さらば愛しき女よ(5)
投稿者名:山屋
投稿日時:(99/ 9/29)
壊れかけた東京タワー。夕日の中。
「ルシオラ、話があるんだ。」
「え・・・横島! なっなによ。私は魔界に帰るのよ。横島は、もう関係ないわ。」
横島(元の世界)はルシオラを抱きしめる。
「どうしたの、横島」
「愛している」
ルシオラは一瞬驚くが、
「知っているわ」と囁きかえして、甘えるようによりかかる。
しかし、横島(元の世界)はゆっくりとルシオラを引き離した。
「・・え、やっぱり・・・だめなの・・もう」
「違うんだ、こういうことなんだ。」
横島(元の世界)は、横島(この世界)を封じ込んでいた文殊を解放した。
閃光とともに、文殊から横島(この世界)が必死の形相で復活し、
「ルシオラー!!」
「エ? 横島が・・・二人?でも確かに二人とも横島の魂なのに」
横島(元の世界)は、フッと笑って、いきなりルシオラを突き飛ばした。
横島(この世界)はルシオラをかばい、横島(元の世界)の前に立ちふさがり身構える。
「何者なんだ、お前は」
「そんなに大事な女なのか?」
「当たり前だ!」
「てっきりいらないんだと思ったから、俺がもらおうとしただけなんだがな」
・・・・本当にだぜ・・・・・
「なくしそうになってはじめて気づくなんて、お前、やっぱり馬鹿だろう。」
「やかましー!それよりお前は誰なんだ!」
「俺? 俺かぁ・・・ただの馬鹿だよ。」
「ごまかすなぁ!」
「まって! あなたこの世界の人間ではないはね。もしかして」
「さようなら、ルシオラ」
横島は文殊を作動させてパラレルワールドから脱出する。
元の世界に戻れるかどうかは判らなかったが、
これ以上この世界に留まりたくはなかった。
今までの
コメント:
- なかなかの展開です。歴史にもしもはない、けど極楽だからあり、だと思います。
しかもこのあと、まっすぐ元の世界には帰れずに、もう2つ3つ時間線を
乗り継いだりしたらおもしろそうです。
ぜひ、もうしばらく続きを書いてほしいです。
(じゅんÅ)
- おもしろいっす!
でも、これより、「煩悩の部屋」にのせたほうがよかったんじゃ・・・・
(ほりべー)
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