極楽の世界観より、
投稿者名:トンプソン
投稿日時:(03/ 7/23)
GSの世界観は魑魅魍魎、神悪魔が存在している。
いささか我々の世界との違いを少々紹介してみようか。
今回はテレビに関する物としてやってみよう。
夏になるとホラー物がテレビで特集を組まれる。
これが現実の事件として捉えられるのは当然の帰結である。
特に霊的に有名な場所では暗ではなく明確に立ち入り禁止区域に指定され、
特技を持った人間の手によって解決されていく訳である。
この所、あえてその現場に立ち入った勇敢なテレビクルーもおり、
結局は特番を組まれるので以外と現世と効果は同じなのかもしれない。
当然ながら教育にも反映される。国営放送の教育番組の中に、
低年齢向けの対霊障のカリキュラムが放映されている。
特に霊を見れるのが小さな子供である事実があるので、こればかりは自主性を持って
対処してもらう以外基本的には無い。
最も、親向けのコーナーもあり、それでも霊的な障害がある場合はプロにとこういう段取りになっていく。
又、ホラー映画等も結構現実にあった、誰の仕業であったのかを明確に伝える古典も数多く存在する。
某チェーンソー男も当初は事件にあったものを映画化し、ヒットした為に人間の手によってシリーズ化された。
よって、蝙蝠兄弟物や、マントの超人男とは一線を画している。
そんな中、あえて化け物でありながら、映画の舞台に立った化け物がいた。
それから数年間、睡眠を続けていたが、1999年に起床、その頃の映画を見て思い立った。
「これでは、俳優が死んでしまう」
と、漏らしたのがきっかけで、昨今CGを取り入れるのが当たり前になった映画界、
当然今年の大ヒット作もその類だが、あえて俳優による演技のみの映画がクランク・インされ、
夏の映画攻勢の最大勢力となっている。
その映画の主人公のインタビューの抜粋で最後は締めくくろう。
・女性リポーター
「この度スクリーンへの復帰おめでとう御座います。Mr・リー・クリストファー」
・クリストファー
「ありがとう。お嬢ちゃん、おっと気を悪くしないでくれよ、私から見たら皆お嬢ちゃんさ」
女「まぁ、そういう事でしょうね。さて、この古典的な映画のヒットを飛ばした理由をお聞かせください」
Mr「先ず我々は演技のみになります。こん、こんぴ・・えっとなんだっけな?」
女「コンピューターですわ」
Mr「そう。それ、その姑息な手段を使わないことにより、人間のアクターは飛べない、走るのも限度が有る、力も鉄筋を曲げたりは出来ない、となりますね」
女「そうですわね。この映画の特徴でもありますわね、でも派手さが無いかと」
Mr「その通りです。ですが皆等身大の力で演技するのです。だからこそ、成熟されたアクターであれば魅力が引き出るのです」
女「成る程、ひかえMrクリストファーは、それこそCG顔負けの運動能力ですからね」
Mr「まったくですな。そうそう。ベットの中もまだまだ負けませんぞ」
女「まぁ!今の世ならセクハラですよ」(といいつつも笑う)
Mr「と、言っても最も太陽には弱いのですが」
女「そうですわね。今度の映画も太陽には負けてしまうのですからね」
Mr「これも古典ですが事実ですし」
女「それに驚いたことに聖林(ハリウッド)の有名俳優が総出なのも驚きですね」
Mr「えぇ、先の話になりますが、等身大としての演技が出来るという事で、実力者は一発でOKでしたよ」
女「でも、驚きですわ。ヒーロー役の人は同じ頃、ロボット映画でがんばっていたり、また有る女優は未来の仮想現実と戦うヒロインだったりするのですから」
Mr「えぇ、彼らのOKは私も以外でしたよ。それに某ロボット君は本当に人間ですかねぇ
女(笑)「えぇ、きっと人間ですわ。それが魅力なんですよ」
女 「そうそう、出演者として、Mr・クリストファーの親戚筋の男の子が出演なさっていますね」
Mr「えぇ、私が強引に引き連れまして、あの甘いマスクならイケる、と思ったのですよ」
女「彼についてのプロフィールをちょっとだけ」
Mr「えぇ、彼は現在日本の教会で世話になってるとか」
女「まぁ!」
Mr「それに彼は今現在高校生、中にはちょっかいを出そうとした女性もいたらしいのですが、淫行条例違反ですぞ」
女「あはは。それでも500歳は超えてるのでしょ?」
Mr「まったくその通りですな。あははは」
女「さて、そろそろ時間もなくなってまいりました、朝日がそろそろ顔を出します。では最後にMr、一言」
Mr「私は再度演じる映画を造ってみたくなりました、それが適い光栄です、流石に100年近くのブランクは不安でしたが。
女苦笑
Mr「ですが、初めてクランクした、「ドラキュラ」に勝るとも劣らない作品に仕上がったのは、俳優だけでなく、関係者全員のおかげです。ありがとう」
Mr「最後に、見てくれないと、血を吸うよ。おっと美女に限定されるがね」
そのインタビューの頃、日本のある高校、
「ピート、公欠」
先生の名簿に赤い印がついている。
今までの
コメント:
- あとがき、
クリストファー・リー
古典のゴシック浪漫「ドラキュラ」を演じた英国人俳優、
まぁ、極楽世界ならこういう事なんだろうなぁ?というお遊びです。
さて、どうでるか、是非感想をお聞かせください。
反対票でもぜんぜんOKっす! (トンプソン)
- >結局は特番を組まれる
霊(及び妖怪・悪魔等の魔物)のメカニズムは完全に解明されておらず、未知なるモノへの生理的嫌悪は依然として残っているでしょうね。ホラーな話に対する初期の横島(と幽霊おキヌ(笑))の反応は、一般人にも当て嵌まると思います。そこに怪談の成立する余地があるのでしょう。実は秘境探検物と同じノリの番組なのかも知れませんが。
>低年齢向けの対霊障のカリキュラム
『嵐を呼ぶ男!!』ではオカルトGメンが子供達に指導してましたし、『呪いの人形帝国!!』で女の子が依頼に来たのはその成果でしょうね。一方で、守護霊や浮遊霊についても教える事で、幽霊おキヌやジェームズ伝次郎が受け入れられる下地が作られたのかも。 (dry)
- >映画の舞台に立った化け物
現役GSを起用した『香港の休日!!』とは微妙に違いますが、たとえ吸血鬼でも元人間の名俳優という事で映画に出演するのは、ありそうな話です。ただ、GSという職種が存在するからには、基本的に人間と魔物は対立関係にあり、人外の者が無制限に出演する訳にもいかないでしょうね。
少し脱線しますが、『GSが異世界との仲立ちになる』と言う理念が美智恵によって示されています。それを考えると、横島の周囲の状況(愛子、ピート、シロ、タマモ等が居る)はかなり特異な物であると同時に、テストケースとも言えますね。実際、シロはそれが目的で故郷から出てきたのですから。だとすると、吸血鬼のイメージアップ(及び教会の金欠を助ける(笑))の為にピートは出演したのでしょうか。→「ピート、公欠」 (dry)
- 感想になってない上に長文になってしまい、申し訳ありません。投稿お疲れ様でした。 (dry)
- 極楽世界だとクリストファー氏は、本物の吸血鬼(怪物)なんすね(笑)
この投稿の感想は? と、聞かれると言葉に詰まってしまい、上手く文章にする出来ません(←ダメ) なんとも形容しがたい面白さです。
個人的には、読んでいるとニヤニヤしてしまう、嘘か真かはかりかねるクリストファー氏の愛嬌ある台詞のやり取りに、それじゃあピートは氏の母方の血筋になるのかな? と妄想したり。吸血鬼が映画で主役を張れるならば、ローマで休日を過ごされた彼女の幽霊がもう一度ピートと競演し、リメークを出してもおかしくね〜よな〜と楽しめましたので、賛成ということで(笑)
ああ、こういう遊び方もあるんだなあと、感嘆しきりの投稿でした(感想になってないw) (矢塚)
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