ザ・グレート・展開予測ショー

素晴らしい日々へ


投稿者名:ほんだらV世
投稿日時:(04/ 2/11)

わからない。

 なぜ、こんな山道で寝そべっているのか。 自分は、妙神山の修行場にいたはずなのに。

 なぜ、痛みが消えているのか。 自分は、体中に傷ができていたはずなのに

 なぜ、目の前におキヌちゃんがいるのか。 自分に付いて来たのは、シロとタマモだけのはずなのに。

 いや、それらはどうでもいい。 それよりも、なぜ・・・







      なぜ、おキヌちゃんは石を振り下ろそうとしているんだ!!!!

 「えいっ」

 「なぬっ!!」

 振り下ろした、振り下ろしましたよ、この人! 俺が何をしたっつうんだ! 何か怒らせることをしたのか! そりゃあ、おキヌちゃんが止めるのも聞かずに無茶な修行や仕事をしたよ、だけど、それだけで顔面に石なんぞ振り下ろすかよ! 当たってたら洒落にならんぞ! 美神さんに毒されたのか、それとも普段おとなしい子ほどキレたら怖いってやつか。 

 「え〜っと」

 「あ、ああああああ、ち、違いますよ! こんな所で行き倒れになっている人なら死んでもらっても文句はないのかな〜、なんて全然思ってませんよ!!」

 「・・・・・・・はい?」

 「あ、ああああううううう・・・・。 はうっ、持病のシャクが・・・っ。 すいませんが、そこの薬を取ってくださいませんか?」
 
 と指差した先には、いかにもといった風の薬がこれ以上ないってくらいの怪しさを漂わせながら置かれていた。

 「お願いします・・・・薬を・・・と「何やってんの、おキヌちゃん。」・・・えっ」

 「な、なんで、私の名前を。」

 あれ、何か今度は固まっちゃったよ。 そういやあ、なんで霊体なんだろう。 あっ、もしかして初めて会ったときの再現をするいたずらなのか、だとしたら俺ってかなりまずい事をしちゃったんじゃねーか、ボケ殺しってやつだよな。 あちゃー、これじゃあ固まってもしかたないよな。 よし、とっとと謝っちまおう。

 「あ〜、おキヌちゃ「 ビクッ  ごめんなさい〜〜〜〜〜!!」・・・・ん〜。」
 
 行っちゃったよ。 そこまで気まずかったのかな。 まあ、ここまで凝ったいたずらをしてボケ殺しで返されたら気まずいだろうな。 どうしよう、とりあえず追っかけて謝った方がいいよな。 

 「よしっ。」

 とりあえず、気を取り直して追っかけようと決めた時、

         プップ〜〜〜〜〜〜〜〜

 「へっ。」
  
 音に反応してくるりと振り向いた先には・・・







  猛スピードで迫る車があった






 どうも、初めましてほんだらV世です。  この作品は私のデビュー作になります、ほとんどの人がわかっているとは思いますが、逆行ものになります。 駄文ではありますが、生暖かい目で見守ってやってください。

 では、次回にてまた。
 

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