ザ・グレート・展開予測ショー

ＧＯＫＵＲＡＫＵ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ V 〜劇場予告〔嘘〕〜

投稿者名：黒犬
投稿日時：(03/ 7/12)




「高度４０００を切りました！　このままでは墜落します！」

　――闘いが始まる。

「長時間飛べるのは私だけ。適材適所なのよ…」

　――大切な物を取り戻す為の闘いが。

「止めろ！　止めるんだ、タマモ！！」

　――守るべきもの守る為の闘いが。

「どうして……どうして手を離したんだ、タマモ……」

　――今、幕を開ける。













「タマモを見捨てろって言うんですか！？」
「下手をすると国際問題になりかねないのよ。横島君、聞き分けて…」

　――大人の理屈は眠りに就き。

「横島君、ごめんなさい……ごめんなさい……」







「空港に、ボクが買い上げたハリヤーが停めてある。パイロット付きでね」
「……悪りぃ、借りとくぜ」
「返す必要はないさ。出来れば、このまま二度と戻ってこないでくれ」

　――子供達の時間が始まる。

「死ぬなよ、横島君……」








「パイロットって……あんたらかよ！？」
「不服そうじゃな、小僧」
「ノープロブレム。操縦技術は・このプログラムで・完璧です」

　――やりたい事をやる為に。

「ゲームかよ！？」








「シロ、戻るんだ。美神さんの命令、聞いたろ？」
「忘れたんでござるか？」

　――成すべき事を、成す為に。

「拙者の師匠は、先生でござるよ♪」








「攻撃はお前。でも、タイミングは俺に合わせろ」
「二人の始めての共同作業でござるね♪」
「アホか。ほれ、行くぞ」

　――疾風怒濤のバトルアクション！！

｢｢合体！！｣｣








「敵機の撃墜までは、依頼されておらんのじゃが」
「ノー！　このままでは・横島さん達が・攻撃されます」
「やれやれ、入れ込んだものじゃ。……二次大戦の時を思い出すのぅ」
「バレルロール・行きます！」

　――空前絶後の空中ドッグファイト！！

｢｢ロックンロール！！｣｣








「どうした？　白馬の王子様でも待ってるのか？」
「王子様なんて知らない……」

　――囚われの姫君が待つ者は？

「でも、ドスケベとバカ犬だったら知ってるわ」








「み、美神さん？」
「美智恵どのも？」
「ポリスも友達、アーミーも友達。人類皆兄弟。……とりあえず、カネとコネで出来ない事って、あんまり無いのよ♪」
「その上、美神の女が二人も揃ってるんだもの。不可能なんて無いわ！」

　―――鍵を握るのは美貌の女神達。

「あぅー！」
「あ、ゴメン。三人だったわね」








「……昔、天に住まう者が、人に興味を抱いて地上に降りた。彼は人に寄り添いたくて、人になりたくて、愛して、憎んで、色々な事をした。それでも人になれなかった彼は、自分を増やして寂しさを埋めようと試みた。それがあの伝説の金毛白面九尾狐で……」

　―――明かされた、驚愕の真実！？

「そして、キミだ」












「帰れないよ……だって、本当の事を知ってしまったもの……」
「お前を置いてなんか行けないでござる！　……知ってるから。……独りにはなりたくないって、泣いていたのを知ってるから！！」

「強いんですね、おキヌさんは…」
「信じてるだけなんです。……必ず、三人で帰ってきてくれるって」

「……だからさ、本当に凄い奴は、あそこにいるんだよ」
「いいえ。ここに居てこそ出来る事もある…。だからなんでしょう、西条さん？」

『……聞こえますか？　この笛の音が届いていますか？　もし、そこに誰かがいるのなら。そこが、冷たくないのなら。……聞いてください。……今、世界のどこかで友達の為に闘っている、優しいひと達のささやかな願いを……』

「俺の煩悩が尽きない限り、あれの二度目はないんだよ！」
「つまり、未来永劫とゆー事でござるねー」

　―――生きる為に。

「来て欲しいなんて、頼んでないからね！」
「拙者だって、先生に付いて来ただけでござる！」
「おーい、涙ぐみながら言っても説得力ないぞー」

　―――生かす為に。

「生きて帰って、三人でサンポでござる！」
「あぁ、必ず三人でだ！」
「わ、私も付き合うの？」

　―――運命への挑戦が始まる！！




















「今度は……絶対にこの手を離させないぜ！」
「このっ………バカぁ……」

　――【ＧＯＫＵＲＡＫＵ　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ　V ―CROSS FIRE―】

「怖がらなくていい。お前の居場所は……ここだ」





　――近日上映未定。
　










　――同時上映、【蛍ちゃんはお年頃♪】













































　…………………………だから、ウソですってば。
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