ザ・グレート・展開予測ショー

GS六道冥子極楽大作戦2 その6


投稿者名:まきしゃ
投稿日時:(00/ 2/18)

影の中から出てくるおキヌちゃん 早速声をかける令子
「長かったわね〜。 話はついたの?おキヌちゃん」
「ええ。 式神さんたちも、冥子さんと一緒に居たいそうです。」
「うう〜、よかった〜〜〜〜 みんな〜、大好き〜〜〜」ほっとする冥子

「時間がかかったってことは、もっといろいろ話したんでしょ?何、話してたの?」
「式神さんたちだけで、冥子さんの暴走を止められないかってことなんですけど…」
「自分たちだけで、なんとかしようってことか…
たいしたもんね、飼い主とはえらい違いだわっ!」
「うぐ〜、令子ちゃん〜〜〜」

「で、どうするんだって?」
「式神さんたち、冥子さんに教えないで欲しいそうなんです。
失敗するかもしれないのに、頼られちゃうと辛いからって…」

「さすがに式神たちも、冥子の人頼みな性格をよくわかってるわね〜〜
じゃ、帰ってから聞くわね。 冥子、そういうことだってさ。
うまくいったら、おキヌちゃんの派遣はおしまいよっ!」
「あ〜ん、式神たち〜〜、私を助けてね〜〜、きっとよ〜〜〜」


数日後、冥子の次の仕事先で…
「じゃ、私たちは外で待ってるからね。」
「うぐ〜、冥子、不安〜〜〜」
「あんた、一人でなんとかするって言ってなかったっけ?
それに式神たちが失敗しても心配いらないわ。暴走しても、おキヌちゃんの
ネクロマンサーの笛で、ある程度は抑えられるんだから。
そうなんでしょ? おキヌちゃん。」

「ええ。 式神さんたちも、笛の威力は冥子さんの指示と同じぐらい
影響力が強いって言ってましたから。」
「そお〜? でも〜、おキヌちゃん、なんで一緒について来てくれないの〜?」

「今回、暴走を直前で止める役はあんたの式神なのよ?
おキヌちゃんは暴走しちゃった後で止める役なの。
あんたの暴走は、こっからでも十分わかるわよっ!」

「冥子さん、大丈夫ですから… 式神さんたち、冥子さんをよろしくねっ!」
なにやら役割を与えられているらしい式神数鬼は緊張気味…
それ以外は、おキヌちゃんに愛想をふりまいている…  ぐけけけっ

「わかったわ〜〜。 みんな〜、行くわよ〜〜」
式神たちを引き連れて除霊しにビルの中へ移動する冥子
ビルの入り口にいるのは、令子とキヌの二人だけ…

「横島さんたちが、さっきから居ないんですけど、どうしたのかしら?」
「あの三人? タマモは外から冥子の様子を見張らせてるわ。
横島クンとシロは、先にこん中の除霊、済ませてるはずよっ!」
「え? じゃあ、冥子さんの仕事の意味が?」

「いつ暴走するかわかんないんじゃ、待ってられないでしょ?
だから、二人に除霊させた後、冥子を待ち伏せさせてるのよ。」
「それじゃあ、あの二人が暴走させる役を?」
「そうよ。 あんたの話だと、別に危険は無いでしょ?」
「そ、それが…」
「え? なに?」

ビルの中に先に入っている横島とシロ…
「先生、拙者たちが除霊しちゃったけど、いいんでござるか?」
「ギャラの9割は美神さんが手に入れるんだから、俺たちがやっても
いつもの仕事とかわんないってことだろうな。」
「いえ、そういうことじゃないんでござるが…」
「話はあとだっ! 早く隠れないと冥子ちゃんが来ちゃうぞっ!」

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