ザ・グレート・展開予測ショー

とりのからあげ。


投稿者名:hazuki
投稿日時:(03/ 7/31)

「ああ、せんせーどうしたでござろうかっ」

シロはしょんぼりと、ベットに腰かけそう呟く。
横島が、仕事を休んでいるのだ。
しかもシロが食事を作りにいった次の日からで、今日でもう三日目である。
はっきし言って心配である。

元気が出るようにと思って作った料理で元気をなくされては笑い事にもならない。

「ま、当然でしょ」
とはタマモのお言葉である。

本当はシロもお見舞いに行こうと思ったのだが、横島が抜けた分の仕事の穴埋めと、美神さんからの横島のアパート出入り禁止令をうけて、ここにいるわけだったりする。

(無理もないけど)

人伝えに聞いた話では、豚の丸焼きをアパートの前で直火(しかも肉は外は焦げで中は生焼け)で作られて、それを満面の笑顔で横島に差し出したという。

これはもうある意味嫌がらせである。
しかも本人に悪気がなく、善意で差しだれたところがさらに性質が悪い
まあそれでも一度は食べたくないと、つっぱねたらしいが、シロのなきそうに歪んだ顔に負け食べららしい。
なんだかんだで、顔に脂汗を流しつつ全部をたいらげたあたり見上げた根性である。

この経緯から、横島への部屋へ出入り禁止をくらうのは至極もっともな処置といえよう。

が、しかし
シロには、通用しない。

するわけがない。

きっと顔を上げ、シロは決意をその顔に閃かせ、言う。

「せんせーっの部屋にお見舞いにいくでござるよっ」

と。

タマモは、げんなりと思わず顔を覆う。

(……可哀相に)
誰がとは言わない。


まあここまでいかなかったのが奇跡である。



タマモもただのお見舞いならばいいだろうと、思いあえて反応もしなかったが


「せんせーは体調が優れないないようでござるから、せいのつくものを作って差し上げねばでござるな〜」

この浮かれた一言に、止まった。




「…………念のために聞きたいんだけど、何を、作るの?」


「何をいってるでござるか、せんせーは今、胃腸の調子が優れないのでござろう?ちゃんと軽いものをつくるでござるよ」


その言葉にほっと胸をなでおろそうとした瞬間


「トリのから揚げなんぞ良いでござるな〜」


シロの能天気な声に、タマモの思考回路が停止、した。


(………成仏してね)







このお見舞い(事件?)がきっかけで、四日ですむのが一週間にのびたとか伸びなかったとか。

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