おいしい紅茶の飲み方
投稿者名:Kita.Q
投稿日時:(03/ 5/29)
最近暑くなってきましたね。同じ紅茶を飲むにしても、アイスティーにして飲みたいという方も多いかもしれませんね。
しかし、今回は夕食後の紅茶の飲み方についてです。家族、あるいは恋人同士で夕食後の語らいをしながらおいしく召し上がりたい方には、やはりホットをおすすめしたいと思います。
最高級の紅茶は、やはりダージリン製の茶葉ということになります。今回は、その茶葉を使用しての飲み方についてご説明したいと思います。
おいしく紅茶を飲むためには、夕食のメニューにも気をつけなければなりません。紅茶には脂肪分を分解する作用もありますが、本当に紅茶の味を楽しんでいただきたい方は避けたほうがよいと思われます。脂肪分が舌に付着し、紅茶の味わいを薄めてしまうのです。同じような理由で、辛味の強い料理もおすすめできません。
あくまでさっぱり味の料理がおすすめです。量もあまり多くしない方がいいと思われます。野菜を多めに使えば、その分料理にかさを出すことができますし。
「うまいっ!うまいっス!やっぱ魔鈴さんの作る料理は最高っス!!」
「まあ、よかった!どんどん召し上がってくださいねっ♪」
こうやって豪快に食べていただけると、作る側もうれしいものです。料理番組でよくあるように、しのごの注釈つけながら食べられるのは、個人的には面白くないですし。
ひととおり食べ終わって、食器類を片付けてしまえば、後はゆっくりとおしゃべり&紅茶タイムをお楽しみください。
・・・あら?調理室の方から何か物音が・・・ああ、シロちゃんとタマモちゃんね。横島さんの帰りが遅いので、心配になって探しにきたのでしょうね。さすがは人狼と妖狐、鼻が利くわね。
でも残念。私も、横島さんとのせっかくの時間をジャマされたくないもの。
テーブルの下を探って、スイッチ・オン!
バクンッ!!
「うわあっ!!」
「きゃああっ!!」
ドサッ・・・・・・
しゅうううっ・・・
「なんでござるかっ!?何やら白い気体が・・・!」
「ヤバイ、催眠ガスよっ・・・」
心配しないで。明日の朝には解放してあげるから。眠らせたあとに、モルモットの代わりに実験材料に使おうなんて気はサラサラないから。
「シロちゃーん、タマモちゃーん、どこにいるの・・・?」
あら。今度はおキヌちゃん?どうやら、横島さんが隔週でウチにご飯を食べにきている(もちろんお客さんとして、だけど。横島さんは、いつもお客さんのいなくなる閉店間際にきてくれる)ってことは、美神さんの事務所メンバー全員に知れ渡ってしまっているようね。私としては、ただ横島さんとおしゃべりを楽しみたいだけなのに・・・仕方ないわね、さっきとは別なスイッチを、ポンッと♪
ビシュルルッ!!
「きゃあああっ!!・・・やっ、なにこれ、トリモチ?ふえ〜ん、うごけないよう・・・」
体の動きを奪っても、彼女には幽体離脱というテがあるのよね。
でも全然ヘーキ。ぬかりはないわよ(はぁと)
「えいっ、幽体離脱っ!!・・・(ゴンッ)いたっ!?」
お札であらかじめ結界を張ってあるから、幽体では一歩も外には出られないの。もちろん、あとで助けてあげるから安心して。
「ったく、探しにいったヤツが誰一人として帰ってこないなんて!やっぱり私は、あの魔鈴ってのはどおぉ〜も気に入らないわ・・・!」
あらあら、美神さん自身が乗り出してくるなんて。すると、さっきの三人も、彼女が探しに行かせたのかしら。まあ、彼女たちの様子を見てると、半ば志願して探していたんでしょうけどね。男の子ひとりに、少し過保護すぎないかしら。それとも、ほかになにか事情があるのかしら。
妬いてる・・・とか?
「どっ!どーしたの、おキヌちゃん!?」
「ご、ごめんなさい、美神さん・・・」
「わかってるわ、魔鈴にやられたのね!?あのクソ女、見てらっしゃい・・・」
ジャキッ・・・
まあ物騒なこと、今のは拳銃のスライドを引く音ね。
「あっ、美神さん!そこを踏んじゃダメ!!」
「へ?・・・き、きゃああああ〜〜〜っ!!」
ふふふ。床のレリーフの或る場所を踏むと、トラップが発動するの。
侵入者を亜空間に引きずり込む、ね。
「あああっ、美神さんっ・・・」
「くっそーーー!!魔鈴めぐみ、後でおぼえてなさいよぉぉぉ・・・・・・・・・」
さあ、邪魔者をもれなく排除し、ステキな語らいをお楽しみください♪
「何かが・・・何かが間違ってるニャ、魔鈴ちゃん・・・」
「そーかしら?」
「だって、なにか、こう、えげつないというか、その・・・」
「ふふふ。私は手段を選ばないだけよ(はぁと)」
魔鈴は、使い魔に力こぶを作るポーズをして見せ、明日の『☆横島さんを精一杯もてなす計画☆』をさらに綿密に練り上げていくのであった。
今までの
コメント:
- 僕も、ダークな作品を書きたくなりまして(笑)
紅茶好きな方、魔鈴ファンの方は、広いひろーい心で読んでいただくと、精神衛生上非常によろしいかと思います。 (Kita.Q)
- 横島×魔鈴話のようですが・・・横島の台詞がたったの一行(笑)
彼女って笑いながら人を殺せそうな勢いですね(笑)
何だろう・・・黒いお話のはずなのに、この読了後の爽快感は一体、何なのだろう?(笑) (NAVA)
- はじめまして、Kita.Qさん、楽しく読ませていただきました。
ダークな話(魔鈴?)なのに、何故こんなに素直に受け入れられるのでしょうか?
NAVAさん同様、不思議な感じがします。
・・・ところで、亜空間へ飛ばされた美神はいった何処へ? (ヴァージニア)
- はじめまして、Kita.Qさん。題名と内容の落差が激しいですね(笑)
ギャグとダークの境界線をすれすれの低空飛行が実に面白かったです
美神は還ってこれるのでしょうか?はたまたシロタマコンビは生きて還ってこれるのでしょうか?
翌々考えてみると『そして、誰もいなくなった』ですね(黒笑) (TF)
- うん、楽しかった。楽しかったですとも。
ってゆーかこれをダークと認識しなかった自分の感性にちょっぴり疑いの目を向けてみたり。(謎)
まあなんだ、病んでるのさ私は。賛成ですー。 (紫)
- 亜空間ですか〜(笑)
面白かったです〜魔鈴さんも必死(?)なんですね。
ダークとギャグの絡みが絶妙です(笑
投稿おつかれさまでした〜 (かぜあめ)
- ま、魔鈴さん・・・そんな性格だったのかw
ダークというよりコントみたいで笑って読めました♪ (ユタ)
- 魔鈴さん、貴女真っ黒です。エグいです。
やはり、普段の偽善ちっくなあの笑顔は、本性を隠すための仮面だったのですね。
嗚呼、GS界からまた良識の灯りがひとつ…(涙) (黒犬)
- 物事(『☆横島さんを精一杯もてなす計画☆』)のために一生懸命になる魔鈴を誰が責め切れようか・・・。
たとえそれが”黒い”と言われても私は魔鈴を応援し続けます(笑)。 (NGK)
- NAVAさん、ヴァージニアさん、TFさん、紫さん、かぜあめさん、ユタさん、黒犬さん、NGKさん、コメントありがとうございます。
>NAVAさん
このSSは、(お分かりかもしれませんが)実は魔鈴さんのシュミレーションなんですよ。だから、横島の台詞も一行だけなんです。
ダーク物に仕上げるにしても、後味の悪いものにはしたくない・・・と思うあたり、僕は思い切りの悪い人間だなあと思います。・・・NAVAさんのマネはできないさ!
>ヴァージニアさん
初コメントありがとうございます。
素直に受け入れていただけたのなら、非常にうれしいです。
美神さんの行方に関しては、当方としましては一切関知しておりません(きっぱり) (Kita.Q)
- >TFさん
こちらこそはじめまして。
シロタマコンビはともかく、美神さんは難しいですね(断言)。僕は別に美神さんがキライなわけじゃないんですが・・・。
>『そして、誰もいなくなった』
あ、こっちの題名のほうがよかったかも(笑)
>紫さん
僕自身、書いている時点で、ダークなのかどうか分からなくなってましたし。
やっぱり読んで楽しいものにしたかったですし、その点は成功だったでしょうか?成功だったと思いたい(汗) (Kita.Q)
- >かぜあめさん
元々、かぜあめさんの作品がきっかけだったと言ってもいいんですよね。横×魔鈴もアリじゃないか、と。面白いと言ってもらえて、こちらこそ感謝です。ありがとうございました。
>ユタさん
このSSは、死んだ恋人そっくりの人物が現れて・・・という例の小説ではなく、『おれたちひょ○きん族』の、あのコーナーを意識してみました。といっても、物心つくかつかないかの頃放映されていたので、実はほとんど覚えていないんですが。
>黒犬さん
偽善者ちっくな笑顔・・・。黒犬さんの目にはそう映っていたのですね・・・(恐)
まあでも、こういう方面にフルスロットルな魔鈴さんって見たことなかったですし、これぐらいは序の口ですよ(そうなのか!?) (Kita.Q)
- >NGKさん
いやあ、NGKさんなら反対票かなと思っていましたが・・・。賛成ですか。
応援していただけるのなら、第二弾を書かなきゃならんのでしょーか?
ネタないですけどね、今のところ。 (Kita.Q)
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