ザ・グレート・展開予測ショー

傷ばかりの天使!!(その11)


投稿者名:TAITAN
投稿日時:(03/ 7/28)

ちゃぶ台と、その上にのっている料理。
ドラム缶風呂。
そして、ちゃぶ台の横で座布団の上に正座した・・・、
裸エプロンの美神。
「あ・な・たvご飯にする?お風呂にする?それとも、あ・た・し?」
「そんなの決まってるじゃないスかーーーー!!美神さはーーーーーーーーん!!」
美神に飛び掛るパンツ一丁の横島。
「だめよ、そんなに強く!・・・あんv」





「何寝ぼけてるのーーーーーーー!!!」
ドバキャッ!!
「ぶっ!?」
突然顔面に走る衝撃と激痛。
「はっ!?」
目を覚ました横島。顔からは、ドクドクと血が出ている。
「やっと目が覚めたようね。」
「リ、リナ・・・王女。」
横島の視線の中に、絹のハンカチで手を拭うリナがいた。
辺りを見回す横島。どうやら病室らしい。
「痛っ!!」
体に激痛が走る。
よく見ると、胸から腰の辺りまでが、包帯でグルグル巻きにされている。
(そうか、あの時の戦いで・・・・。)
横島は、自分が寝ていたベッドの隣を見た。
そこには、上半身が包帯でグルグル巻きになった西条が、ベッドで横になっていた。
「西条・・・・・・。」
「全治3ヶ月だそうです。」
リナの隣に居た、アリスが答えた。
「ビックリしたわよ。朝、電話がかかってきて、アンタたちが病院に収容されたって連絡が入ったのよ?」
「女の人の声でしたけど・・・・。」
「女の人?」
「えぇ。とても綺麗な声をしていましたが。」
(誰だ?綺麗な声をした女の人って・・・・。)
ふと横島は、ミケロと戦った時に聞こえた、女性の声を思い出した。
(あの時の声、どこかで聞いたことがあるんだけどなぁ・・・・。)
何とか思い出そうとする横島。
「う〜ん。」
その時、西条の呻き声が聞こえた。





とある白い空間。
そこには、横島と西条しかいない。
しかも、横島の頭には、何も生えていなかった。
「令子ちゃんから聞いたぞ、横島クン。雛人形の除霊に失敗して、そんな頭になってしまったそうだね。」
ニヤニヤ笑う西条。
それに対し、無表情な横島。
「しかし、よく似合ってるぞ、そのハゲ頭は。フハハハハハハハハ!」
高笑いする西条。
その時だった。
「これな〜んだ。」
口元を歪ませ、笑みを作った横島の右手には、1メートルぐらいか、それ以上ある、長い髪の毛を握っていた。
「なんだい、それは?」
横島は、ニヤリと笑ったまま、左手を、頭の上に乗せる。
釣られて、西条も頭に手をのせる。
「・・・・・・・・!!」
西条の顔が、徐々に蒼白になる。
手に伝わる、頭皮の感触。
横島は、手鏡を出し、そこに、西条の顔を映した。
「ーーーーーーーーー!!!!!」
声にならない悲鳴をあげる西条。
頭の上には、何も生えていなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハーゲ。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
叫び声をあげる西条。
「ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ・・・・・・。」




「・・・・・ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ、ハーゲ・・・・・。」
「うぅ〜ん・・・・。」
「横島さん、耳元でハゲと言い続けるのはどうかと思いますが・・・・・。」
「そう言ってるけど、お姉ちゃん。何で止めないの?」
「何でって、面白いからよ。」
ニコリと微笑むアリス。
(お姉ちゃんって、時々、何考えているんだか、よく分からないのよね・・・・。)
溜め息をつくリナ。
ヒュッ!
「ひっ!」
短い悲鳴をあげる横島。
その首筋には、霊剣ジャスティスが突き付けられていた。
「横島ク〜〜〜〜〜ン・・・・。」
「さ、西条。起きたのか・・・・・・。」
冷や汗を垂らしながら、横島は言った。
「毎晩毎晩、自分がハゲてしまう悪夢を見続けていたが、君の仕業だったとはね。」
「ナ、ナンノコトデショウ?」
片言になる横島。
「その悪夢にはね、最後には必ず、君の"ハゲ"という言葉がたくさん出てくるんだよ。
大方、夜、僕の部屋に忍びこんで、さっきみたいなことをしたのだろう?」
シャキーン!
「フフフフフ。ミケロとの戦いでは仕留め損なったが、今こそ、仕留めてくれる!!」
「や、やめろ、西条!!」
「安心して死ね、横島クン!!」
ヒュッ!
「ひぃぃぃぃ!?」
「やめんかーーーーーーーーー!!!」
ドバキャッ!!
「べっ!?」
「ぶっ!?」
リナの鉄拳により、ぶっ飛ばされる横島と西条。
「あらあら・・・・。」
吹っ飛ばされ、壁に激突した横島と西条を見て、アリスは微笑んだ。





とある城・・・・。
その城の玉座の間に、女と美形の男とメイドがいた。
「そう、ミケロがやられたのね・・・・。」
玉座に腰掛けた、メイドが呟いた。
「えぇ、リナとアリスの護衛についていた男2人によってね。」
女は口元を歪ませて、笑みを作る。
「しかし、彼の死は、とても美しかった。そう、まるで炎に燃える薔薇のように・・・・。」
右手に持った薔薇の香りを楽しみながら、美形の男。
「・・・・・男2人の正体は?」
「1人は、あのアシュタロスを倒したGS、横島 忠夫。」
「もう1人は、オカルトGメンの実力派、西条 輝彦。」
「どちらも、並の人間ではないってワケね。」
メイドはニヤリと笑う。
「で、これからどうするの?」
「後で、こっちから出迎えに行くわ。」
「そう、美しい出迎えをね・・・・。」
女と、美形の男は笑った。
「そう、それじゃ、護衛の2人の迎え、頼んだわよ。」


「フフフフッ。どんな身体をしているのかしら?楽しみだわv」
S級魔族マチュア 賞金額 日本円にして、100兆
一瞬にて、精気を奪い尽くす、魔界最凶の淫乱魔(サキュバス)。

「この、薔薇の香りにかけて。」
S級魔族ギルファ 賞金額 日本円にして、500兆
1000人の天使を殺した、史上最凶の天使喰い(神界にいる天使を殺害した犯人のこと)。


「見せてもらいましょうか。メタリア王国を滅ぼした、貴方たち2人の歓迎とやらをね。」


続く

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