ザ・グレート・展開予測ショー

続 善玉メドーサ編 今回はおキヌ中心 その1


投稿者名:GR2
投稿日時:(97/11/10)

 自分で妄想したキャラにこれ以上固執するのもちょっとアレですが、
善玉メドーサ編、続編でございます。

 眠っているおキヌが、夢を見ている。闇の中に、何かもやっとした影の
ようなものがあらわれる。
影「オカアサン、オカアサン・・・」
キヌ「何? あなた誰?」
影「オカアサン、ボク、生マレタインダ。デモ、生マレルコトガデキナイ・・
・・」
キヌ「どういうことなの?」
影「ボク、オカアサントアノ人ノ間二生マレルハズダッタンダ。デモ、オカ
 アサンガアノ人二対シテ何モシテクレナイカラ、ボクハ生マレルコトガ
 デキナインダヨ・・・・」
キヌ「・・・・・」
影「デモ、ボク、ドウシテモコノ世二生マレタイ。オカアサン、オ願イ。手
 伝ッテ」
キヌ「何をすればいいの?」
影「アノネ・・・・」
 おキヌ、汗びっしょりになって目が覚める。
キヌ「いやな夢・・・・」

 授業も終わり、おキヌが事務所へ向かっているところへ、子供を抱い
たメドーサが声をかける。
メドーサ「よっ、久しぶり」
キヌ「メドーサさん。どうしたんですか、今日は・・・」
メドーサ「いやー、あのバカタレがまた若い女に手ェ出そうとしやがって
 さあ・・・とりあえず蹴りまくって足腰立たないようにはしたんだけど・・」
キヌ「・・・・・」
メドーサ「なんかおもしろくないから、家おん出てきたんだよ。フツーなら
 実家に帰るとこなんだろうけど、あたしにゃ実家ってものはないからね
 え・・・美神のうちに二、三日世話になろうかと思ってさ」
 メドーサとおキヌが並んで歩いている。時折抱いている子供をのぞき
こみ、あやしているメドーサ。それを、優しい表情で見つめているおキヌ。
キヌ「・・・お幸せそうですね・・・」
メドーサ「え? 夫婦喧嘩して家出てきた女にいう台詞じゃないよ、それ」
キヌ「名前は・・・・」
メドーサ「ゴーゴン。月並みだけどね」
キヌ「あたしにも抱かせてくださいませんか」
メドーサ「いいよ。ほら」
 おキヌ、ゴーゴンを抱く。すぐにおキヌになつき、笑い顔を見せるゴー
ゴン。メドーサ、微笑みながら
メドーサ「あ〜あ。こいつ、実の母親よりあんたになついてるよ。なんて
 こったい」
キヌ「・・あたしも、いい母親になれるでしょうか・・・・」
メドーサ「え? なれるに決まってるじゃないか。あたしみたいな女だっ
 て、とりあえず格好だけはなんとかなってるんだからさ。あんたなら、
 あたしの何倍もいい母親になれるよ」
 だが、メドーサのこの言葉にも、なにか暗い表情のおキヌ。メドーサも
けげんそうな表情になる。

                          つづきます





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