ザ・グレート・展開予測ショー

今を生きる(5)


投稿者名:キリランシェロ
投稿日時:(03/ 5/14)

「ねえ、横島、この人誰?」
タマモが横島に尋ねる。
「ん?ああ、この人・・・っていうか一応神族の覗き魔ヒャクメ」
『横島さんに言われたくないのね〜、昨日だって横島さん
美神さんのシャワーを覗いて美神さんにしばかれてたのね〜』
横島はヒャクメのその言葉を無視して話を進める。
「で・・・油揚げに目がない妖狐のタマモ」
「目がないってのは認めるけどもっとマシな紹介してくれてもいいんじゃない?」
とりあえず互いの自己紹介を終えて話を本題に持っていった。
『ところで何で私を呼び出したのか教えてほしいのね〜』
「俺が今まで体験してきたことをタマモに見せてやることってできるか?」
『そんなの簡単にできるのね〜』
「じゃあ頼む」

横島が体験してきたことがタマモの頭の中に入り映像化される。
美神との出会いや幽霊だったおキヌとの出会いなど数多くの出会い
をしてはいつもろくなことをしていない横島の姿が映し出された。
「幽霊を押し倒す・・・普通・・・」
「はて、そんなことあったっけ?」
『わざとらしいのね横島さん』

横島が霊能力をつけ始めたGS試験での戦いが映し出された。
雪之丞との対決、結果は引き分けとなった。
引き分けのしかたも何だかな〜と思えるものだった。
だが、雪之丞との対決を望む横島の目は今までとは比べものにならない
くらいにいい目をしていた。

その後タマモは横島が戦ってきた数々の場面を見た。
香港でのメドーサとの戦い、妖刀八房を操る犬飼ポチとの戦い
文珠を会得した修行、月でのメドーサとの戦いなどといった
戦いの場面だった。

そして、数々の戦いの場面の後に映し出されたのは一人の
女魔族との出会いだった。
女魔族の名はルシオラ、はじめは横島が捕虜ということもありこれという
程のことはなかった。しかし、ある場面で新たな変化が生じた。
それはルシオラとの夕日が沈むのを見ている場面だった。
敵であったはずなのに明らかに好意をもたれている
そんな場面が後も続いた。

が、幸せに見える場面はそう長く続かなかった・・・

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