ザ・グレート・展開予測ショー

ある妙神山の一日


投稿者名:NGK
投稿日時:(03/ 4/22)

<ある朝の光景>

妙神山の朝は早い。

AM5:30

「う〜ん・・・ほっ!今日もいい一日でありますように・・・」
小竜姫はそう言うと着替えを始めた。

AM6:00

「ほら、パピリオ、起きなさい!今日はいい朝よ!」
「ん〜・・・・・・まだ6:00でちゅよ・・・」
「これも修行ですっ!さ、早く起きなさい!」
「う〜ん・・・」

AM6:30

―――イチ、ニ、サン、シ  ゴ、ロク、シチ、ハチ・・・・
「ほら、如何したの?手を思いっきり伸ばして!」
「う〜・・・眠いでちゅ・・・」
パピリオはゴシゴシと瞼をこすった。
だって眠いし。
「ババくさ・・・」
ぼそっ と呟く。
目の前に一人。
相手不特定。



<ある昼の光景>

PM:2:10

「よし・・・始め!」
斉天大聖の合図で実技演習が始まる。
構えに隙が無い小竜姫と構えなしのパピリオ。
「コラ!パピリオ!真面目にしなさい!!」
「え〜・・・めんどくさいでちゅよ」
「ったく・・・そちらがその気なら・・・」
ビュン
『超加速』と呼ばれる小竜姫の技だ。
「一撃で!」
終る・・・はずだった。
キンッ
「・・・・・・」
「どうでちゅか?」
全くダメージを受けていないという事はないが・・・。
「えい!」
パピリオの無造作に振るった拳は小竜姫をぶっ飛ばす。
「これで・・・終わりでちゅ。さ、おやつおやつ♪」
棚に昨日残していたセンベイを食べにいこうとする。
完全に隙だらけ。
注意も向いてない。
「せいっ!!」
「あう・・・」
「よし!」
「・・・たしかにまだ『勝負あり!』の宣言はしておらんが・・・・・・最近、お主、美神令子に似てきたのぅ・・・」
小声で老師は呟いた。



<ある夜の光景>

PM6:00

「こらっ!大人しくしなさい!」
「あ〜ん・・・目に!目に!目に〜〜〜!!」
「だから大人しくって・・・もう!」

「・・・・・・小さい(ぼそっ)」
「・・・パピリオは明日も早起き・・・っと(メモメモ)」
「え〜〜〜?なんででちゅか〜〜〜?」




明かりを点けたまま すやすや と眠っているパピリオを見て、小竜姫は微笑んだ。
「おやすみ」

パチ




PM9:00

消灯






―――おしまい。

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