ザ・グレート・展開予測ショー

怪傑ユキット  〜哀しみの親友プロパン破壊! 犯人首領M?〜


投稿者名:三遊亭楽栄
投稿日時:(03/ 7/10)

フライトスイッチ、OFF!

形見のギター片手に
・・・おりてくる!


  テンガロンを下にし、画面上に近づく。

ユッキー=ジョー。

 
テンガロンを二本指でツバ上げ

面を上げる。


さらにその指は唇に当てられ・・・

   チュッ♪

画面に向けウィンクをして投げKiss!


「・・・・MAMA・・・・・・!!
 カッコ良過ぎるぜ・・・・!!!」


ぢゅららららららら
           ららららららん♪

三味線ビートが心臓を調べ上げオープニングを展開させる



♪ 地獄が見えたあの日から…


 銃撃を避けるジョー


♪ 俺の体を吹く風は 


…身も凍る思いが、身体を転がし敵の銃を取り上げ


♪ 復讐の風


……ずががががが!
ガラス越しに弓の心臓を…48発も貫かす!


俺の片腕の中で、弓は二度と瞼を開ける事は無く・・・泣き上げた!
ガラスの向こう越しを睨み付けた俺。


「弓−−−−!!!」


♪ 熱い風

ユキットスーツを纏って

♪ 追って 追って 追いつめて

ユキットカーを走らせ

ユキッと参上! ユキッと解決!
弓よ 弓よ 弓よ
俺を見てろよ 天国で

・・・俺は 怪傑ユキットさ!






前回の老人は、俺のことを当てやがった。


タロットでだ
それも、ちょっと古びかけた小屋だ。

「お前は・・・昨年の12月24日にある女子を亡くし追った。
 その名もユミ。・・・
 そして、そちらに居られるのがユミの親友・小竜姫じゃな。」

きょとんとする。

小竜姫の名を一度で当てられりゃ無理もないさ。


しかし、それが功を奏した。

「貴方が・・・ユミの知り合いだったなんて知りませんでした。」
「いえ・・・こちらこそ。」


小竜の姫はこっちを見つめやがる。

ママに・・・・・・・
                   そっくりだ!


「そんな事より・・・匂うぞ!」


匂う?

俺は・・・とっさに周りを見回した!


      ・・・うっ!


なんだ、このにおいは?

と思いつつ、とっさに老人を庇って連れ出した。


・・・はよかったが、小竜を・・・
 ・・・・・・姫・・・・・・・・・・




                  「「プロパンガスかっ!」」




そう気づいた時には、姫の残っている小屋を爆破された!

くそおお!



地を叩くユッキー


くやしい!
くやしすぎるぜ!

なんでこうも、俺の親友ばかりを粉々にしてゆくんだ!


駆けつけてくる覆面パトカー。


そこから降りるは

     俺のことを理解しているやつ。

 ・・・唐巣さ・・・・・


「大丈夫か!雪之丞君!」

これまた二枚目だ。
しかも、この俺とタメを張るぐらいにな。


  「さぁ乗って!」


老人を連れ乗り込み向かう先。

    それはGS協会だった。






「なんだって、シルクのヴェールを!!??」

  俺はこくりと
  頷いてやったのさ。

「シルクのヴェールと言えば・・・ウチらGS協会の中でも秘密にしている“国際極秘GS政府”のトップシークレットの研究内容!
 それを完成された人物を殺害しているやつらとは・・・?」


    唐巣が青ざめ
             舌をかむようなセリフをまくし立ててやがる

そこに、老人が呑気に笑ってやがる。


「何がおかしいんだね君は? そもそも・・・」

「まだ分からぬのかね?」


二人が会話をする。
 と、老人は「正体」と書かれた特殊な札を出す
 その札で鬘にひげを取り除き、顔を見せた!


「・・・俺だよ!」

「おおっ、やっぱり横島クンか! しばらく見かけなかったんで心配したよ!」
「……ほっとけよ!」


というところで

  横島は早速、腕を出す。


「実はな…この腕の弾傷を見てくれ。」
「お前…横島!!」


俺はヨコシマの腕を取ってみる。
銃弾が埋まったままだった。


「これを取り出せば…ジョー!
   ・・・ お前の探している犯人がわかるぜ。」
「どういうことだ?」


さっそく救急室で

 弾を取り出す作業にかかる。


作業の最中、ジョーと唐巣は見守っている。




「・・・この弾は!」




驚く声はマイクでシャウトした様だ。

 驚く事なかれ、ユミを打った弾と全く同じモノだった。


「ドコでこれを!?」

「場所は上北沢にある国際歴史犯罪組織・アシュタロスの総本部。
 そこで、侵入した際に首領Mに打たれたんだ!」

そう言いつつ、アシュタロスの要塞地図を持ち出す。

   “国際極秘GS政府”が5年がかりで作成した詳細だ。

 パッと見たところで


  その隙を3つほど見つけ出したのだ。


「流石は、俺の元ライバルだぜユッキー!」
「君の実力にはいつもながら感服するよ!」


 そう手を取り合う3人。

 しかし、そこにテンガロンツバに指でッチッチッチッチ!
 指を当てて舌打ちをかましてやった。


「・・・ただし!
 俺は首領Mだけをやる!そのためにはここを担当する。」

「なら、俺は逃走ルート役としてここを!」
「それなら私はここだね!」


「ふん、俺はな・・・ッチッチッチ!
 目的の為なら人質を取られても関係ねえぜ。」
「御互い様だ!」






場面を変え。

アシュタロス要塞の前。


背を壁に当て隠れつつ・・・・・・


  ユキッと突入!  ユキッと解決!


                        一斉に突入した。

   ・唐巣の十字斬り!
   ・横島のエロ本煩悩キック!


 飛び襲い掛かってくるハイパービッグイーターを次々と蹴散らしていく!

   我らがユッキーは


  真ん前から魔装術型格闘樹でまとめ散らしては

                        霊力トラップを解除していく。



 早い早い早い

一気に首領Mの部屋にたどり着く。

だが、そのMの正体に気付いた。



「おおーーっほっほっほっほ!
 お馬鹿さんねえ、私が首領だという事が見抜けなかったのね。」
「てめえ、・・・やっぱりメドゥーサか・・・・・!」


躊躇する事もなく言い切ってやった。
が、反論が予想通りだった。

「こいつ等2人を既に人質に取ったわ!」


言葉どおり、横島と唐巣は部下の3人に捕らわれている。
というか、その3人が・・・


「てめえら、ペルパ三姉妹!」

「さすがのユキットでも、人質をとられちゃ意味が無いでチュね。」
「そーゆーことよ!ボーヤ・・・」


というより

  ちょっとまて!

俺がユキットだとどこで知ったんだ?

にも拘らず挑発に乗ってやった。

              ・・・ わざとな!

「ほう、この俺がユキットだと!」

「流石のユキットでも、5分も闘えばスーツの効果もなくなるんでチュよね!」
「そーよね。それで私たちに敵うのかしらね。」


言われ放題にしてやる。

どうせ、悪役は負けるに決まってんだからな。

眼の前でユキットスーツを
アコースティックから取り出す。

驚く横島と唐巣。


「ジョー!  ・・・まさかお前が!?」







次回・・・『さらば 俺の斗い? そして・・・』に続くぜ。

全国の俺のファン、
  ・・・ 待ってるぜ。


ABAYO FLY BYE!!

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