ザ・グレート・展開予測ショー

おキヌのポエム


投稿者名:DIVINITY
投稿日時:(03/12/ 1)



(positive version)


貴方って本当に不思議。
貴方の事を諦めようと思った頃には、いつも貴方の腕の中。
どうしよう、忘れられなくなるよ。
あなたって本当に優しいけれど、
それって私にだけ?
……違うよね。
ねぇ、答えて。
私は何番目なの?
秘密だよと笑って触れてくれた手のひらは温もりに溢れていて、
私は目を閉じる。
これからまだずっと近くなる心が離れないように私を見つめていてね。


いつの間にか私を変えてしまったもの。
それは貴方の織り成す世界。
貴方の笑顔 貴方の背中
貴方の優しい声を思い出すたびに、
小さい胸が膨らんでいくの。
貴方の夢を、貴方の思う貴方が作る明日を壊さないように、
私は道端に咲く花のように寄り添っていきたい。







「えへへ、明日は横島さんと買い物……楽しみ〜」






少しずつあなたと一緒に道を歩いていこう。
貴方を支える自身なんてやっぱり持てないけれど、
その透き通る笑顔をずっとずっと離したくないの。


私の夢は乱れ咲く。
白い、この真っ白な季節に彷徨う私の想いを解き放して、
遠く、高く願いが届くように、
繰り返し繰り返し、貴方に歩み寄ろう。










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(negative version)



淡く彩られた貴方の笑顔。
それは私にのみ向けられていたはずなのに……
描いていたこの思いは止まったまま、
貴方を見つめていたこの全ては幻なの?
すれ違う言葉だけに埋もれて、目の前は黒一色。


あぁ、どうして信じるほど、貴方は遠ざかってゆくの。
あぁ、どうして愛するほど、心は蝕まれてゆくの。


切ないほど傷つくまで傷つけて、もう何も分からない。
貴方の笑顔が見たくて包み込んだこの愛は灰になるのかな。
ねぇ、見えないよ。
貴方はどこにいるの?
暗闇に堕ちて、何もかもが覆われてしまったの。
見えなくて、見えなくて。
何度も呼びかけたのに、
昔はあんなに近くにいたのに、
貴方は陽炎のように私をすり抜けてしまう。
会いたいのに、こんなに会いたいのに。
やっと貴方が壊れそうなほど私を抱きしめてくれても、
もう貴方は遠い人。






彼女は書く手を休め、胸の内に潜む一向に治まらないもやもやをすっきりするべく

ガラガラガラ

引き戸の窓を開けた。
真っ暗な世界が広がっている。
星一つ見えず、月も見えない寂しい空は恐らく暗雲が立ち込めているせいに違いない。
その味気ない景色に向かって、彼女は大きく息を吸い込むと……

「横島さんの浮気者ーーー!!」

闇に木霊するその叫びは彼に届いただろうか。





悲しみが私を襲う。
貴方の求める存在に私はなれないのかな?
そうだったらどうしよう。
内に渦巻く葛藤の果てに道を見つけるしかないのなら、
勇気を持って一歩を踏み込んでいこう。
ぶつかる事になっても、ふらついてしまっても、歩みを止めはしない。
もし貴方のものになれないのなら、私が存在する意味って何なの?
見果てぬ夢に、この疑問の答えを探さなきゃならないのだから。





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