ザ・グレート・展開予測ショー

小話


投稿者名:桜華
投稿日時:(03/ 4/29)


 横島忠夫は文珠について考えていた。その、自身の持つもっとも強力な能力について。

 ヒャクメいわく、文珠とは『力の流れを完全にコントロール』出来る代物らしい。

 言われれば、なるほどと実感できる。

 『爆』、『炎』、『雷』。込められたキーワードに従い、多種多様な現象を文珠は引き起こす。

 現象と直接的には結びつかない文字でも、それは可能だ。味方を『護』り、敵の能力を『模』し、相手に『恋』をさせる。

 なるほど、万能だ。

 ならばと、横島は考える。

 例えば、こんなことも可能なのだろうか。

 自身の仮説を証明するために、横島は実験することにした。




























「うわははは! 西条、覚悟―――――――――!!」

「うわあ!?」

 西条に文珠を投げつける横島。

 文珠が発動し、その光が収まったとき、






































「なあぁぁぁぁぁぁんじゃこれはぁぁぁああぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁあぁ!?!?!?!?!?!?!?」

 西条は、ものの見事に『禿』げていた。











「実験成功(ニヤリ)」

 砂と化した西条(禿)を目に、横島は悪魔の笑みを浮かべていた。

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