ザ・グレート・展開予測ショー

頑張れおキヌちゃん!  除霊道オリンピック!  〜再開?横島忠夫の苦難〜


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(03/12/ 2)

それはまた別の話、
冒頭から説明しなくてはならない!

キヌは横島百合子・・・つまり!
横島忠夫産みの母親と対決せねばならなかった!
それもそのはず、オリンピック選手にナルニア代表として参戦していたのだから。
結果、勝負に勝つには勝ったが、その勝ち方が問題で、オリンピックの霊力試合としては負けたのである。


そして、控え室に戻ったキヌ選手たちは、次の試合を控え室のモニターでチェックしつつ体力を温存する為一時期眠りに入った。
しかしその一時期が命取りとなろうとは知る由も高橋良伸もなかった・・・・・!!

ざ、パパンパパンパン!


●第一試合別トーナメントリング

会場の上にあるのは、見覚えある姿だった。
その姿が、一方的にリングに相手を押さえつけていた。

「さーーあ、オルゴ=ルシオラ選手、一気にリングに相手の顔を這いつく伏せるアルーーー!
 対するミヒャ=L=デンデ、体重で押し込まれリングマットに減り込んで苦しんでいるアルよーー!」

ナレーションはというと、前回の御約束通りに厄珍が止む無く起用された。
何しろ、創作者のギャグレキスト後藤自身、あのキヌの技のネタ犠牲にされ体中が霊力化膿性腱鞘炎を起こしていたのだ。

『ぉぉおのれ、おキヌちゃんめぇぇ…ナレーションとして呼ばれたかと思いきや、あの技を使う為に呼んだとはぁぁ……ひ、ひでぶっ!』

こうして、ギャグレキスト後藤自身がストーリー上から消えうせたところで話を進める。


厄珍がナレーションを入れるとこには、既に無数の霊弾がデンデの後頭部を命中させられていた。
しかし、どれもこれもが2マイトにも達しない大きさと威力を保ち浴びせかかるのだから、
相手にしては針を無数に打たれるような感じが残されるのみだった。

「ぬ・・・」

減り込まれた頭を抜こうとするデンデ。
そこに「オルゴちゃん行くでちゅ〜」という間抜けな声にかさなり、オルゴが肘で首根っこを封じていた。
息を封じて留めに入るところであったのだろう。
おきれないデンデに、オルゴは相手腰を両手で奪いながら膝で起こしヘッドバットが入る。
激痛したのはデンデの股間で、抑える間もなく痛がるばかりだ。
そりゃ、デンデは男だから・・・・・(汗)

「OUTI!」
「トドメ行くんだよ、ルシオラ…じゃなかった、オルゴ!」

抜くことが出来ないまま、オルゴは離れ2〜3歩下がる。
そのまま尚、体を揺さぶって必死に抜こうとするけども、打ち所を抑えるので精一杯だったのである。

「オルゴ=ルシオラ選手、打ち所にまさに精と言うわけか苦しがる一報の吹雪が舞う中で、マットから蹴りとんだアルーーー!
 一体、一体何をするのでアルかーーーー?」

厄珍のナレーションと共に、オルゴ=ルシオラの体が耀く。
そのとき、霊力メーターが19マイトを超え20マイトに到達しようかというところで警報が鳴った。
規定霊力が20マイト手前すれすれなのだ!!

だが、その時点で霊力計は反応しなかった。
オルゴが霊力を溜め終わったとこで、狙い目に差しかかっていた場面。
それが、閃光を走らせていたのだ!

「蚊取り線香も走った、な〜んちゃって!」

処構わず出てくる駄洒落ギャグメカ・ナンチャッテおメカが、チャチャを入れたところで
オルゴが霊力状の槍を右膝から左腰にかけて貫通させた。
動きを止めるデンデのまえ、高らかに勝利を告げるゴングが鳴った。


「オルゴ=ルシオラ選手、あっという間の文句無しの大勝利です!
 先ほどの横リングでありました氷室キヌ選手VS横島百合子選手の戦いを上回る記録!

 次、2回戦でおキヌ選手に当たる選手は、この人で間違いないでしょう。」



●控え室

すーすー・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・

…!


その問題のおキヌちゃんは、飛行機疲れで眠っていた。
さすがの横島と導師も、飛行機疲れで昨夜、さらに美神にボコにされた為、スケベなことは出来なかった。

美神と唐巣も…!

でも、ピートとカオスはピンピンしていた。
人間じゃないからだろうか。

「どーいう意味じゃ、おいっ!」

カオスが突っ込むところで、先ほどのモニターで気になるのを見つけていた2人。
あのオルゴという選手に面影を残していたのだ。

「はて・・・しかし、どこかで見たような3人連れじゃったな。」



●2回戦前

注目するのは、この組み合わせだった。

オルゴ=ルシオラvs氷室キヌ。

ピートから聞いたところでは、横島はなんか妙な予感が残っていた。
懐かしいような、暖かそうな・・・
そう思った矢先、横島は発してくる女に抱きつかれ倒れてしまった。

「んだよ!前見て歩けよ………な☆」

予想通り、横島は一瞬ばかり固まった。
ルシオラ瓜二つの人間が、この横島に抱きついたのだから、ゴーストスイーパーの面子も固まったのである。

「もしかして・・・ルシオラ?」

横島の問いにうなづく本人。
馬鹿な。
そんなバナナの涙!
あるわけが無いと頭を一瞬はたくが、やはり目の前にいるのはルシオラだ。

「久しぶりね。
 おキヌちゃんも。」

そのセリフからして間違いは無いと確信するばかりか、あの頃の記憶が残っている…。
ということは……

予想通り、横島はルシオラの肩を抱いた。
そこに強力な神通昆が走って背中を一閃した。

「何やってんのよ横島!
 こんなところでイチャついて……相手の陣地へ行く気!?」
「それより、どうしてルシオラさんがこの場にいるんですか!」

おキヌちゃんはむくれて横島の視線を無視し、ルシオラに火花をちらつかせる。
そこに、ポンとカオスが思い出したように手を叩いた。

「おーおーおー。思い出したぞい。
 確か、記憶を増殖させる事でDNAの元と成るアミノ基を逆構築させる装置を作ったことがあった。
 あれを、確か…一ヶ月ほど前に小竜姫に貸した覚えがあるが…ひょっとしてな。」
「そう。」

アラル=ペスパが頷くと、そこにそのブツを出した。

「これをアシュさまの作ったプロセッサーに組み込んで、宇宙の卵の記憶から人間の細胞を生成させてみたらさ。
 予想通り、ルシオラの霊細胞と反応したんで、人間としてよみがえらせて見たのさ。」

・・・・・・・・!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!


カオスの顔に痛いほど視線が集中した。
カオスの顔は青ざめていた。

「な、なんじゃお前らワシの顔を見おって!ワシが何か悪いことしたのか!」






((数行ほど、余りに惨い表現があるためカットさせていただきます。))






数分後。
カオスの腐乱体がリング前に沈められていた。

その横では、横島がどちらの味方をしようか悩んでいるようだった。

「う〜〜ん・・・・やはりおキヌちゃんのフトモモも、ルシオラのフトモモも捨てがたい。」

また一つ頭をかかえる。
いつものブツブツ言う妄想スタイルは変わっていない。

「確かに胸の方はおキヌちゃんのほうが大きいし、でも、シリの曲線美はルシオラのほうが滑らかだし・・・」

そう考えた末に出た言葉は、いかにも横島らしかった。

「ええーーい!どっちの体も頑張れーーーー…」
「どっちかの応援をせんかい!」
「どっちなワケ!!」

美神とエミにハリセンで叩かれたところで、2回戦の始まりである。
さて、その行方は・・・




『さて、今度は2月発表予定だな。加瀬氏に電話電話……んん?』
「内輪ネタはやめろっての!このアマクサシロート創作者っ!!」



強引なオチが付いたところで、2月投稿予定『(仮)男を賭けた女の執念』にご期待を。
SARAVAH!

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