ザ・グレート・展開予測ショー

GS六道冥子極楽大作戦2 その5


投稿者名:まきしゃ
投稿日時:(00/ 2/17)

翌日 六道家 式神たちの本音を聞くためにやってきた令子たち…

「うぐ〜、令子ちゃん〜、ほんとに聞くの〜?」
「あんたのためなのよっ。自分の式神、信じれなくてどうすんのよっ!」
「だって〜〜」
「ぶつくさいわずに、さっさと式神、呼び出しなさいっ!」

しぶしぶ式神を呼び出す冥子
「みんな〜、へんなこと言わないでね〜。お願いよ〜」
「さっ、シロッ、タマモッ! 頼んだわよっ!」

式神に話しかけるタマモ
『ねえ、みんな。この人のことをどう思ってるのか知りたいんだけど…』
『カゲノナカ…』
式神たちとぼそぼそ話をするシロとタマモ

「あんたら、通訳してよっ!」 二人をせっつく令子
「おキヌちゃん一人だけ、影の中に来てほしいって。」
「外だと、あまり上手に話せないらしいんでござるよ。」

「影の中っ? なるほど、実体化しないぶん、霊力を思考にまわせるわけか。
それなら通訳なしでも、直接式神たちと会話できるのね?
おキヌちゃんを呼ぶとこなんか、自分たちの置かれてる立場をわかってる
みたいね。 冥子、おキヌちゃんを影の中に入れてやってっ!」
「わかったわ〜、令子ちゃん〜」
式神たちと一緒に冥子の影に入るおキヌちゃん

冥子の影の中で…
『おキヌちゃんだ〜』
『おキヌちゃんと話が出来る〜』
『おキヌちゃん、いらっしゃ〜い!』と、キヌを歓迎する式神たち

『みんな〜静かに! いっぺんに話したらわかんないでしょ?
おキヌちゃん、冥子ちゃんのためにいろいろ手伝ってくれてありがとう。』
式神を代表しておキヌちゃんに話しかけるマコラ
「いえ、私もお世話になってますし…」

『おキヌちゃん、今日来られたわけは、影の中から聞いていたわ。
結論から先に言うと、みんな冥子ちゃんが好きだから、
封印されてお別れになるのは避けたいの。』
「そうですよね。」

『そうそう、冥子ちゃんの影って、居心地がいいんだよな〜』
『あの、のほほんとした精神状態が気持ち良くてさぁ〜』
『影もいいけど、しょっちゅう外に出してくれるのもいいだろ?』
『そうよね。外に出てしてもらえるから、中にいるときも会話のネタが
つきなくて楽しいんだものっ。』
『でも、暴走は嫌だぜ〜? 冥子ちゃんが俺たちのせいで怒られてるのを
影の中で聞いているのは辛いもんなっ。』
『ほんと、しょげてる冥子ちゃんの気持ちを影の中で感じるのって、
とってもせつないのよね〜〜』
口々に思いを語る式神たち…

『おキヌちゃん、聞いての通り、私たちも暴走は出来ればしたくないの。
ただ、冥子ちゃんが怖がってるときって、
冥子ちゃんが危ない、助けなきゃっていう感覚だけになってしまって、
まわりに有る物すべてを攻撃しちゃうの。
なんとかしたいんだけど、どうしたらいいのかわからなくて……』

「う〜ん、みんなは冥子さんが暴走しそうな直前ってわかる?」
『ええ、もちろん。』
「それじゃあ、こんな方法はどうかしら?」

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