ザ・グレート・展開予測ショー

ハッスルジャンジャンクリスマス2003


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(03/12/22)

メ・リ・クリースマース♪
 ハッスル・ジャンジャン・モテーモテ!

メ・リ・クリース・マース♪
 ハッタリ・かまーせ・世っ界に!


ジングルヴェールの音楽は廃れ。

KUSUKUSUの名曲『ハッスルジャンジャンX’mas』だけが商店街に鳴り響いていた。
そして我等が美神除霊事務所では……


「ハッスルジャンジャン、ハッスルジャンジャン…今夜は…」

キヌは鼻歌交じりに台所を借りてデコレートしていた。
砂糖やチョコレート、パン生地の香ばしい匂いがケーキを彷彿させていた。
しかし、今キヌが手にしているのは、青汁ジュースの瓶に紫蘇の葉の微塵切りである。
何を作っているのか気になるところだが、その頃横島は美神にしごかれ事務所の整理をしていた。

「美神さん、この伝票はどこ置けば良いですか?」
「それは机の上のファイリングに置いといて。
 あとは溜りにたまった使用済みの封印札でも処分しといて。」

ふと横島は止まった。
封印札を捨てるよりは、持って帰って手なずければ無駄な霊力を使わずにすむと思っていた。
しかしそれも美神に容易に見透かされていた。

「ちょっと横島クぅン?
 あくまでも会社で使ったものを私物化したらどーなるか分かってるでしょうねえ?」

この言葉で正気に戻ったフリをする横島は誤魔化す。
その時、キヌが丁度良く入ってきていた。

「美神さん、終わったら一息入れてケーキ食べません?」
「別にいいわよ。あたしはクリスチャンでもシャネラーでも無いし、クリスマスなんかどーでも良いんだけどさ。」
「俺も食べるッス!で、どういうの?」

セカセカと食べたそうに聞きながらも、処分する札の入ったダンボールを強力ガムテープで隙間無く梱包していた。
しかし、寸分無く包装し終えたところのキヌの返答には、おもわずダンボールに頭をツッコんでしまい、
ブレーンバスターの如くコケるしかなかったのである。

「…あ…あの、おキヌちゃん?今何て言った…」
「だから、紫蘇あえ青汁クリーム風チキン揚げケーキです。」
「もしかしてまた創作者のホムペにあるオリジナル一品じゃないでしょーね…」

美神は一瞬汗だくになって突っ込むが、おキヌちゃんははっきりと返答した。

「そんなんじゃないですってば!
 私がいた頃の300年前に沿ってならって、あっさりとした野菜風の味わいにしてみたんです。
 栄養もありますし…」

横島はそう聞くなり、とりあえず美神に無理矢理試食させられたのである。
舌に纏わり付く青汁ホイップのクリーム。
揚げたチキンの揚汁と紫蘇の3:1というバランスが生地に浸透し、微妙な味わいが残っている。
その後、横島はばったりと倒れていた。
さらにヒキツケ・痙攣を起こし、病院送りとなったのである・・・



























「おかげで給料日まで働けなくなったじゃないかーー!」
「まぁまぁ横島さん、横島さんちの食料も尽きていたことだし、病院の食事にありつけるだけでも良いんじゃないですか?」




















そして、正月があけて学校の登校日になるまで病院に入院したそうな。
「年末年始なんて…クリスマスなんて…どわいっっ嫌いじゃーーーーーーー!!」

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