おキヌちゃんのひとりごと 〜寂しさのカケラ〜
投稿者名:猫姫
投稿日時:(03/ 7/29)
「実家の押し入れから出てきたのよ。懐かしいでしょ?」
そう言って、美智恵さんが置いていったダンボール。
中身は美神さんの、子供の頃の持ち物だった。
「今さら興味ないわ」
眺めていた私に、美神さんはそう言って部屋に戻ってしまった。
少し寂しそうな表情だった。
とりあえず、残された物をいくつか手に取ってみる。
独りで遊ぶためのおもちゃが多かった。
「………」
今日はずっと美神さんの側に居よう。そう思った。
今までの
コメント:
- じゅ、10行で終わってしまいました〜(><)
どーしても、これ以上長くできなかったんです〜(涙) (猫姫)
- こんな時、コメントを書かないと票を入れられないシステムが面倒になります。
つまり、言うべき事が思いつかないのに、猛烈に賛成したいのです。お見事でした。 (紫)
- はじめまして、初雪楓といいます。猫姫さんの作品は以前のものも読ませていただきましたが、どれもとてもよい作品ばかりですね。
この作品も、短いながらも強く心に響きました。
幼きころ寂しい思いをした美神さんですが、今は心の通じ合う仲間がいます。
そんな彼女はきっと幸せでしょうね。 (初雪楓)
- 初めまして、じゃないかな?けど、猫姫さんの作品にコメント入れるのは初めてだと思うえび団子でございます♪作品の短さには驚きましたが、中身の濃いお話だったと思います。ダンボールから出てきた美神さんの子供の頃の持ち物・・・ひとりで遊ぶためのおもちゃが多かった。ううっ・・・霊能力が幼少の頃からあったばっかりに(多分)けど、おキヌちゃんは良い子ですねえ〜、優しさがひしひしと伝わってきます。そんなひとりごとでした♪ (えび団子)
- 短ッ!
にも関わらず含まれるものは深い。そんな作品。
良い感じである。うむ。 (L)
- 美智恵さんが残しておいたのは愛情からなんだろうなぁ〜・・・多分
そばに居ようとしてくれるおキヌちゃん―――ちょっと目頭が熱くなりました。
良いですねぇ ホントそばに居てくれるだけで……その時に嬉しいとか思うより気持ちが落ち着いたときに「居てくれて、ありがとう」って思えるんですよね(まあ、照れくさくて面と向かって言えないんですが ^^;)
ただ、美神さんの態度が…(^^メ
一緒に居る事が出来ない事情があったとしても、子供からすればそんな事は関係無いでしょうが…親、家族も居ない一人過ごす寂しさ…確かに辛かったです…でも、もうちと大人な態度を取って欲しい気もします…らしいですけど(-_-)
美神さんの「らしい」行動になんとも言えない憤りを感じてしまう私は、精神的に子供なんでしょうかねぇ (ぴろしき)
- 最短記録更新!?(笑)
でも確かにこれ以上、何を書いても蛇足になってしまうような気がするな。
少し母親としては無神経に見える美智恵。思い出してしまった寂しさを、そっけない態度で塗りつぶそうとする美神。そして、何をしよう、してあげようではなく、ただ美神の傍にいようとするおキヌ。
こんなに短い描写の中で、妙に「らしさ」が生きていると云うのが凄いなぁ。
うん。この後の、他の事務所メンバー達の反応も見てみたいぞ。 (黒犬)
- とりあえず、この短い文章で、深読みさせるその技術(?)が素晴らしいのです。
と、なんだか難しいことを言いますが(難しいのか?)面白かったです♪ (hazuki)
- いいなあ。いいなあ。
美神さんの子供時代。
公彦さんはいないし、美智恵さんは忙しかったと思うし。
寂しい子供だったんじゃないかなあ。
そんな美神さんを思いやる、おキヌちゃんがとってもいいのです。らぶ。 (キース)
- これだけ短い作品なのに、本当に様々なものを読み取らせてくれる・・・。
なんかもう、お釈迦さまの指にぶち当たった気分ですな。 (Kita.Q)
- 令子を軸とした、彼女の過去の絆(母・美智恵)と現在の絆(おキヌに代表される事務所の仲間)の対比がお見事。
いい作品は、文章の多寡によらないという見本ですね。
投稿お疲れ様でした。 (dry)
- 短くても、いいんです(断言)
味があります。確かに味があるのです。いい味です。美味でございます。
美神令子とおキヌの確かな絆を感じました。短い文章で、彼女達の心の世界まで感じさせてくれる猫姫さんに脱帽です。
心から賛成です。 (ロックハウンド)
- 十行で情景を描写できるとは驚きです。
美神さんの台詞が「意地っ張り」らしくて実にいいですね。 (赤蛇)
- すいません。内容自体は全くほのぼのしていて良い雰囲気ですし、おキヌちゃんの優しさが心に来るものがありました。ただ、娘を愛する美智恵さんが一人で遊ばせるためのものを買うのかと思うと疑問が残るんですよね(汗)。それと、やはりあまりにも投稿するには短すぎるような気もするので(連作ではないので良いとは思いますが)、ここは猫姫さんのお力を考えた上で少しばかり辛口に中立の評価をつけさせていただきます。 (マサ)
- 単純に上手いから賛成っす。練り込んでこの出来なのか、センスで書いてこの出来なのかは知りませんけど、上手いです。
ただ、やっぱり読み直しても、美智恵は母親じゃないなぁと。原作を見れば分かることですけどね^^;
やっぱり痛いです。 (NAVA)
- 目頭が熱くなってしまいました(笑
おキヌちゃんはやっぱり優しいですね。
ぽつりぽつりとした美神さんの言葉が泣かせます〜
情景を想像しながら読むのにぴったりなお話です。
投稿お疲れ様でした〜 (かぜあめ)
- 文章というよりかは、「詩」に近いんじゃないかな、と思いました。 (マリクラ)
- はじめして。
感想を書くのは初めてですが、猫姫さんの作品はいつも読ませて頂いています。
読書に情景を想像させるのが非常に上手いと思います。
美神令子の人間としての弱さが感じられました。
(独り言 GSワールド以外の作品も読んでみたひ〜)
投稿お疲れ様です〜 (cross)
- 短いって言うか、オチ……テーマ?……だけですねぇ(^^;
雰囲気は凄くいいんですが。
その時の何人か分を連ねるのも手かも。 美智恵さんフェイズとかも見てみたい気がするし… (逢川 桐至)
- 展開に賛成か反対かということに関して、反対する理由がないのですよ。
そして賛成するのに理由は要らないのですよ。それじゃ中立ってなんなんだと
思われそうだけど、個人的に中立は反対してないよという言い訳なんで。
自分は嫌いだけど感情的に反対票投じるのも大人気ないなと思うぐらい巧い作品に中立。
この十行から19人(書き手の猫姫さんも合わせると20人?)やもっと大勢が想像した
背景っていうのは、遠く違わないかもしれないけど全く同じにはならないと思います。
それは俺が書き手なら耐えられない事で、どうしても同じ世界を見て欲しい、だから
過分に書く。自分が考えた世界がベストだと勝手に思ってるから。
猫姫さんは『十行で終わらせられる』という思い切りの良さが俺とは違う。面白いです。 (ダテ・ザ・キラー)
- この短さがいい、と思いました。
星野富弘さんを思い出す「掌編」の形。
小説にこだわらずこういう形の投稿もいい、と思いました。 (秋月)
- こんにちは、涼香ですよ。
考えてみれば、本当に見神さんて寂しい子供時代だったと思います。公彦さんは外国住まいですし、美智恵さんはあの通りの性格で、忙しい生活でしたでしょうから。
でも、そんな美神さんの隠れた悲しさを描きながらも、ちゃんとおキヌちゃんの優しさが救いになっていて、猫姫さんらしいお話になっていますね。
猫姫さんの創る、優しい極楽世界が大好きですよ。
これからも頑張ってくださいね。
涼香でした。 (涼香)
- はじめまして。
10行という長さで、極楽キャラを自然に動かしており、キャラの心理が出ているのは流石だと思いました。
いつかこういう作品を書けるようになりたいです。投稿お疲れ様でした。 (小天狗)
- 日本一短い母娘のSS(^^
長くしようと思えば、情景やそこに至る風景を書き込めば長くなるでしょうが、あえてそれを行わずに書ききった、思い切りの良さと、書かれない部分に対して読者に想像の余地を与えているところが良いと思いました。 (黒川)
- 日本一短い母娘のSS(^^
長くしようと思えば、情景やそこに至る風景を書き込めば長くなるでしょうが、あえてそれを行わずに書ききった、思い切りの良さと、書かれない部分に対して読者に想像の余地を与えているところが良いと思いました。 (黒川)
- 黒川さんの(重複の)賛成票1個もらいます。
そういえば、3歳の頃に魔族に命を狙われるなど、波乱万丈の子供時代でしたね。 (tacchi)
- これは確かにGTY史上でも文章表現最短の部類に属する投稿であると思います。
でも、その一つ一つのフレーズからは深いストーリー性を汲み取る事ができて、とても大きな広がりが感じられました。
多くを語らない事によって読者の中に多くを想起させる。
そんな文章だと思いました。
古のGTYにも似た形式で、それでいてまた違った趣を持っている、まさに目からウロコの投稿でした。 (斑駒)
- 令子自身が口にしていた”機能不全”な家庭。この言い方は、家に帰ってこない公彦氏だけを指す言葉とも、美智恵が死んだ事を指す言葉とも思えません。令子と暮らしていた頃から忙しかったのでしょうね、美智恵女史。
寂しさの記憶を掘り起こしてしまった令子の元へと向かうキヌの心遣いが、なんともgood!です。 (ケット・シー)
- 10行。わずか10行ですけど、話が成り立ち、そして上手いと本当に思います。おキヌちゃんのやさしさが、美神のさびしさがよく表していたと思います。
投稿、お疲れさまでした(^^ (NGK)
- ただただ『すごい面白かったです』の一言です。
新鮮な切り口の投稿に、ただただ感動するばかりのコメントでゴメンナサイ(ノД`) (矢塚)
- 十行の中で、ある程度限定された範囲の想像を促し、それでもその想像に幅を持たせてくれる。
いや、ここまでシンプルに纏められたお話…というよりフレーズでしょうか?(笑)、は異色という事の新鮮さも相成り、とても印象的でした。
おもちゃに対して美智恵さんが思い出した事、美神さんが思い出した事。二人のギャップを端から見るおキヌの心情が表された一コマにじ〜んと来ました。
ホントに絶妙な長さ、切り出しに脱帽です(^^) (志狗)
- お久しぶりでおじゃりまする、姫君。
全く無駄の無い、それでも伝わるべきことは確かに伝わってくる、シェイプアップされた文章。同じ文章書きとして汗顔の至りです。はぅぅ。
美しい人の美しい心は、こんなにも美しい言葉を生み出せるものなのですね。ああ、びゅーてぃふる万歳。
美神家の持つ深い事情に切り込みながらも、おキヌちゃんのさりげない優しさに魅せられる、はぁとふるな掌編に感服であります。 (ぱっとん)
- 天才という言葉をあなたに差し上げます。
最後の横島の優しさが光りました。 (横叉)
- すいません、初めてなのに挨拶がぬけておりました。
はじめまして猫姫さん、横叉といいます。
しかも読み直してみたら横島じゃなくておキヌちゃんだよ。
これが横島だったらいい話になるなあ。
ではもう一度コメントを
最後におキヌちゃんの優しさが光りました。
誰かは作品より長いコメントを書きそうです(笑) (横叉)
- とてもよいお話です。
無駄な贅肉が無く、かつ状況説明では終わっていないし
読み手に想像を膨らませる展開予想として良質の作品です。
でも、僕には引っかかるモノがありました。
それは、あまりにもこの作品が贅肉を削ったあまり、実はこの作品自体から香るストーリー性が僕には見えてこなかった様に思えるんですね。
確かに、たった10行のこの作品から、美神の過去や、これからのおキヌちゃん達の温かみを感じとれるんです。
でもそれは、各々の読者の記憶や想像力がそうさせていて、
この作品そのものから香り立つ情景では無いのかもしれません。 (みみかき)
- 確かに殆どの文章と名のつく物は、受け手の想像を膨らませるものだし、言語や文章を使うのは、その為にあるはずなんです。
でも、この作品は、読み手の想像力にウェートが大き過ぎる気がします。
そして、猫姫さんご自身の、この情景に対する感慨が伝わって来ませんでした。
この作品は展開予想としても、ある種のポエムとしても大変良質なものです。
でも僕が、そういうカテゴリーや、あえてこのサイトの趣旨からやや外れて読んだ時、少しばかり書き手である猫姫さんとの共感や相違を感じられなくて少し淋しく思いました。 (みみかき)
- んなわけで今回はあえて中立票にします。
何度も言いますが、全然悪い作品じゃないんですよ。
でもまぁ、時には我侭いう奴も許してやってくらさい(笑) (みみかき)
- えぇと、記念すべき30票目をこんな私があげて良いのでせうか?(爆)
ともかく、10行で何かを伝えられるというのは凄いことで。
まぁ、それだけで脱帽なのですが、この作品の場合は読み手にも想像させることで、限りなく話が膨らむという情報量が凄く多いのです。まぁ、たしかに読み手にかかるウェートが大きいのは事実なんですが、やはり書き手の観点からしてみれば、それだけでも勝ったようなものでしょう。
未熟な自分が何言ってるんだとも思いますが、とてもいい感じのエピソードでした。 (ライス)
- 俺は読み手にかかるウェイトの大きさそれ自体よりも、それを無自覚に肥大させて
脳内情景書き連ねてそれを賛成理由にしたり不等にキャラに文句言う方が嫌です。
個人的な感情でモノを言っているのは承知であえて語らせてもらえば。
訳知り顔で「表現されていた」とおっしゃるが、自分一人で「想像した」だけでしょう。
それ自体悪くないですし、人様に注意できるほど俺も正確に日本語操れませんが。
それになんだかんだいって、自分のトコの賛成票なら俺は無条件に喜んだでしょう。
つまり、単なる妬み? そうかもしれません。
「どーでもいーけど、ウゼェよ」俺に一番相応しい言葉なのかもしれません。
確かに説明不足も原因だったのかも。
投稿作品中で「美智江は素っ気無い」とか言われてれば納得したかも。 (ダテ・ザ・キラー)
- 初めまして、猫姫さん。
月夜といいます、よろしくお願いします。
いいですねぇ……なんか、こう……皆さんとダブりますが、何を言ったらいいのか分からないけど、すごく良い。
こういう雰囲気……すごく良いなぁ………。 (月夜)
- ………あれ?
ひょっとして………記念すべき30票目は僕なんかが……?
……しかもたいしたコメントじゃないし………(何書いてんだ自分) (月夜)
- どうも、はじめまして・・・ヒロというものです
なんかなぁ・・・心にぐっと来ましたよ・・・
短い中に二人の心境を描いたといいますか・・・お見事です。
・・・で、ここで一つ気になったことがございまして・・・
確か美神さんはサンタのおっさんからぼろぼろの人形をもらったときは
「まぁ、いっか・・・」とか言ってませんでしたか?
・・・蛇足でしたね・・・すいません・・・ (ヒロ)
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