ザ・グレート・展開予測ショー

帰らざる日々


投稿者名:山屋
投稿日時:(99/10/13)

おキヌちゃんが風邪薬と間違って、惚れ薬『インプリント』を飲んでしまった。
これを飲んだ女性は、24時間銀色の目になり、その間に見た最初の男性に惚れてしまう。しかも、
後は一生そのままという恐ろしい薬である。解毒方法もない。何としても24時間、絶対に男を
見せてはいけないのだ。

 美神事務所は厳戒態勢に入った。横島は外で待機。しかし、西条にかけた事情説明の電話が盗聴され
この情報はたちまち極楽ワールドの内外を駆けめっぐた。たちまち血迷ったおキヌちゃんファンが
押し掛けた。彼らとて、美神事務所に押し入るのは命がけと承知して武装していたので、たちまち
辺りは実弾飛び交う戦場と化したのである。このとき美神事務所の一帯は廃墟と化し、以後200年
そのままになった。

あなたは
1、おキヌちゃんを守るために戦いに身を投じる。(おキヌちゃんのためなら命もいらないぞ派)
2、おキヌちゃんを我が物にするために参戦する。(別の意味でおキヌちゃんのためなら命もいらないぞ派)
3、味方のふりをしておキヌちゃんに近づこうとする。(おキヌちゃんはほしいが命は惜しいぞ派)

 そして、後わずかで薬の効力が切れるというとき、ついに防衛線の一角が破られ、敵がなだれ込み
おキヌちゃんに襲いかかる。間一髪の所を横島が文殊で吹き飛ばし、美神さんと一緒に、目隠しをした
ままのおキヌちゃんをつれて1室に逃げ込むが、文殊は使い尽くし、霊力も弾薬も底をつき、絶体絶命の
ピンチに陥った。暴徒がドアを破ろうと、何かを叩きつけている。
「横島さん!怪我をしたんですか。」
「大丈夫、たいしたことは・・・あっつつ」
「ごめんなさい、ごめんなさい。私がドジだから。」おキヌちゃんは泣きながらヒーリングをする。
「気にしなくてもいいのよ。おキヌちゃんのドジは今に始まったわけじゃなし。」
「あっ、ひどいです。それは。」
「はは、やっぱりおキヌちゃんはそうやって笑っている方がいい。」
「うふふ。」
 周囲では銃声が響き、暴徒がドアを破ろうとする音の中、3人は笑った。

 全ての手だては尽きた。このままおキヌちゃんをあんな奴らに・・・・
美神さんは決心した。千年待ったのだ。もう少し待っても仕方ないか。美神さんはおキヌちゃんの目隠しに
手をかけた。「美神さん?」
「おキヌちゃん、生まれ変わったら、次はあたしの番だからね。」
横島は「みっ美神さん、何をする気ですか。」「いいから、しっかり幸せにするのよ、でなきゃ
承知しないからね。」美神は一気に目隠しを取った。「ごめんなさい、美神さん」おキヌちゃんは
ゆっくり目を開け、まっすぐ横島を見つめた。銀色の目から涙が流れる。
「横島さん、好きです。でもお薬のせいじゃありませんからね。」


 あれから五年の月日が流れた。風の便りに子供が産まれたと聞く。ああは云ったものの、やっぱり幸せな
二人の姿を見るのがつらかったから、美神さんは一度も会いに行っていない。

 あの時の戦いは三人にとってあまりにも強烈な出来事だったので焼き付きー残留思念ができてしまった。
美神さんはわざとそのままにして封印するだけにした。

 どんな時も一緒に笑える3人でいられた日々の記念の為に。







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