ザ・グレート・展開予測ショー

運命とはなんて残酷なんだろう


投稿者名:小天狗
投稿日時:(03/ 8/ 6)



「先生、散歩にいくでござるよ!」

――――運命とはなんて残酷なんだろう――――

「・・・シロ、今何時だ?」

「もう5時でござるよ。」

「・・・・俺はもう少し遅く迎えにこいと言ったはずだが?」

「だから今日は遅めにきたでござる!」

・・・・・

「寝る。」

「散歩にいくでござる。寝てはダメでござる!」

―――ござる!などとのたもいながら、でも、そのしぐさがかわいくて。なんか自分が情けなくなってくるけど、結局押し切られて――――

「あああああああ、シロ、シロ、もっとゆっくりぃぃぃぃぃぃ」

「え?きこえないでござる。」

「あああああああああああああああああああああああああ」



埼玉・・・・・

「お前なに考えてやがる。」

ぽか。

「先生、痛いでござるよ・・・」

潤んだ目でみてきたけれど、さっきはこの手で押し切られたから、目を見ないように、見ないように。

「散歩で埼玉だなんて、どういう頭の中してるんだ。」

「ついはりきってしまって・・すまんでござるよ。」

―――お前のはりきるは―――言いかけて、時計を見る。
・・・やべぇ。時間がねぇ。
そういえば今日は大事な依頼があると美神さんが言ってたような・・・・


(1) 倒れるのを覚悟で、美神さんの所までシロに走らせる

(2) 事務所に遅刻→美神さんの折檻+減給

・・・考えるまでもない。(1)だ。


「シロ、急げ。アルバイトの時間にまで時間がねぇ。」

「え?急いでいいんでござるか?」

「全力でもなんでもいい。早くしろ。」

「わかったでござる!」



・・・・甘かった。シロの全力を甘く見ていた。
考えてみれば、あれで「散歩」だもんなぁ・・・・
結局、5分もしたら意識を失ってた。



―――頭が回ってるよ・・ ああ、天井が・・・
えっ?天井?

「ここどこだ?」

「あ、おきたでござるか、先生。走ってる途中で気を失ってたでござるよ。」

「で、何でお前は俺と同じ布団に入ってるんだ?」

「看病でござる!」

「・・・俺が知ってる看病とは添い寝することではないぞ?」

「気にしないでくだされ♪」

気にするな、なぜだ、という突っ込みはおいておいて。
あれ?なんか忘れてるような・・・・
やべっ。早く美神さんのところに行かないと。完全にちこ・・く・・・だ・・・・
後ろから、殺気。

「どういうことかしら、横島君。時間になってもこないからわざわざきてやったというのに。」(笑顔)

「こ・・・これには深い事情が・・・」

「どういう事情かしら?大事な依頼をすっぽかしてまでシロと寝る事情?」(笑顔)

「寝るだなんて・・・・あ、でも先生となら・・・・」

誤解されるようなことを言うなぁぁぁぁぁぁ。

「やっぱりそういう事情なのね。」(しつこいようですが、笑顔)

「うわぁぁぁぁぁぁぁ」


あ、断末魔。






横島君の運命。

(3) シロの全力疾走で気を失って美神さんに折檻されて減給される。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

調子に乗って3作目です。
かわいいシロを書きたいなぁ、と思ったらこんな作品になってしまいました(笑)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

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