ザ・グレート・展開予測ショー

非日常(2)前編


投稿者名:ゴン太
投稿日時:(04/ 1/ 7)

そのことは、すぐさま学校全体にひろまった。
誤解をみごとに信じきった先生たち職員は、すぐさま横島の下に駆け出した。

「ついに、手をそめたかこのばかたれーーーーー!!」
「このっ、学校の面汚しがーーーーー!!」

罵声を浴びせ詰め寄るが横島は、ボロボロとなった物と化していて、
しかたなしに、泣いている彼女に事情を聞くことにした。


 
 <回想>

「はぁ〜」
……疲れた〜。あう〜頭痛いよー。はやくお風呂に入って頭すっきりさせなくちゃ。

―――― そうだ ――――

今日は公園の所から近道して帰ろうかな。


<某公園>

うわっ、不良だ!

「ヒューー、ヒューーー、かわいいじゃん!いっしょにあそぼうぜ〜。」 「マジで、マジでー」

―――だっ―――

……ちゃ!逃げなくちゃ!!逃げな「ドン!」

「いたっ!」

?!…!!

「ざ〜んね〜んでした。あきらめてね〜。」
「へへっ、上玉じゃねっかよ!たっぷり泣かしてやるぜ〜!!」

うそ!!まだいたの!?どうしよう。誰か…たすけて!!助けてママッ!!

<そのころママは…>
「!」
「あら、もうこんな時間。晩ご飯の準備しなくちゃ。」

<すいません、戻ります>


「やめてください。」

えっ、だれ。たすかるの、たすけてくれるの。

「いっ…嫌がっているじゃないですか。」
「んっだ〜、このチビ。正義の味方きどりか?」
「正義ごっこは、家ででもやってろよ!この根暗野郎!!」

ダメッ、やられちゃう!!

―― ドォン ――

「ガハァ!」

な…に?いまの!?

「なっ、なんだよ!?なんなんだよおまえ!!」
『お前達が、悪いんだッ!ゴミが由香ちゃんに触るから!!』
「ヒィッ、バケモノ!!」

怖いっ…体が動かない

「にげろーー!!」
「バケモノッ、殺されるーーー!!」

まってッ、体が動かないの。
逃げないでッ!

『もう大丈夫。』
「た…すけ……て」
『わかってるよ。ねぇ、由香ちゃんずっとまもってあげるから、いっしょにいてよぉー。ズット、イッショニイィィーーー!!』

なんでわたしが?やだよッ、死にたくないよ!!

つづく

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