Eternal Chaser (後編)2
投稿者名:蜥蜴
投稿日時:(03/11/19)
魔族の男に向かって走り続けるタマモ。
彼女は双竜剣の柄を両手で握り直すと、剣の峰の部分を上にして、その腕を前に伸ばしていく。
そして彼女は開封の儀式――剣の真銘(まな)を唱え、脳裏に双竜剣の真の姿を思い浮かべる――を行った。
次の瞬間、柄頭から刃先までを一筋の亀裂が走って行く。
少しずつ分かれ始めたそれは、右側からは漆黒の闇を、左側からは眩い光を発し始める。
彼女は二つに分かれた剣を両手に一つずつ持ちなおし、下へ振り下ろして八双の構えのまま走り続けていった。
そして二つに分かれた双竜剣のそれぞれに顕われて行く刃。
”闇の剣”には峰の部分に、”光の剣”には刃の部分にそれは在った。
そう、これこそが双竜剣の真の姿。
封印された状態の時には、二つの剣が一つに合わさる事で、互いの刃を打ち消し合っているのだ。
二度目だからなのか、タマモもそれなりに成長したからなのか、未だ彼女は意識を保っている。
そして彼女は、自分が何故か自然に双竜剣の本当の使い方を識っている事に気付いていた。
魔族の男の元へ辿り着いたタマモは、振り降ろされた腕を掻い潜り、”闇の剣”を霊的中枢(チャクラ)へと突き刺す。
そして彼女の体の中へ、”闇の剣”を通して魔族の男の霊力(いのち)が流れ込んで行く。
剣それ自体の力と、魔族の男から引きずり出されてくる力。
タマモは、体内で荒れ狂うそれを必死で制御する。
そして彼女は、その力を”光の剣”へと収束させていく。
”闇の剣”を引き抜きながら、”光の剣”を魔族の男へと突き刺したその瞬間――
地表に小さな太陽が出現した。
――そしてタマモの意識は、光の渦の中へと飲み込まれていったのであった。
「う……」
横島は小さくうめきながら目を覚ます。
どうやら、しばしの間気を失っていた様だと気付くと、彼は周りを見渡す。
目の前にはタマモと魔族の男が居た辺りを中心に、地表に大きなクレーターが出来ていた。
その直上の雲は大きく払われ、空には星が浮かんで見えている。
「……タマモっ!?」
横島は走り出すと、途中で近くに転がってきていた”炎の剣”を回収し、クレーターの淵へ辿り着く。
その中心には地面が湯気を立てている中、タマモが両手の剣を力無くぶら下げて立ち尽くしている。
彼がほっとしながら彼女に声を掛けようとした時、彼女がゆっくりと彼を見上げてくる。
その瞳に宿る無機質な光を感じた時――彼は、彼女の意識が再び双竜剣に奪われてしまったのを悟ったのであった。
ふわりと浮き上がり、ゆっくりと地上へ昇って行くタマモの身体。
その視線は横島に向けられたままになっている。
その視線を受け止めながら、彼は呟いたのだった。
「約束したよな、タマモ……。必ず二人で生きて帰るって」
――そう、彼はタマモと約束した。そしてそれは、彼にとって絶対に破られてはならない神聖な誓いでもあった。
――自分を笑顔で見送る”彼女”の最後の”嘘”に気付けなかった事を知った時に――
――どこまでも強い”あの女性(ひと)”が、優しい”嘘”を吐いて自分を突き放した時に――
彼は誓ったのだ。自分は決して大事な存在に”嘘”を吐かないと。
しばし瞑目し、呼吸を整えると、彼は再び呟く。
「必ず助けてやる。……俺を信じろ!」
動きを止め、両手に剣をぶら下げたまま横島を見詰め続けるタマモ。
”炎の剣”を中段に構え、油断無くタマモに視線を向け続ける横島。
そして二人は、正真正銘最後の戦いに突入したのであった。
両手の剣を駆使して横島に斬り掛かって行くタマモ。
対する横島も、以前のままの彼ではない。
いつか再びこういう事態が訪れた時の為に、剣技に関してのみ言えば、小竜姫に互する力を手に入れていたのだ。
しばし斬り結んでた二人であったが、やがて彼女は体勢を整えようと剣を止めた。
その瞬間、彼は背後に飛びすざって二人の間の中間点に”炎の剣”を投げ付けた。
”炎の剣”が地面に突き刺さった瞬間、彼は大きく叫ぶ。
「――炎よ!!」
直後に生まれた爆発に等しい炎の奔流の前に、横島の姿を見失うタマモ。
炎が収まり掛けたその時、彼女の背後から声が聞こえてきた。
「――終わりだ」
タマモの背後に回る事に成功した横島は、彼女の後頭部に手を添え、最後の文珠を発動させた。
『操』
その文珠の効果により、横島はタマモの身体を支配している双竜剣から彼女の身体の一部の制御を奪い取っていた。
そして、彼にはそれで充分だった。
「――風よ!!」
次の瞬間、タマモの髪の一房がうねり、力が発現される。
その力は背後の横島を刺すべく、剣を逆手に持ち直そうとしていた彼女の両手を、風の塊によって前に弾き飛ばしていた。
剣を持ったまま前へ引き伸ばされたその両手は、直後に下から飛来した風の塊によって、上に弾き飛ばされる。
万歳の形に持って行かれた彼女の両腕。
双竜剣はそのさらに上で、交差する形で止まっている。
それをちらりと見やると、彼は最後の言葉を放った。
「――氷よ!!」
みるみるうちに二つの刀身を覆い尽くす氷の塊。
それは双竜剣の力を持ってすれば、簡単に砕ける程度のものでしかない。
だが、それは果たされる事はなかった。
強大な力を誇る双竜剣とは言え、流石に氷の塊を一瞬で砕く事など出来る訳がない。
氷が砕かれるまでの僅かな時間、攻撃力を失い完全に動きを止めた双竜剣。
横島は両腕を下から上に掬い上げるかの様に動かし、その二つの柄頭をタマモの手から上方へ叩き上げたのだ。
氷に覆われくるくると回転しながら宙を舞う双竜剣を見ながら、くたくたと自分の胸へ倒れこんでくるタマモを抱き留める横島。
左腕で背後から彼女の身体を抱き締めたまま、彼は彼女の豊かな髪に顔を埋める。
しばらくの間、タマモの体温と汗混じりの体臭を感じ続けた後、横島は未だ気絶したままの彼女の耳にささやいた。
「約束、守れたな。タマモ……俺達は勝ったんだ。
俺達二人が力を合わせれば、怖いものなんて何もないんだ……」
二つの人影は、静寂の訪れた闇の中、いつまでもその場に佇んでいた――――
タマモが目を覚ました時、そこには横島の顔が在った。
彼女はそのまま視線を巡らせて周りを確認する。
自分がビルの外壁に背を預け、左膝を立てて座っている彼の右腿の上に頭を置いて寝かされた状態であると気付く。
自分から視線を外した彼の視線の先を追い掛けると、そこには昇って来る朝日の姿が見えた。
直後に意識を失うまで自分達が置かれていた状況を思い出すと、タマモは勢い良く上半身を起こす。
「あれからどうなったの!?」
「終わった。もう心配ない」
横島の声を聞くと放心したかの様に身体の力を抜き、横島の顔を凝視した。
その様子を見て、苦笑しながら立ち上がった彼は腰の辺りをはたいた後、彼女を見やる。
「ほら、立てるか?」
横島が座り込んだまま自分を見詰め続けるタマモに優しく声を掛け、右手を差し伸べる。
普段何者にも一歩突き放した様な態度を取る彼が、滅多に見せない優しさ。
だが、彼女は知っている。
その優しさこそが、彼の本質で有る事を。
「ほら」
動こうとしないタマモに焦れる事無く、右手を差し伸べたまま、横島はもう一度声を掛ける。
初めて出会った時から、いつでも、どんな絶望的な状況からでも彼女の命と魂を掬い上げてくれた、大きくて温かな手。
その手をおずおずと両手で掴むと、彼女は手を引かれるまま、ゆっくりと立ち上がった。
しばらく経って後、横島はタマモの瞳に完全に正気の光が戻ったのを見て取る。
そして彼は、いつもの様に、ぶっきらぼうに彼女に声を掛けた。
「――じゃあ、帰るか」
くるりと背を向け、傍らに置いてあった封印された状態の双竜剣を拾い上げると、横島は歩き出す。
「ちょっ……、待ちなさいよ!」
大股に歩みを進める男の背中を早足で追い掛けながら、タマモは思う。
――自分はこれからも、他人には決して心の裡を見せてくれないこの男の背中を追い掛けて行くのだろう。
――この命有る限り、ずっと。
「結局は、先に惚れた方の負けって事か……」
そう呟いた彼女の表情は、悔しそうであり、だが、それ以上に嬉しそうでも有った。
fin.
今までの
コメント:
- 拙作「Eternal Chaser」、これにて閉幕です。
作中、横島の性格を大きく変えたのは、全てラストのタマモのモノローグを持ってくる為でありました。
ご理解いただければ幸いです。
そして、お礼とお詫びをば。
U. Woodfieldさん、拙作をお褒めくださり、ありがとうございます。
後編もお楽しみ頂ければ幸いです。
マリクラさん、矢塚さん、ロックハウンドさん、dryさん、申し訳ありませんでした。
前2作がすこしばかり好評だったからといって調子に乗りすぎ、不快感を与えてしまった事。
筆者の最初で最後の完全シリアス作と力を入れ過ぎたあまり、GSの世界観を壊すようなものになってしまった事。 (蜥蜴)
-
お詫びする事は多々有れど、多くは申しません。
この後編をもって、筆者の覚悟の程、お確かめください。
あなたたちの厳しいお言葉が、書いても書いても終わらない現状に膿んだ筆者の精神に活を入れてくださいました。
本当にありがとうございました。
(蜥蜴)
- どうも〜ヒロです〜
いや〜いろいろとつっこみたくなるようなことは多かったんですけど、とりあえず終わってよかった〜
ええ!管理人さんはお猿さんじゃないとか、双竜剣が物語の中心にあるのならいきなしださないほうが良いかなぁとか、どんなに頑張っても横島じゃ小竜姫並の力はもてんだろとか、世界観がどうかとか、その他もろもろ・・・こういったのはもう無視しまくって終わってよかったです。面白かったですよ〜
あとはあとがきですね、NG集を載せて成功するのはジャッキー・チェンのエンディングくらいですかね?(笑)いやいや、僕はこういうのも好きですけどね
では次はおキヌちゃんモノかなあ?僕としてはハーピィか小竜姫様でもオッケイさ!!
ではでは〜これからも頑張って下さいませ〜 (ヒロ)
- ヒロさん、コメントありがとうございます。
斉天大聖の件については、小竜姫の上司と言う事で勝手に勘違いしてました。
双竜剣はちょっとした小道具のつもりが、あれよあれよとこんな事に。
前編の中書きの件につては、深く反省しております。
リクエストしていただいた件については、申し訳ありません。
dryさんのお言葉に納得した為、拙作にて筆者はGTYより撤退させていただきます。
思いついたら、どんなシーンだろうが入れずにいられないという悪癖に気付いてしまったもので。
それでは、失礼します。 (蜥蜴)
- 確かに皆さんの言うとおり原作『GS美神』という作品から雰囲気がかけ離れてしまっているのか、僕も違和感を感じています。
>拙作にて筆者はGTYより撤退させていただきます。
ただ、文章レベルは決して下手ではなく前2作は普通に評価されてたわけですから、
そこまで考えなくてもいいと思いますよ^^;
誰にだって『失敗した!』という作品はありますし、また次回頑張ろうっていう気持ちで投稿したほうが楽しいですしね(^^)
自分の悪い癖に気付いたならきと治せますよ♪
最後に、蜥蜴さんが今回の作品を書く上できっと僕の安易なアドバイスが悪い原因であったと思います。本当にすいませんでしたm(__)m (ユタ)
- お疲れさまでした。
タマモと横島クンの信頼の強さに感じ入りました。
蜥蜴様が納得なさっているようなので議論を招くような発言にならないようにはしたいと思いますが。
私は前編に見られる若干の性描写らしきものも含めて蜥蜴様の作品を支持します。
正直あの描写はここの禁止規定「アダルト向け」に引っかかるレベルのものとは思えません。
「アダルト向け」のラインをどこで引くかという問題はありますが、
そのまま忠実に映像化した場合にゴールデンタイムのテレビ放送として流せる程度はセーフ、
というのが私の解釈です。 (U. Woodfield)
- また、私の個人見解として、展開の「賛成・反対」は原作を踏まえた上で
そこから予想者(作者)の考えた展開に至る可能性がどれだけ納得できるか、だと考えます。
蜥蜴様が本文中に書かれている背景説明を読むと、こういう展開もありうると、私は少なくとも思えます。
もちろん読んだ上で「こんな展開はありえない」という感想を持つ方もいらっしゃるでしょうし、
その意見までも否定するつもりはありません。そこは個人の感性の差ですから。
尚、あとがきについては皆様ご指摘の通りです。舞台裏をすべて見せる必要はないです。
GTYは暗黙のルールの多い場所ですから蜥蜴様のスタイルには合わないかも知れませんが、
このような作品でも問題のない受け入れ先は必ずありますから、
発表の場を移して活動を続けていただきたいと希望します。 (U. Woodfield)
- リクエストのタマモの話しありがとうございました。
面白かったし、戦闘のアイディアもよかったと思います。
GTYから撤退すると言っておられますがユタさんのおっしゃられる通り誰にも失敗はあると思います。
だからあまり気にすることなく次はもっといいものを書こうとか、注意された事をふまえつつ頑張ろうと思えばいいのではないでしょうか。
それに蜥蜴さんの作品は面白いし、うまいと思うからできればこれからも読みたいな〜とわたしは思っています。 (誠)
- ユタさん、コメントありがとうございます。
今回の件ではユタさんにも少なからず嫌な思いをさせてしまったからかもしれません。
本当に申し訳ありませんでした。
撤退を決意したのは、性描写や後書きの悪ふざけの件を注意されたから、という訳ではありません。
技巧をいかに磨くか、物語をいかに破綻無く終わらせるか、という事にばかり目が向いていた自分に気付いたからです。
ですから、どうかお気になさらずに。 (蜥蜴)
- U. Woodfieldさん、コメントありがとうございます。
そう言って下さると助かります。
頭を冷やす為、しばらくの間は執筆活動を控えるつもりです。
ここへ発表した3作も、いつかリメイクしてどこかで発表できれば良いなと思っております。 (蜥蜴)
- 楽しんでいただけた様で幸いです。
前述した通り、いつかは別の場所で執筆活動を再開してみたいと思っております。
見つけた時にはのぞいてやってください。 (蜥蜴)
- またまたすみません。
上のは誠さんへのコメント返しです。 (蜥蜴)
- すみません。誤解を招くかもしれないので訂正しておきます。
ユタさんへのコメント返し内での文法ミスです
× 嫌な思いをさせてしまったからかもしれません
○ 嫌な思いをさせてしまったかもしれません
× 注意されたから、という訳ではありません
○ 注意されたから、というからだけではありません
でした。 (蜥蜴)
- これ、ジャ○プマンガでしょ。それも読みきりクラス。
ハードボイルドを馬鹿にしてほしくない。
GS美神のカケラも無いし。他所に逝くのは正解やね。 (フォカロール)
- ども、BOMです。
今回の反対票はこのお話の総合評価です。確かに面白かったです。ハードボイルドというジャンルは。しかし、この作品は自分のGS感を崩した作品でしたので反対です。そして問題点につきましては、コメントのこともその1つです。もう他の方がおっしゃってますが、コメントはあくまでもコメント、決して裏話ばっかりするところではないと言うことです。他サイトへ移られるそうですが、大事なのは『あくまでも読むのは画面の前の皆さんである』ということを忠告しておきます。ではっ! (BOM)
- フォカロールさん、初めまして。
返す言葉もございません。
不快な思いをさせてしまい、申し訳有りませんでした。 (蜥蜴)
- BOMあん、コメントありがとうございます。
ご忠告ありがとうございます。
活動再会の折には、決してその事を忘れない様にいたします。 (蜥蜴)
- 面白いと思ったんですが…なぜこう色々言われているのか納得できないですね。
たしかにGSの世界とは少し、という感じですが…今や多くの方の作品がそう見えます。
もう一つのGS大手の作品と比べて差が有るといったら18禁が有るか無いか、その程度でしょう(GS美神の二次創作だけの話です)
昔は展開予想と言う名に相応しかったのかもしれないですが今はそんな作品の方が少ないと思いますよ?
>あなたが望む「GS美神」「ジパング」像を適当に書き散らしてもオーケイだ。
???
暗黙のルールって新人サンをいじめる種に有るってところでしょうか。 (一読者)
- どうも、面白かったのです。
が、私としては、GS美神とは感じられなかった。
ハードボイルド調が悪いとはいいません。しかし、今回の作品は横島というなの文珠を使う青年であり、またタマモというなの妖怪であって、GS美神に出てくる横島やタマモとはどうして思えないのです。
その理由は、性格が変わりすぎているということでしょうか。ここまで性格が違うと、横島、タマモの名前を使った別のキャラとしか見えないのです。
きついことを言わせてもらいましたが、内容自体は面白かったです。今回は差し引き中立で。 (灯)
- 嗚呼、もったいない。
シリアス調のスタイルはなかなか読み応えがありましたし、展開もそれほどかけ離れている感じでもなかったと思います。
問題の性描写(というほどのものかどうか甚だ疑問ですが)も、適齢の男女が主役なら至極普通でしょうし、タマモであればむしろそうあるべきかと。
ギャグをシリアスに、シリアスをギャグにというのは、二次創作やパロディの基本の一つですからね。
ですが、前編の前書きと後書きですべてが台無しになってしまいました。
ハードボイルドはその世界観に浸る陶酔感が醍醐味であって、それを冒頭から冒涜されたのでは、最早どうにもなりません。みなさんの不快感もそれが大きいのかと。
故に今回は+−ゼロで評価せず、とさせていただきます。
嗚呼、返す返すももったいない。。。 (赤蛇)
- 蜥蜴さん、初コメントですが。撤退ですか。
グレーゾーン友の会の会員ですので、『原作と全然ちゃう〜』なんてことは言いませんが、
グレーゾーンに踏み込むからには、それなりの覚悟が必要です。
ぶっちゃけ面白い話を書けば、多少の反対はあっても、最終的には受け入れられる可能性は高いです。
私の『君ともう一度〜』も、連載当初はかなりの反対票をもらいました。それでも、めげずに書きつづけています。(;^^)
しかし逆に言うと、反対意見を跳ね返すだけの筆力がないと、やはりキビシイですね。 (湖畔のスナフキン)
- 暗黙のルールがここをだめにしていく気がします。
どれを呼んでも大別すれば何種類もなく似たり寄ったりのもばかり。
以前と今のここの作品の傾向をみていくと寂れてきてるなという気がしてなりません。
なんか、常連さんの方はここが自分だけの庭だと勘違いしてませんか。 (tameiki)
- それから内容についてのコメントですが、フォカロールさんからジャンプの読みきりクラス
という厳しい指摘がありましたが、残念ながら私も同感です。
横島を強くさせて話しの中で活躍させるという手法は私もよく使うのですが、横島の能力強化+丸秘アイテムの
二本立ては、ちょっとヤリすぎかなと思いました。
ただ前半はかなり読める展開でしたので、もう少し精進を積めば、次はよい作品を書けると思います。
今回は、今後の活躍を期待して、賛成票を投じます。 (湖畔のスナフキン)
- さて暗黙のルールについて意見がいろいろとありますが、これはGTYを長期間読み続けて、
過去からの流れを理解しないとなかなかわからないので、新人の方にはけっこう高いハードルと
なっていると思います。
ただ、常連投稿者から多少の反対を受けても、面白い話を書き続ければ、最終的には多数の
GTY読者に受け入れられるようになる可能性はあります。
どの作品かはあえて明記しませんが、原作準拠でない作品でありながら、読者の指示を圧倒的に集め、
一つの流れを作った作品も過去にはありますので。 (湖畔のスナフキン)
- まぁ、ここの雰囲気からズレた作品を書いてGTYに投稿すれば、反対票を受けてしまうのは
どうしても避けられませんので、無理にここで書くよりも、もっとルールが緩やかな某所のサイト
(あえて名前は書きませんが)で執筆をされたほうが、嫌な思いをすることも減りますし、
蜥蜴さんのために良いかもしれません。
蜥蜴さんの、今後の活躍を願っています。
最後にリメイクする時には注意してくださいね。投稿するサイトによりますが、別のサイトに
掲載済みの作品の投稿を禁止しているサイトもありますので。 (湖畔のスナフキン)
- 一読者さん、コメントありがとうございます。
好意的なご意見ありがとうございます。
ですが、今作の最大の問題は、内容の辻褄合わせに終始して、それがGTYのカラーに合うかどうかまで思い至れなかった自分の不徳の致すところだと自戒しております。
それでも書き始めた以上作品を完成させる、という義務は果たせたので悔いはありません。
それでは。 (蜥蜴)
- 灯さん、コメントありがとうございます。
横島の性格付けに関しては、作品の性質上仕方なかったのですが、なるべく大きく外れないようにしていたタマモに関してもそう思われたのでしたら、筆者の力不足です。
それでは。 (蜥蜴)
- 赤蛇さん、コメントありがとうございます。
内容に関する好意的なご意見ありがとうございます。
前書きと前編中書きに関しては、ギャグやほのぼのを書けない鬱憤をそちらに求めてしまった自分の不徳の致すところです。
申し訳有りません。
それでは。 (蜥蜴)
- 湖畔のスナフキンさん、コメントありがとうございます。
確かに自分が思いついたネタをこれでもかと注ぎ込んだ結果、却って内容が陳腐化してしまっていたのかもしれません。
その辺りは、今後作品を書くことが有れば、留意事項の一つとさせていただきます。
今はまだ、活動を本当に再開するかどうかについても考えてはいませんが、新作を発表するにしても、リメイク作を載せてもらうにしても、そのサイトのカラーが自分の方向性に合うものかどうかについては、きちんと考慮ししようと思っています。
それでは。 (蜥蜴)
- tameikiさん、コメントありがとうございます。
前述してますけど、GTYのカラーに合わせることより、自分の書きたい事を優先させてしまった事や、作品の内容以外の事でも読んだ方に不快な思いをさせてしまった自分の姿勢に問題があるのだと理解しております。
それでは。 (蜥蜴)
- でもまあ、結局は他人の主観の最大公約数こそが、その場の客観になっていく訳で。かくて公共の場にある以上、その場に馴染むにも居場所を主張するにも共に(双方は不可分です)積極的な姿勢であるべきと、ぼくは考えます。
てな訳で、以下はぼくの主観(笑)。それ相応の時間経過を併せると(タダスケ(偽名)よろしく)、他作と比べてもさほど原作との解離は感じませんでした(下のトンさんの処でこの辺を厳しく見たのは「変わる=懇意になる」事が主題だから)。九尾の着想はなかなか面白いし、例の色っぽい処も程好い薬味です(飽くまで堅ゆで「風」ですし)。裏話は全編投稿後に入れた方が好かったですかね。総じて賛成です。 (Iholi)
- 純粋に展開だけに言及していけば、こういう二人も十分考えられるでしょう。ありえないという可能性を証明することはできないので、賛成です。
・・・と、まあ、賛成票を入れるなら簡単です。反対票を入れるということは、ここでは比較的抵抗を感じさせられる判断であるんですよね。ですので、前編におきましては、私は五回ほど熟読させていただき、その上コメントを書くのにも三十分以上の時間をかけて書かせていただきました。と言っても、感想はその三分の一で、残りは質問にお答えするという形ではありましたが。 (マリクラ)
- 前編でも少し触れましたが、あなたの文章や展開力、描写表現等を読ませてもらいますと、初めて書きました、というような初心者には見えないんですよね。すごいお上手だと思ったんです。あなたなら、きっと面白い作品をいっぱい書いてくださると思ったんです。
ウソだとお思いですか? もし、そうお思いなら、期待に似たような気持ちなしで、コメント欄を複数使用してまで丁寧なコメントを残そうという暇な人が居るのかどうか・・・・・、その検討の程を切実に願いたいです。 (マリクラ)
- 感想とかコメントって、全部褒め言葉でなくてはいけないんですか? 蜥蜴さんはただ褒められてたいから投稿しているんですか? 「わぁ〜、すごい!面白い〜♪」という感想だけが欲しいのでしょうか?
もし、これらの質問全てを肯定されるのでしたら、私は手をついて謝罪させていただきます。ただ、今後創作活動して行くのでしたら、作品の冒頭に「反意を含む感想・コメント等は一切受け付けません」というような注釈を書いていただくことをお奨め致します。 (マリクラ)
- アドバイスのつもりが、GTYから撤退へと追い詰めるような結果になってしまったのは、誠に遺憾です。最近、ず〜っと「ヒール役」に徹しておりますが、やはりそういった結論を導かれるのが一番残念ですね。なんとか思い直してがんばってもらいたいのが、正直な感想です。
最後に。あなたの作品は好評ですよ。ただ、一つ欠点がありました。それが何であったのか? もう分かりましたよね? (マリクラ)
- はじめまして、ヨコシマンです。
かなりのコメント頂いてますね、蜥蜴さん。これは最近では結構珍しいかな?
このコメントを読んでいると、結構作品としての評価はよいように思えます。
実際、私もそう思いますし。グレーゾーン(?)の件も、この程度で問題になるとは思えません。文章の技術もかなり有るとお見受けします。 (ヨコシマン)
- 私は、最近デビューしたばかりで暗黙のルールなる物は知りません。
ただ、正直に一つだけ「なんだろう?」と思った事があるんです。それは、皆さんも仰っていた、『前書きと後書き』です。何故こんなに書くのだろう?と感じたわけです。
内容については賛否両論あったって良いじゃないですか、十人いれば十個の考え方が有るのですから。
で、最後に言いたいのは、あくまで私のワガママになりますが、
「撤退する前に、もう1作品書いてみませんか?僕はあなたの文章嫌いじゃないですよ。」 (ヨコシマン)
- 蜥蜴さんがGTYから撤退したいと思うなら、それでもいいと思います。
少し上の感想で、欠点を直して投稿してと言うような意見がありますが、蜥蜴さんが
目指す方向性をしっかりと持っているなら、それを曲げてまでGTYに拘る必要は無いの
ではないでしょうか。結局のところ、GTYにそぐわない内容で不快感を持ったから、
書き直せと言っているようなものですよね。それって、ある種、傲慢だと思うんですよ。
でも、それがここのルールということなので、それに適さないのならGTYから撤退して
別の場所で活動するのも、良い判断だと思います。
と、最近、常連さんたちの展開に対する賛否の範疇を逸脱するような自治活動が
気になっていたので、 (unknown)
- 面白かったです、と私はそれだけを言いたいんですが(笑)
>――自分を笑顔で見送る”彼女”の最後の”嘘”に気付けなかった事を知った時に――
――どこまでも強い”あの女性(ひと)”が、優しい”嘘”を吐いて自分を突き放した時に――
正直、前編の冒頭を読んだ時はあまり良い印象を持ちませんでした(笑) ただ、話が進むにつれて、どんどんと面白くなっていった感があります。いや、あくまで私は、なんですが(笑) そして、上記、この―――の中に入った言葉。これが読後感を爽やかなものにしてくれました(笑) 救いの言葉でした。まだ、裏エピソードとかたくさんありそうな感じが致します・・・撤退ですか・・・残念無念。 (veld)
- Iholiさん、コメントありがとうございます。
そう言っていただけると、少しは気が楽になります。
ありがとうございました。 (蜥蜴)
- マリクラさん、コメントありがとうございます。
マリクラさんにそういう風にかんじさせてしまったのは、まことに遺憾です。
前述したように、撤退を決めたのは注意を受けたから、という事だけではありません。
筆者にとって正真正銘の処女作「彼女の憂鬱」での際どいシーン、
今作「Eternal Chaser」の前書きや中書き、そして二人の朝の会話のシーン
これら全てに通じる事なのですが、筆者が入れたい!と思ってしまった時に、
それぞれの中でどれだけ整合がとれているか、どれだけ筆者にとって面白いのかという事だけに目を向けていた事に、
注意を受けて初めて気付かされ、愕然としたからなのです。 (蜥蜴)
- 今作の二人の朝の会話のシーンに関しては、自身で決めた事ですから入れた事に後悔はありません。
話としての展開にしても同様です。
ですが、前書きや中書きについては、それが作品に合うスタイルかどうかはまるで考慮せず、
完成間近ながら終わるめどが立たない後編を書くのに焦れ、気晴らしとして公開してしまっています。
処女作を公開した時には、GTYを見に来ている人達に面白いものを読んでもらいたい、と思って投稿した筈であったのに、
少し誉められれば調子に乗って、そんな大事な事を忘れてしまっていた自分。
そんな自分を見詰め直す為に撤退を決意した次第であります。
長文、失礼いたしました。 (蜥蜴)
- ヨコシマンさん、コメントありがとうございます。
前書きや中書きについては、マリクラさんへのコメント返しに書いた通りです。
それと、提案していただいた事についてなのですが、
正直、賛否両論有るとは言え、こんなにコメントしていただけるとは、自分も思っていませんでした。
多くの小説やSSを読み散らした筆者ではありますが、今まで創作意欲には結び付きませんでした。
初めて二次創作を書こうと思わせてくれたこのGTYという場所を、筆者は筆者なりに大事に思っております。
確かに、こうやって場を乱したまま去っていくのは本意ではありません。
ですから、あと一作、初心に返った作品を発表してから撤退致したいと思います。 (蜥蜴)
- unknownさん、コメントありがとうございます。
前述した通り、撤退を決めたのは、反対票を受けたからではなく、自分の馬鹿さ加減に自分で呆れてしまったからです。
どうか誤解なさらぬ様、お願い致します。 (蜥蜴)
- veldさん、コメントありがとうございます。
拙作をお褒めくださり、感謝いたします。
ヨコシマンさんへのコメント返しに書いた通り、あと一作、初心に返った作品を発表してから撤退したいと思います。
筆者のような者が去るのを惜しんでくださり、ありがとうございました。 (蜥蜴)
- かぜあめと申します〜はじめまして。
ひさしぶりに来たらタマモのお話があって心が躍る気持ちです(笑
他の皆さんの意見も色々と分かれているようですが、
自分としてはとても素敵なお話だったと思います。
タマモだけでも大賛成な上、文章もお上手ですし・・。
個人的に最後のバトルシーンが好きですね〜
「俺を信じろ!」って言うところが特に。
ハードボイルドだけど芯は熱い!って感じです(笑
お引止めして蜥蜴さんの作品をもっと読みたいというのが本音だったりするのですが、
うう・・。ひとまず次回の作品を楽しみにしております。がんばってください (かぜあめ)
- 久しぶりに此方へ伺い、蜥蜴さんの投稿を見つけ喜び勇んで・・・・・読んでいたのですが、コメント等がなにやら雲行きが怪しく、最後には撤退なされると書いてある・・・。
もう何が何やら「寝耳に水」状態ですが、(私が勝手に思っているだけなんですけど)同期の桜が辞めていく事が、とても残念で成りません。
私は、貴方の作品がとても大好きな一人ですよ。
思い留まってはくれないですかね? (gosamaru)
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