ザ・グレート・展開予測ショー

#ルシオラ救済SS!『最強列伝編』


投稿者名:黒犬
投稿日時:(03/ 4/16)

あんてな企画『ルシオラを救え!!ショートショート百連発(笑)』

『よいこは読んじゃダメだぞ♪編』(おひ!




「ヨコシマ、ヨコシマ、しっかりして!」

 ベスパの攻撃を受けて意識を失った横島に、必死になって呼びかけるルシオラ。

「細胞が死にかけている……ベスパの妖毒が回りかけているんだわ!?」

 横島の頭を、自分の胸に抱えこむ。

「感じる! ヨコシマの霊体が……霊基構造が壊れかけている! 目をあけて、ヨコシマ! 霊力を上げるのよ! 霊力がなくなったら生命も消えちゃう!」

 …………霊力?

 ルシオラの脳裏に、ふとある考えが掠める。

「死なせない、どんなことをしてもよ……」

 彼女は立ち上がると、決意と覚悟の眼差しを愛する男に向け――
































 ――おもむろに、服を脱ぎ始めた。

 パサリ……。


































−−−−《以下検閲削除》−−−−



































「デコピン!」
「オゥッ!?」

 強烈なデコピンを食らって吹っ飛ぶアシュタロス。
 水平方向にベクトルを与えられたその身体は、次々にビル群を突き破って直進し、渋谷のハチ公像の台座に突き刺さって漸く止まった。

 ――じゃり。

 どうやって追いついて来たものか、そんなアシュタロスの前に立ちはだかる横島。

「年貢の納め時のようやなぁ、あ〜ん?」
「ま、待て!? ちょっと待て!? いったい何だ!? 何なんだ、その最高指導者に匹敵してしまいそーな、デタラメなパワーは!? 余りにも理不尽ぢゃないか!? 私は断固抗議するぞ!?」

 それはアナタもです、アシュ君。

「ふん。いいだろう、教えてやる。この力は…………」
































「愛のパワーだ(きっぱり)」






























 ……言い切りやがりましたよ、この男。

 停止した脳の片隅で、アシュタロスは感じていた。

 あぁ、世界は崩壊したのだと。夢は花と散ったのだと。事態はもうなんかこうなんともいえないアレがイイ感じでオーバードライブ。

 要するに、もう手遅れなのだ。

 何が手遅れなのかは分からないが、とにかく漠然とアシュタロスはそう思った。

 あぁ、世の中ってのは理不尽で成り立ってるんだなぁ…。

「……さて、そろそろ」

 近づいてくる横島を、アシュタロスは水揚げ後の死んだ魚のような濁った瞳で見上げ、、力なく笑った。
 どうしようもない時って、つい笑っちゃうよね、うんうん。





「デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!デコピン!」

「オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?オゥッ!?」





 ――アシュタロス、人界の土に還る。



















「ふわーっはっはっは!! 貧弱ッ!! 貧弱ゥゥッ!!」

 ――ちゅどーん!!!

 横島のハリセンツッコミ一発で崩壊していく究極の魔体の姿を、集まったGSの勇士達がぼーぜんと見つめていた。
 その中には、蟲娘三姉妹の姿もある。

 後ろの方で「アタシ……主役なのに…主役なのにぃ……」と、泣きながら膝を抱えている某女史の事はこの際、放っといて。

「よ、横島さん……いったい何が…?」

 誰かの漏らした呟きを背中で聞きながら、ルシオラはあの言葉をもう一度思い出していた。



 ――『俺の煩悩パワーを信じなさいっ!! 自慢じゃねーけど、俺のスケベは筋金入りたぜっ!!』――



(信じて正解だったみたいだけど………ちょっぴりサービスしすぎちゃったカナ? てへ♪)


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