ザ・グレート・展開予測ショー

#GS美神 告白大作戦!「赤いりんご!!」


投稿者名:梨音
投稿日時:(03/12/ 5)



私的脳内妄想。とかなんとか。
時期的には「デッドゾーン!!」〜「スタンド・バイ・ミー!!」のあたり。



〜赤いりんご!!〜



夜も更けた、静かな事務所に一人。
机に向かって溜め息を吐いている美神さん。

「あー……またかぁ…また言いそこねちゃった…」

机の上の封筒を弄びながら、ぽつぽつと呟いている。

「なーんで言えないかなぁ…

らしくないっちゃぁ、らしくないんだけどねぇ…」

また溜め息。件の封筒には「給料袋」の文字。

「たくっ…」

また溜め息。

「ラブレターじゃないっつーの。」

言ってしまってから、さっと顔を赤く染める美神さん。

「寝よ……

その前に顔洗って来よう……

もう…馬鹿。」


そんな静かで優しい夜。











おまけ。



後日。


神妙な顔の横島くん。ちょっとドキドキしている美神さん。

「あの、美神さん。聞きたいことが。」

「何よ?」

「実はですね……」

沈黙。

「もしかして……」

「……もしかして?」

「俺の給料上がってたりします?」

「………」

「………」

沈黙。

「………うん。」

「え?」

「なによ、『え?』って。」

「え゛?」

「聞き返すな!」

「ええええええ゛え゛え゛え゛え゛え゛ぇぇぇぇぇぇぇ?!」

「喚くな、もう!あんたの給料上げた!そんだけ!以上!終わり!黙れ!」

「え、ってええ゛?!え゛え゛ええぇぇぇ!?」

驚く横島くん。そして、美神さんの{小P>小P>6>小K>大P}→「瞬○殺!!」


『天!!!!!!!!』


…………




小一時間後。

復活した横島くん。怪訝そうな顔で質問する。

「でも…なんでですか?」

「知るか!」そっぽ向いて話す美神さん。

「いや、あんたが決めたことでしょ…」

答えにくそうに話す美神さん。

「……まあ、それなりに使えるようになってきたってことでしょ。

人並みくらいにはね。」

「じゃ、今までは人並み以下?」

「違うの?」

「それを言われると辛いですね。」と、苦笑する横島くん。

「でも……俺、頑張りますから…今までみたいに金魚のフンじゃなくて…美神さんの隣で…」

「ふん……ガキが一丁前に…」心なしか赤らんでいる頬。

「嘘じゃないっすよ。俺が美神さんを守ってみせます……いや、なんか可笑しく聞こえますけど…」

「そうね。」

美神さんのあっさりとした言い方に横島くんは苦笑いを浮かべるけれど、瞳は真っ直ぐなまま。

「……でも、嘘じゃないですから。」

「……期待してるわ。」

不敵な笑顔を浮かべつつ。満更でもない美神さん。

その答えに横島くんは苦笑で返すも、不安も不満も無さそうだ。

そんなパートナーを見て、美神さんも嬉しげなのでした。





「馬鹿ね……」

「……すいません。」


そんな1シーン。



Fin.

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