ザ・グレート・展開予測ショー

日常はサバイバルだ 〜学校偏〜


投稿者名:コンキリ
投稿日時:(00/ 2/18)

日常はサバイバルだ。
そう、オレ横島忠夫は毎日死と隣り合わせの冒険野郎な毎日を送っている。
その冒険ぶりたるや単身ロープ一本で冬の雪山にロッククライミングするほどだ。
今回もその一例を挙げてみよう。

いくら給料が上がったと言えどオレは相変わらず貧乏だ。学校の昼どきには
毎回それを実感する。前回の弁当はパンの耳!今回の弁当もパンの耳!!
きっと今度もパンの耳!!オレの耳もパンの耳!!いや、それは違う。
しかし神はオレを見捨てたりはしなかった・・。

「あ、あの、ピート先輩・・」来たぁぁぁっ!!ピートが彼女へと歩いてゆく!
一歩!また一歩!!・・・ん?今日は弁当箱が一つ!?と、いうことは!
ふと横をみるとタイガーも目を光らせている!!タイガーお前もか!
「あれがとう、うれしいよ・・」今だッ! 
思うが早いかオレはイスを踏み台にし黒板へ向かってロケットダイブ!!
だが、タイガーも負けじとその巨体をいかし、オレの進路をはばむ!ドカァッッ!! 
「ってーなっ!」「悪く思わんでツカサイ横島さん!わっしはエミさんに指輪を
プレゼントするために節約しとるんジャー!」な、何!?そうだったのか!!
よしっ!オレも負けずにネックレスを・・い、いや!それより今は弁当!
女より弁当!女より弁当!!ピートを見上げるとオレらをみて唖然としている!!
チャンス!!オレは床を蹴り上げ弁当へとジャンプし、ガッシと弁当をつかみ空中で胸キュンなポーズを決めつつそこで一言「タイガー!今日はオレの勝ちだ!!」
オレってカッコイイ!!「そうはいかんケン!」オレが着地するやいなやタイガーの猛烈なタックルがオレを襲う!!「ゴヘァアッ!」ベ、弁当が!弁当はオレの手を
するりと抜け空中へと投げ出されてゆく!タイガーがオレを跳び越し弁当を追う!
オレも負けじとそれを追う!しかし、ああ!窓が開いている!弁当は皮肉にも中庭の
くれい先生の頭に!しかも次の授業は美術!テポドン!テポドゥオン!(意味不明)

「タイガー、今日もいい闘いだったぜ・・。」「今度はわっしが勝ちますケンノー」
哀愁にふける二人。「あのう・・ピート先輩」ダァァッッシュゥゥ!!

・・今日もまたどこかで二匹の飢えた狼が争っているだろう。
そう、日常はサバイバルなのである。

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