ザ・グレート・展開予測ショー

FLY ME TO THE MARS (その5)


投稿者名:紀乃
投稿日時:(99/10/ 8)

非常識とも言える行動力で火星中をたった一人で引っかき回す美神とそれを追う横島とおキヌ。
横島達は、美神が人間側秘蔵の対神・魔族兵器の強奪を企てている事を突き止め、そしてついに美神と出会ったのだった。



巨大な地下格納庫、そしてこれまた巨大な鉄の扉が左右に口を開いている。
横島達と美神はその扉をはさんで向き合っていた。
美神の背後には鉄の壁で作られた空間の広がり。そこにただ一つ横たわっている巨大な兵器の姿は、あの逆天号に酷似していた。

「美神さん!もうこんなバカな事はやめてください。今からならまだ間に合うっスよ!」

「馬鹿な事じゃないわ。わたしは本気よ!必ず世界を獲ってみせる。これは、わたしの生きがいなのよ!」

「なにムチャ言ってんスか!たった一人で何が出来るって言うんです。あんたはただ周りを引っかき回してるだけじゃないですか!!」
「こんな事はやめにして、俺達と一諸に帰りましょう。美神さん。」
扉がゆっくりと閉じ始める。
「帰るってどこへ!?帰る場所なんてあるの!?ここはもうわたし達の知っている1999年の世界じゃあないのよ!!」

「う、・・そ、それは・・・」

「美神さん!帰る場所なんてどこだっていいじゃないですか!私達三人いっしょならどこへだって・・・!!」

「そうね、そうかもね・・・・・」
美神は少し寂しげに微笑した。



「美神さん・・・」





「でも・・・これだけは譲れない!もう後戻り出来無いのよ!!」
重い音を響かせて、分厚い鉄の扉は閉まった。



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