ザ・グレート・展開予測ショー

最凶の悪霊!!4


投稿者名:チャレンジャー
投稿日時:(03/ 6/23)


「えーと、確かこっちでいいんだよな・・・」

今、ザッパは美神からもらった地図をたよりに、唐巣神父の教会へ向かっていた。
紹介料のほうは、実家から引き落とすことになったらしい。

「あれ?おかしいな?ここさっきもきたような・・・?」

・・・どうやら、ザッパに地図というものは理解できないらしい。
と、そこへ

「あっ!ザッパさんこんなところにいたんですか!」

おキヌがやってきた。

「あ!あなたはあのときの!いやーあのときは本っっっっっ当にありがとうございました!」

「いえいえ。それより唐巣神父の教会へ行くんじゃなかったんですか?」

「うう・・・それが・・・道に迷ってしまいまして・・・」

「じゃあ、私が連れていってあげますよ。」

「本当ですか!ありがとうございます!(このひとは本当に良いひとだな〜)
そういえば、あなたのお名前をきていませんでしたね?よろしければ、教えていただけませんか?」

「はい、氷室キヌといいます。みんなにはおキヌとよばれてます。たしかザッパさんでしたよね?」

「ええ、そうです。でも、なんでこんなところに?」

「唐巣神父のところにお届け物を。」

「はは、そうなんですか・・・(私を追ってきたとかじゃないいんだ・・・まあ、当然か・・・うう・・・TT)

ザッパが<三歳児がハーレーにまたがって、首都高を時速120キロでぶっとばす>くらい無茶な希望をうち砕かれたところで目的地の教会へついた。

「「おじゃましまーす。」」

「いらっしゃい。君がザッパ君かね?」

唐巣神父はザッパ達を快く出迎えてくれた。

「は、はい。美神さんに、ここにくるようにいわれました。あの・・唐巣神父様ですか?」

「ああ、そうだよ。そしてこちらが助手のピート君だ。」

「はじめまして。ザッパさん。」

「あ、こちらこそ。では、神父様、早速お願いできますか?」

「あ!ちょっとまって下さい。」

おキヌが声を上げ、唐巣神父に持っていた袋を渡す。

「おお、ありがとう!これでやっとまともなものが食べられる!」

「・・・・・・・(大丈夫なんだろうか・・・?)」

ザッパは少し不安になってきた。

「あっ、失礼では早速、悪霊祓いに取り組もう。」

「おねがいします。」

と、いうわけで、悪霊祓いが始まった。おキヌは興味があるといって、勉強をかねて見学をすることになった。(普通は許されないが、おキヌはネクロマンサーということで、見学を許された)

悪霊祓いの儀式が始まってしばらくたったとき・・・

「「「!!!」」」

「な、なんだこれは!」
「す、凄い霊圧だ!」
「な、なんて凄まじい負の念なの!!?」

突然、ザッパから凄まじい力がふきだしてきた!施してあった結界は一瞬で消滅してしまった。

「グガアアアァァアアーーーー!!!」

咆哮と共にザッパが襲いかかってきた!

「く!しかたない!ピート君!やるよ!」
「はい!」

「アーメン!!」
「ダンピエール・フラッシュ!!」

ザッパに同時攻撃を放つ唐巣神父とピート。
ズガアアアアァァァン!!!!

攻撃は見事ザッパに命中!しかし!

「ウウ・・・ヨクモ・・ヨクモ・ヨクモヨクモヨクモヨクモーーーーーーー!!!」

大して効いていない。それどころか、反撃してくる!
そして、目にも留まらぬスピードでピートに襲い掛かる!

「く!バンパイア・ミスト!」

ピートは攻撃をかわした!・・・かにみえた。

「グハ!ば、馬鹿な、な、なぜ・・・!!」

ピートは確かにザッパの攻撃をかわした。しかし、彼から生えているものにやられたのだ・・・彼から生えているもの、それは・・・・



三匹の巨大なムカデだった。



これは、始まりにすぎない。そう、始まりに・・・


続く

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