FLY ME TO THE MARS (その6)
投稿者名:紀乃
投稿日時:(99/10/11)
「美神さん!行っちゃだめだ!美神さん!!」
横島が分厚い扉を激しく叩く。
横島は焦った。
今出会った美神はいつもの美神らしくないように見えた。
何か深く思い詰めていて、追いつめられているみたいだった。
横島は、今この時に美神を逃したら
もう二度と彼女に会えないように思った。
「ダメだ!扉があっち側からロックされてる!」
「ならコイツで・・!」
横島の右手に霊力が集中する。
「おキヌちゃん下がって!」
扉に向かって「爆」と「砕」の文珠を投げつけた。横島の手には「盾」の文珠が輝く。
耳をつんざく轟音と強烈な閃光。
しかし扉はビクともしなかった。
「んな!?文珠が効かない!?」
と、その時突然けたたましい警報音が鳴り始めた。
「や、やば!今のでオレたちの事、バレたみたいだ!」
「どーする?どーしよう!?おキヌちゃん!?」
おろおろする横島
「そ、そんな、急に言われても・・」
おろおろするおキヌ
軍の兵士達がわらわらと現れ
横島とおキヌはあっと言う間に包囲された。
「無駄な抵抗はやめて、大人しく投降しろ。」
宙に浮いた、タイヤの無い装甲車にそっくりな機械からスピーカーの声が響く
「くそ!ここまでかよ・・!」
「!」
おキヌがはっとした顔をみせた。
「横島さん、出来るだけ時間を稼いでください。今、思い付いた事があるんです。」
「おキヌちゃん!?」
「うまく行くかどうかわからないけど・・・イチかバチか・・・!」
おキヌはネクロマンサーの笛を吹いた。
「わかった!」
横島が文珠で結界を張る。
同時に包囲網からの攻撃がはじまった。
文珠が攻撃を防ぐ中、
笛の音の高音が鳴り響く。
やがてその音に別の高音が重なり始めた。
それは次第に大きくなり、
その音が女性の悲鳴だと分かった刹那
ものすごい爆音と共に扉が吹っとんで
そこから美神が飛び出てきた。
彼女の背後にはゴキブリの大群が美神を追っている。
美神「きゃああああああああああああ〜!!!」
ゴキブリ「ずざざざ〜」
走る美神
前方には兵士達
スピーカー「無、無駄な抵抗は止めておとなしく・・・」
美神「どかんかー!!」
一撃で吹っ飛ぶ包囲網
「いやあああぁぁぁぁ・・・・・」
「ずざざ〜・・」
横島達の横を走り抜け、美神はあっと言う間に見えなくなった。
「美神さん・・ごめんなさい・・・!」
おキヌの手を横島が引く
「今のうちに美神さんを追いかけよう!」
今までの
コメント:
- ふむぅ、火星の生物は人工物だから、霊基構造は式神レベルの
単純なもので、ネクロマンサーの笛も効く・・・?
わざわざ新世界にゴキブリ作る事もない気がするが、
ゴキブリが苦手、と言う設定は原作でも1回きりだったので
いい伏線回収になったかと。
全体の総評「連載」終了後にまとめて書きますね。
(shinsho)
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