ザ・グレート・展開予測ショー

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投稿者名:えび団子
投稿日時:(03/ 7/28)


やけに夕日が眩しい。彼女の顔が光のカーテンの中に消える。
窓を開けているせいか二人の間を優しい風が吹き抜ける。
鼻に畳の良い匂いが漂う・・・空の雲は柿色模様だった。


「・・・・・・」


暫しの沈黙。不安と焦りが部屋中の空気を包み込む。
僕は後悔の念に苛まれた。どうして聞いたんだ?何故?!
せっかくの旅行も台無しじゃないか、楽しい一時も・・・


     ――――――――ドキンッ、ドキンッ・・・――――――――


興奮と恐怖から心臓の鼓動が速くなる。ここでの興奮は、大別すれば期待と怒りである。恐怖と言えば、不安と焦り・・・。今更だけど、はっきり言って僕に分が悪い。彼女と少年の過ごして来た時間は僕なんか遥かに及ばない。恋愛は早い者勝ちではないって誰かが言ってたけど。彼女が少年に抱いている気持ちは好意と呼ぶにはあまりにも遠すぎる。その上をいくものに相違ない。


「あっ・・・」

彼女の口元が動いた、とうとう裁決を下される時が来たのだ。


       ――――――――ゴクンッ・・・――――――――


唾を飲み込む。汗が頬を伝わり顎から落ちる。とんでもなくスローモーだ。
1秒が1日にも感じられる。未知数の世界に僕は迷い込んだ。


「あ、あの・・・好きです」

「えっ・・・?!」

やっぱり予想は当たっていた。彼女は少年に好意を持っていた。
僕の夢は三日天下にもなりえなかった。

「あ、あ・・・ごめんね。おキヌちゃん・・・」

諦めよう、もう・・・。

「あ、あの・・・好きって言いましたけど・・・」

「ん・・・?」

気力なんてない。

「えっと、その・・・私、横島さんのこと好きですけど何て言うか相手にされてないって言うか・・・です」

「は・・・あ。」

あんまり聞いてなかった。

「そ、その・・・つまり、浪人さんのことだって好きなんですよ!?」


結局は、EVEN・・・ってこと?これから次第ってことなの?!


僕はちょっと蘇った♪少年よいざ勝負!!







                チャンチャン♪続き 

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