もう一つの物語(2)
投稿者名:山屋
投稿日時:(00/ 2/16)
「美神さん・・・」
「約束よ。」
「・・はい」
そして、二人の意識は光の中に飲み込まれていった。
3年後、西条は一人公園でたたずんでいた。季節はまだ春には遠かったが、
今日は小春日和で何人もの親子づれや恋人達が歩いていた。西条はふと、腕を
組んで歩いている恋人達の後ろ姿が美神さんと横島に見えて、思わずくわえて
いたタバコをおとしてしまったが、振り返った恋人たちは全くの別人だった。
「ここにいたのですか。」
西条が振り返ると、小竜姫が立っていた。
「なにか、新しいことがわかったんですか?」
「いいえ、今日来たのは、合同調査委員会の解散が決定したことを、知らせに
きたのです。」
「解散?」
「ええ、委員会は美神さんと横島君は完全消滅したと結論をだしました。」
あの戦いの3ヶ月後、妨害霊波が止んで神界・魔界の合同部隊が人界に展開し、
重傷を負って衰弱した状態のアシュタロスを拘束した。尋問の結果、主神級の彼
にこれほどの打撃を与えたのが2名の人間のGSであることが判明した。
戦闘現場を検証した結果、驚くべき事に2名は第2段階霊体融合を実行し、
最終局面にいたるまで制御し続けていたことが明らかになった。直ちに2名の魂の
捜索・回収が試みられたが、時間が経過しすぎていたため、不成功に終わった。
神族と魔族は合同調査委員会を結成し、二人の魂の行方を追っていた。
「完全消滅って、そんな、なんとかならないんですか。」
「二人がやった第2段階霊体融合は、いかなる神や魔族もやったことはないのです。
魂そのものを完全に合一させるから、対消滅現象を起こして莫大なエネルギーを
発生させるけど、その代償は完全な無。
死すべき人の身で、ここまで出来たことが、すでにあり得ない奇跡なのです。
あるいは、例の結晶が魂の内にあったことが影響しているのかもしれません。」
「・・・・・」
「あの時死んだ魂たちは全て回収して検査しました。もしかしたらと、人界はおろ
か神界・魔界の隅々まで探しましたが、どこにも二人はいませんでした。」
「・・・そうだ、もしかしたら生き延びてどこかで遊んでいるんじゃ?」
小竜姫は静かに首を振った。
西条は戦場の跡を思い出した。厚さ数千メートルの南極氷河が1000キロ四方に
わたって溶け、何万年ぶりに現れた大
今までの
コメント:
- えっ、完全消滅?
あの美神さんと妖怪なみの生命力の横島クンがですかあっ?
いやーーーーーーっ。
悲しすぎる展開ですよお、これは。
美っ、美神さんが死んじゃうんですかあ?
横島クンも?
だっ、だめですうっ。
いやですー!
きゃーー! (ミレイ)
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