ザ・グレート・展開予測ショー

あたしの王子様


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(03/ 7/12)

冥子〜〜、17歳〜〜〜。

最近〜〜、すごく〜〜〜気になる人がいるの〜〜〜。
その人の顔を〜〜見ると〜〜。
王子様って〜〜〜思えちゃうの〜〜。

今日も〜〜除霊の途中で〜〜。
その人に〜会ったの〜〜〜〜…

途端ね〜〜〜
急に零たちが〜〜逃げていったの〜〜〜

「…姫!」

その人は〜〜〜そう呼んでくれたの〜〜〜

「その瞳、その唇…。
 まさに俺にとって、君は銀河の星なのさ…!」

ぽ〜〜っ!

そんなセリフに〜〜〜
私〜〜〜
私〜〜〜〜…

「…王子様〜〜〜〜!」

思わず〜〜
抱きついちゃったの〜〜〜〜!

だって〜〜〜〜
顔がニヒルににやけて〜〜〜
全身ジーンズで〜〜〜〜〜
とどめが〜〜、いつにない〜〜短足なの〜〜〜!

「コッケーー!」

そしたら〜思わずこけてるの〜〜〜

「冥子、おまえなあ、それいうなら長足ってことにしてくれよ、な?」

起き上がった〜〜その王子様は〜〜〜
なんて言って〜〜〜あたしの顔を〜〜手のひらで〜〜〜〜

「それに冥子姫、私の恋心はもう! 生まれる前から愛していたんです!」
「え〜〜そんな事言われてもお〜〜〜〜!」

私はもう〜〜、王子様のこと〜〜〜
ぎゅうと〜抱きしめちゃったの〜〜〜〜。

したらね〜〜〜…

「さぁ、さっそく貴方のお母様に報告でも!
 婿入りの資格を貰いたいんです!」

なんて〜〜〜手のひらで〜〜私の顎を〜〜〜軽く〜〜持ち上げるの〜〜〜!

こんな〜〜憧れた〜〜〜シチュエーションをしてくれるなんて〜〜〜
嬉しすぎたわ〜〜〜〜…

「分かったわ〜〜
 私から〜〜話してみるわ〜〜〜〜…」



その〜〜数分の事〜〜〜…



「六道家の跡を継ぎたいと言うのは、君だね?」
「…はっ、ワタクシ、横島忠夫と申します!」


お父様は〜〜、先ずは〜〜〜忠夫王子の顔を〜〜見つめるの〜〜〜。
どうしてか〜〜〜冥子〜〜〜分からないけど〜〜〜〜。


「君はいい目をしているな!」
「はっ、さ、然様で御座いますか!」
「うん。」


お父様ってば〜〜お母様を抑えて〜〜〜〜。
王子様とにらみ合っているの〜〜〜〜〜?

「お父様〜〜〜?」

どうしてか〜〜聞いてみたの〜〜〜。

「…うん、実は君のその目といい、バンダナといい、どこかで見たような気がしてな。」

どこかで〜〜〜?

「そうで御座いましょうね、六道のお父様。
 私とて、陰陽師・高嶋の来世で御座いますから。」
「なるほどな。
 では、そのバンダナをとってはくれまいか?」

言われるままに〜〜〜バンダナをとるの〜〜〜。
その下には〜〜〜



!!!!!!〜〜〜〜



私の〜〜家系〜〜〜そっくりの〜〜〜
家紋の〜〜〜ような傷跡が〜〜あったの〜〜〜〜!

「…その傷は?」
「メフィストのことを思い出すと、決まって、鮮明になるんだ!」
「メフィスト…代々伝わる家系の書にもその名はあったような。」


お父様ってば〜〜〜
そう言って〜〜秘密の書斎を開けるの〜〜〜


ヴァーチーチーヴァーチーチーヴァーチーチーヴァーチーチー!

綺麗な〜〜音を立てて〜〜〜結界が〜〜外れたの〜〜〜

降りていった先の〜〜書棚から〜〜〜取り出すと〜〜
パラパラとめくるの〜〜〜〜〜
止まったページには〜〜〜令子ちゃんの姿が会ったの〜〜〜〜。


「これだ、メフィスト・テレス!
 本当だな、お前の好きなその美神にそっくりというのは。」
「そうなのよ〜〜〜てへっ!
 一目見て令子ちゃんを好きになったのも〜〜〜〜。」
「…なるほどな。お前も恐らくほんのうてきにうごいたんだろーな…」

「そういう王子様も〜〜良く〜〜令子ちゃんの身体に〜〜〜触ろうとするじゃない〜〜〜」
「いやな、それはただの煩悩ってやつで〜〜〜。」

いつの間にか〜〜〜
あたし〜〜〜早口になってて〜〜〜〜
王子様に〜〜〜〜ムキに〜〜なってたの〜〜〜〜〜

「王子様の〜〜〜」
「ま、待て冥子、そんなに怒らないで落ち着いて…」
「…落ち着かないわよ〜〜〜もう〜〜〜何ていえばいいのか〜〜分からないけど〜〜〜〜」
「とにかく、目を売るるさせないで…な?」
「冥子、ここでそう暴れても……いいか。
 焼餅で暴走される身なんて羨ましい。私と母さんの頃を思い出すみたいだ。」

「呑気なこと言うとるんじゃないいぃーーー!!!」


二人のやり取りなんか〜〜〜もう〜〜どうでも良いわよ〜〜〜〜!
とにかく〜〜許せないんだから〜〜〜〜!

「…王子様の〜〜〜ロクデナシ〜〜〜〜!!!!!」


最後の〜〜よく分からないことが〜〜一気に出たのよ〜〜〜〜!


ドチュドッゴーーーーン!



その直後〜〜なんか〜〜〜救急車が〜〜来たんだけど〜〜〜〜?

「ここまで来たからには、答えを出さずに要られまい!
 横島忠夫、お前を、六道家の婿候補に上げる!!」
「お父様〜〜〜」

ぽ〜っ!
顔が熱くなるの〜〜〜。
その場面を〜〜〜駆けつけてきた〜〜令子ちゃんに〜〜〜見られてたの〜〜〜。


「め、冥子? それに横島クン、ここで何してるのよ?」
「………(ぐったり)……」


しかも〜〜〜


「いやいや、はっはっは!
 冥子にもついに忠夫と言う素敵な男が出来たようじゃな。」
「「は?」」

その場に居た〜〜令子ちゃんと〜〜おキヌちゃんは〜〜〜?

「どういうことよ、横島クン?」
「忠夫王子様はね〜〜私と結婚するのよ〜〜〜いいでしょ〜〜〜?」


ぴきっ!
令子ちゃんの〜〜おでこから〜〜〜妙な音がしたの〜〜〜。

「冥子、いいでしょってどういう意味よ?」
「だからね〜〜〜?」
「横島さん…そんなにあたし達より冥子さんの方が良いんですか?」


でもね〜〜


「あたしね〜〜王子様に〜〜『生まれる前から愛してました』〜〜なんて〜〜いわれたの〜〜〜よく思い出すの〜〜〜それでね〜〜」
「そんなこと聞いてるんじゃないの!
 なんで私の横島クン…」
「「私の〜〜〜?」」

なんか、令子ちゃんが〜〜赤くなってるの〜〜〜

「私の相棒…じゃじゃじゃなくって、部下の横島クンに手を出すのよ?」
「だって〜〜〜好きなんですもの〜〜〜」




!!!!!!!!!!!



「め、冥子? ち、ちょっと考え直しなさい?」
「なんでよりによって、こんな明石屋さんまみたいなロクデナシなひとを…」
「ロクデナシじゃないもの〜〜〜!
 こんなね〜〜、私に〜〜真剣に〜〜姫として話し掛けてくれるなんて〜〜〜。」

なんか〜〜、口先のケンカに〜〜〜なってきたような〜〜〜気がするの〜〜

「おキヌちゃん〜〜?」
「私だって…横島さんの事好きです!」

こんなこ聞いて〜〜〜ますます〜〜欲しくなってきちゃったの〜〜〜!

「いや〜〜〜!私が欲しいの〜〜〜〜!」
「冥子、冷静になって聞いて!」
「欲しい〜〜欲しい〜〜、欲しいってば〜〜〜〜〜…ぐじゅっ!」


………


「や、な、なんかイヤな予感が…」
「な、バナナの涙…」


ドチュドゴゴゴゴゴゴん!


「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ああ!」



「お、落ち着いて、落ちついてください冥子さん!」
「なんでこーなるのよーーーーーーー!
 逃げるわよ、おキヌちゃん!」
「え、だって…」


あたし〜〜、もう〜〜〜、なにがなんだか〜〜わからないの〜〜〜〜
なのに〜〜お父様ってば〜〜〜〜…


「おおっ、いつの間にか12神将の暴れ方がいつもの倍だな!
 これも愛のなせる業か?」
「あなたってば〜〜〜」

お母様も〜〜お母様よ〜〜〜!
お父様と〜〜〜〜イチャついて居て〜〜〜〜!






「というわけで、冥子!
 お前の結婚式の案内状をGS全員に贈っといたぞ。」
「有り難う〜〜お父様〜〜〜。でも〜〜〜」
「なんだ?」

自信がない〜〜〜とは〜〜いえないの〜〜。
でも〜〜〜〜

「お前の今後の暴走は、旦那になら事前に止めてもらえるだろう!」
「え〜〜〜なんで〜〜分かったの〜〜〜?」
「その昔、お前の母さんの暴走を止めたのも私なんだ。
 冥子、お前なら忠夫が何とかしてくれるさ。
 だから、気楽に頑張るんだ!」






六道冥子〜〜、17歳〜〜〜。
忠夫王子が〜〜18歳を迎えたら〜〜、きっと暴走も抑えられるわ〜〜〜。

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