ、冥子の様子はどうだった?」
「式神に乗ってすごい勢いで遠くのほうに飛んでったわ。
はっきりしないけど、ニコニコしてたから、ぷっつんしては無かったみたい。」

「そう、よかったわ。ま、バタバタしたけど、成功には違いないわね。
冥子も、これでなんとかなるでしょう。 じゃ、みんな、帰るわよっ!」
「だから、しびれて動けないんだってば…」

その頃、冥子は…
「令子ちゃん〜〜〜、東京の夜景って綺麗ね〜〜」

シンダラの背中に乗りながら、マコラの化けた令子を本人と思い込んで
にこやかに話しかけている冥子…
眼下に広がる夜景は、たぶん静岡あたり…

END
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【あとがき】
グレートでない展開の小ネタを元に、会話で繋いで行くパターンの作品を
7つにぶつ切りにして掲載したのは、ちときつかったスね〜
コメントいただいて嬉しかったんですが、次の展開を期待されても
書き上がってるだけに修正がきかなくて…
ここにはここ用の書き方があることを痛感した1週間でした。
やっぱ一気に通して読んでもらったほうが、自分にとっては気楽みたい。
コメントしていただいた皆さん、ありがとうございました。

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