ザ・グレート・展開予測ショー


投稿者名:暇人
投稿日時:(03/ 7/24)

雨が降り始めたようだ。
段々と霞がかっていく意識の端でそれを感じながら、私は叫び続けた。
怒りを、憎しみを、絶望を、そして歓喜を。
段々とつよくなっていく雨の中、私はただ、叫び続けていた。

「タマモが家出!?」
朝、いつも通り事務所に顔を出した横島。血相を変えてつかみ掛かるおキヌとシロ。
「タマモがいなくなったでござる。」
「タマモちゃんがいなくなっちゃいました」
口調が全く違うため全然ハモらなかったのだが。まあ、そう言う事である。
さて、オーナーであり保護者の美神はというと。
「まあ、ほっとけばそのうち戻ってくるでしょ」
・・・冷たい。
「タマモちゃんが心配じゃないんですか!」
事務書の唯一の良心おキヌに気圧されて肩を振るわす美神と横島。
「横島さん?」
「いや、なんとなく。」
これが世界最強のGSの姿であろうか。むしろ悪霊の方に心配を寄せたくなる。
この動揺をシロは勘繰る。
「まさか、横島殿タマモにまで・・・。」
途端に冷える事務所。無関心だった美神まで視線は紙に落としたまま、
殺気だけを向けてくる。
「い、いや違うぞシロ。断じて俺はロリコンじゃない!あと五年も経てば相当美人になるだろうしその時は・・・って俺は何言って・・
カギ括弧は閉じなかった。何があったかは5分後のぼろ雑巾を見ればわかることだ。
まきついている悪霊も含めて。
「あのおキヌちゃんまで・・・ぐふっ。」
この事務所では悪霊のコンデンサーまで有効利用されるようだ。昨日除霊したA級の悪魔も入っているはずなのだが。愛の力は偉大である(?)
「まあ、これだけやっても白状しないと言う事は、横島さんの所じゃないですね。」
と、自分で作ったぼろ雑巾にヒーリングをかけながらのたまう事務所の良心。
それもそうだと納得する他のメンバー。
「・・・」
言葉がでない横島と事務所本体。どうやら事務所「唯一の」良心はこの事務所自体のようだ。
「それで、タマモがいなくなったって?」
どうやら本題に入るのはこの次らしい。

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